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異世界思春期男子は基本的に恵まれた性活環境

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この町は一応、キサナ国に属しているが隣の国であるカスナ国とほんの目と鼻の先で、国境地帯と言ってもよい町だった。

だから、この町周辺には移民が多く通行し、その移民たちを狙って山賊や盗賊が現れ、決して少なくない人々が巻き込まれ、暴力を振るわれ、凌辱され、殺されることもあった。

まさに、今回の盗賊襲撃事件も典型的な事件だ。

我がジュリアス・バーンスタイン侯爵視察討伐隊はこの町に約1週間から10日間は滞在し、町周辺の空家事情を視察したり、性病が最近また蔓延していると言う大衆風呂屋を抜き打ち検査したり、疫病の流行り状況などを監査したりと、意外にやることは多いようだ。

しかし、やはりと言うべきか、実際に作業しているのは若い娘達、所謂、衛生班であり、男達、騎士兵団はあくまでも護衛として、メインは女性でサブは男性と言うなんだか情けない状況であった。

なのに、何故か今の処、男性の方が女性に対して威張っていて、夜のエッチでの男が偉そうにマグロ状態のように、女性は男性に対し常日頃から立てていて、夜の性生活でさえも女性に立ててもらって勃起させてもらって、エッチを楽しむのでは無く、あくまでも繁栄の為の生殖行為との思想が一般の人々を支配しているようだった。

ある意味、余り学の無い田舎の農民達や、貧民たち、犯罪者達の方が、エッチを男達は刹那的せつなてきな快楽の追求と、後は自分ら底辺の者達が平民や貴族達への日頃の鬱憤うっぷんや逆恨み的に単純にいじめの構造として、無法者の男達が平民や貴族の女子供を虐待、凌辱、強姦し、その泣き叫ぶ様を見て悦に入ると言う、この辺は俺の世界の出来事と変わらないか。

なんにしても、この異世界では、平民以上である程度の学識なのか程度をわきまえている男達は女性とのエッチに消極的で、それなのに、女性達には誰もが優しくて淫らなソープ嬢みたいになって頂き、それでいて、男性自体ではピストン運動することも、どうやら怪しそうだった。

と言うことは、女性が男性のチンポを手コキなりフェラチオで勃起させ、その後に基本的に仰向けで寝ているマグロ男性達に跨り勃起させたチンポを手で膣穴に誘って挿入開始し、あくまでも女性が騎乗位で腰を動かして、マグロ男のチンポを射精に導くと言う、まるで毎回「マダムの童貞狩りコレクション、貴方は動かなくても大丈夫!」AV作品真っ青の世界がこの世界を覆っているんですね。

異世界の若い男達は思春期バカ野郎になって毎晩センズリしたりしごいたり、衛生班の娘達を夜這よばいすることは無い?と言うより、彼らは恵まれ過ぎた環境かな。

毎日、浴場や彼らの寮内で衛生班の尼さん娘達が来てエッチなマッサージをしてもらっているんだから、ある意味、タマ袋に精子が満タンになる時間も無いのかもしれないな。

これって、前の世界での男子高校内で男子の数以上の若い女性の保健の先生や女教師達に毎日射精管理されていると言う、ハーレム?

ある意味、性欲が減退し、やがてはエッチや女性が特別では無くなるのかもね。

ましてや、女性をイカせる喜び、とか、一緒にイク体感も少ない、無いのかもしれない。

前の世界でリア充では全く無かった、元イケてない中年オッサン(元俺)にとっては、パラダイス&白人美女ばかりのハーレムな世界だと思う反面、これが小さい頃から当たり前の世の中だと、女の身体やオマンコやエッチに過剰な期待や興味は抱かなくなるのかな、なんて考えながら朝の紅茶タイムから朝食も一緒に、とジュリアス・バーンスタイン侯爵と今でも同行しながら、そんな事を追想していた。

だが、よくよく彼らの話しを聞いていると、昔からこうでは無かったみたいで、やっぱり10年前の革命から現在の世界と思想に変わったようだ。

じゃあ具体的に、どのように、どのタイミングで、に対しては、当時の当事者でもあったジュリアス・バーンスタイン侯爵も、もはや記憶があやふやとなっていた。

これはペトル・クランスキー子爵に聞いても、10年以上前の事柄になると妙に記憶があやふやになり、個人的に感じたのは10年前の革命よりも、この地とこの地帯の小国を統治していると言う大国ザギアナにこそ、問題の鍵があるのでは、と思ったのだが、この辺のことは迂闊うかつに、もうそろそろ信用していい筈のジュリアス・バーンスタイン侯爵にもおいそれと話すことや聞くことを躊躇ってしまった。

俺が積極的にこの異世界に関与するってのは、やっぱり悪いことではないのか?

と、尻ごみする自分がいたりするが、ま、考えたら俺だけじゃ無くて、もう一人の「外人」であるシャルル嬢もいるのだから、彼女と分担なのか、相談し合えばいいじゃん、と楽観的に物事を考えようとした。
なんでもかんでも一人で抱えるのは、って、誰もそこまで俺に期待はしていないか。

と言うことで、俺の進言を採用してくれたのか、ジュリアス・バーンスタイン侯爵は騎士兵団にクロスボウの訓練をさせ、携帯させ、また、この前の盗賊らとの鎮圧の為に、今更ながら盾を常備し、国境地帯の空家や、彼らがそう呼んでいる「魔法の森」周辺まで視察討伐の範囲を広げていた。

俺はと言えば、相変わらずジュリアスかペトルのどちらか、または監視兵とシャルル嬢、今ではマルラかエルザのどちらかしか、日中からのくっ付きイチャラヴをしている具合で、二人とも、この町の風呂屋とか風呂屋内で共同経営されている娼婦館での連日の性病検査や、最近では人糞を道路等で捨てない、撒かない啓蒙運動まで精力的に行っていた。

なんにしても、その小さい一歩が疫病や黒死病、流行り病を減らすことが出来るのでは、と淡い期待を抱いていましたね、オッサンは。

そう言えば、最近、気付いたのだが、この異世界では、音楽と言ってイイのか、歌?歌っている人を見たことも無いし、聴いたこともなかった。

だから、異世界と同じような俺がいた世界の中世ヨーロッパでの舞踏会や市民達のお祭りでの踊りを、この異世界に来て一回も見たことが無かった。

不思議な光景を先程観たのは、あれは盗賊討伐夜の俺の初人殺しで、
異常に気持ちが昂(たかぶ)って、女の軟肌で、女の濡れた膣穴粘膜で癒してもらわないと、
俺の195cmの体躯(たいく)が抑えられない!
と言った、思春期爆発10秒前の嵐の激ピストンをマルラが喰らって午前中までイキ過ぎ快楽失神と大股開きで膣穴白濁汁垂れ流し状態から、
復活して、俺を見付けて嬉しかったのか、上機嫌でスキップ感覚で鼻歌みたいなメロディーを口(くち)遊(ずさ)んだときに、周りが一瞬ザワついて、その雰囲気に一瞬でマルラの鼻歌は止まり、
後は少しかしこまった表情で小走りに近付いて来たので、
俺はその時はその件に対しはスルーして、マルラのお尻を掴んだ位で、って、日本だったら、完全にセクハラだけど、ま、マルラは駄目よ~とか言いながら喜んだ笑顔で答えながら、直ぐに自分の衛生班に向かったみたいだけど、その雰囲気をシャルル嬢もしっかりと見ていたようで、俺に大きな声では

「ムートは相変わらず変態だ」

とか、相変わらず精力絶倫だね~とか言いながらも、小声で

「今の見た!」

と言って、俺に確認するような目でサインを送って来たので、俺も

「分かっている」

と言葉こそ出さなかったが、シャルル嬢に目で意思表示した。
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