生産チートの流され魔王ののんびり流されライフ

おげんや豆腐

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五章 そしてまったりと

夕方のアイスパニック

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朝にアイデンさんから貰ったお菓子、ブラウニー、マフィン、ペイストリー、………名前王様から聞いたけどマフィン以外食べたこと無い………。

王様が鼻息荒く僕のゲームでやってたことを根掘り葉掘りけど大変美味しゅうございました。

いや、あの、王様のキラキラとした無垢な目がかなりその………うざかった、てへ。

良いじゃん別に半分体凍りながらてくてくと世界の果て歩いたり魔界に落っこちて拾われたり天界行ったら危うく討伐されかけたとか、特に面白くないでしょーに!



それにしても、アイデンさん。


初対面の時もそうだけどあの人の持ってきたお菓子ってわざわざ買いに行ってるのかね?


ありがたいけどあの人自らがお店に行ってると思うと…………ちょっと笑える。

甘いものもいいけどたまには醤油せんべいとかしょっぱいものが欲しくなる。

いやいっそミディアムなステーキに思いっきり食らいつきたい。

丁度今夕飯時だし今日はガッツリした物にしてもらおうかな。


あぁ、でも。


「ちょっと眠くなってきちゃったなぁ………」

「こらこら、まだ寝る時間には早いぞ、もう少しで仕事終えたアルギス達がここに突撃してくるからな?」

ソファーに置かれたクッションを集め始めた僕を、仕事を終えて近くに来た王様に取り上げられる……。


全くと言っていいほど疲れていないけど何故か眠い………。


「え~」

突撃ってなにそれ。

あぁ眠い、天国の誰かが呼んでいる気がする……。


「目を閉じようとするんじゃない……アイデンだってお前との夕食すごい楽しみにしてるんだぞ ?」

やーんクッション取り上げないでよ………。


「不死人の活動時間って他の種族より結構短いんだよ王様………」

「しょうもない嘘をつくんじゃない、昨日眠れないと言って夜明けまでごろごろしてたって事をアルギスから聞いているんだからな」

「なんてこと………」

ほっぺたつねるな、これふにふにするんじゃないの。

「それに加えて昼飯ここで食ってたから食堂で待機してたあの二人多分まとめてくるぞ」 

「なんてこと………」

アイデンさんはともかく追加でアルさんまでくるだと………。


「あいつらの機嫌のためにも頼むから寝るな」

「なんてこと……」

「返事をめんどくさがるな馬鹿者」

しかもご機嫌斜め………でも眠いしなぁ………。



「えぇ~、ならあの人たちが来たら起こしてよ………」

だからクッションを返しとくれ。

ほらため息ついてないで、プリーズ!


「寝ることしか考えてないな全く………まぁ、それならいいだろう」

「あざーす」 

それじゃ遠慮なく、おやすみなさ。


体をリラックスさせ、眠りの海に落ちようとしたその矢先、扉が悲鳴をあげる音が部屋に響く。


「待たせたなラグ!! さぁ飯食いに行こ……ん? 」

うえぇ? アルさん? ドアがバキ言ったよいま。


まあいいや目を閉じて……。


「あぁ? なんだラグ寝てんのかぁ? ほれ起きろ、起きろ~」

ぐおぉ、体を揺らすなぁ…………!


「何をやっているんだお前は……、ラグーンが怪我でもしたらどうしてくれる」 

ん? 今のはアイデンさんの声。


「ここは優しく、ソフトに、どこまでも愛し、どこまでも丁寧に目覚めのキスをしなければ愛しては貰えないぞ」

なんか雲行きが怪しくなってきたぞ…………。


「そんなガラス細工じゃねえんだからんなことしても気持ち悪いってへそ曲げるだけだぜ? 」

確かにそんな目上の人に向けての態度とか僕嫌だしあながち間違いじゃあないね。


「だからここは多少大雑把でもいいんだよ」

大雑把過ぎるのも嫌だね………。


「それが嫁に来てもらう側の態度か! そこに立てアルギス!! 」

なになにアイデンさん怒ってる?


「あぁ? 今から飯だってのに何言ってんだお前」

「飯だろうが何だろうが関係ないっ、お前の感性を今ここで叩き直してやろう!、イウァン! 手伝え!」

アイデンさんが熱血漢に見えるわ……… 。


「いやそいつのの言う通りもう飯時だぞ?それにお前もラグーンと食事したいと言ってたじゃあないか」

王様が仲裁してくれてるけど………。


あの…………僕いつ目をあければいいのだろう………。

タイミング逃したぞ……。


「後々ラグーンがこいつに振り回されて困る事になる用なら俺は喜んで我慢しよう! 」

男前だこの人………。


「だがその代わりに迷惑料として一週間ラグーンを俺の部屋で暮らすようにさせる! 」

うん………?


「何ふざけたこと言ってんだてめえ!」

その点だけはアルさん頑張れ、応援する。


「ラグは俺以外と寝たことねえんだぞ! おめえみたいな奴ラグが耐えれる訳がねえだろうが」

応援したの間違いだった。

それにマンボウかなにかかよ僕………。


「何を言ってるんだお前達は………」

まともな人が王様だけってどう言うことなの………。

てかいい加減目閉じてるの限界になってきたしうるさくて目覚めちったし。


うん、なんかムカムカしてきた(´・ω・`)、


「だったらせめて昼間だけでもラグーンを貸してくれ! 」

「あぁ!? できねえなあそりゃあ」

「一日五時間、いや三時間で頼む! 」

「はぁ~?、誠意が足りねえなぁ?」

「くっ………ならば俺の秘蔵のワインを……」

プチッ。





「〝なぁにが誠意が足りねえなぁだよあんたたち…………」

オークションはじめてんじゃないよごるあぁあ……。

僕は、眠いん、だよぉおお!!


「おおやっと起きたかラ「【アイスショット】」うお!?」

笑顔で固まったアルさんの後ろには壁に突き刺さる氷の槍……。


アルさんがなんか言おうとしてるがんなもん知らん、人差し指に作った氷の固まりをアルさんに打ち込むだけだ。


さりげなく二発目を発射してみるが今度は片手で難なく受け止められたのもなんかしゃくだねえ。


「なっ、どうしたラグ!」

「どうしたもこうしたも無いでしょう……人のこと出汁にして言いたい放題ぴーちくぱーちくあぁ、もう!!頭きた!!、凍えるがいい!【アイスパニックI!! 】」

驚いている二人を無視し指を鳴らすと、僕の周りに幾つもの氷の塊が出現する。


そしてアイデンさんとアルさんを指差すとその氷全てが二人目掛け飛んでいく。


「もしかして起きてたのかお前!?」

えぇ、起きてましたよ、でもここは誤魔化そうか。

「寝ててもあんな大声で話してりゃ嫌でも聞こえますよーだ………けっ!」

どんどん飛ばそう、一発くらいヒットしたい、避けるな、顔から逝け、砕くなら手じゃなくて顔で求むさぁ、氷とキスして! プリーズ!


「ラグーンがグレたぞおい!」

「なんでだよ! うおあぶね! 」

「どうもこうも100%お前らが原因だぞ……それにラグーン、俺は腹が減ったんだが………」


「ちょっと待っててね王様、今この人達に塩酸でもかけるから………!!」

全弾当たらないってどういうことだよ、固体がだめならもう液体気体で、


「薬品はやめい! やるならせめて外で、俺の部屋で暴れるなアンポンタンどもが! 」

あ、はい。







因みに、その面々が食事に入るのは僕の魔力が尽きた約三十分後だったとか。




「あぁもう、壁がボロボロ…………まぁいいや」

ミネルスになんて言われるか……、ラグーンご乱心と外野から眺めながらイウァンは諦めたようにため息をついたとさ………。









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