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五章 そしてまったりと
のんぴりと次の日
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【アイスボール】【氷操作】そーれぐーるぐる~
「あーもう………どうしようかねぇ」
昨日と変わらない王様の部屋、壁に修理跡があるけどワタシそれシリマセン!
ソファーに寝転び、僕は今日ものんびりと過ごす。
うーん………どうしましょう。
「………氷プカプカ浮かべてなにを悩んでいるんだ? 」
暇潰しにと氷でボール作って遊んでいると、気になったのか王様が仕事の手を止め聞かれる。
「え~………? なにって昨日アルさんたち二人にこれ飛ばしたじゃない?」
「………全部外した挙げ句部屋に幾つも穴開けてくれたな」
やだ王様の笑顔が怖い。
「…………そうそう、アルさんは避けるは素手で粉砕するはアイデンさんに至っては叩き落とす始末だったからねぇ……だから暇潰しがてら氷に改善を入れようかなと思ってね」
「……改善?」
「僕が投げた氷って一応尖ってるとはいえ殺傷力が低かったからここはハリネズミみたいにとげをつけてみたらどうかなとか」
トゲトゲボールだね。
「ふむ………殺傷力という点を重視するのであれば、針の数は少な目で長く鋭利にすると良い、もし毒物を中に入れることができれば逆に細かくして敵の体の中に埋め込むと言うのも一つの手だな……てなにアドバイスしているんだ俺は………、戦略を考える上ならば良いが……今のところとはいえ平和なこの国の昼間に考えることじゃないぞ」
「いやねぇ(ゲーム始めてから)暇なときはこう考えるのが板についちゃってるからな~」
王様の言葉はごもっとも、そして僕と話してる傍らちゃんと書類になんか書いてるし凄い……けど。
このゲーム軽い気持ちで始めてあらびっくり。
国同士のいざこざイベントはあるわ野外に家建ててなんも対策せずに放置してると泥棒に入られるわ、その流れで盗賊はいるわ難民いるわで、もっとほのぼのとしたゲームを想像してたのに実際は戦略重視の頭使う殺伐しいゲームじゃあないか。
農業育成RPGだと思って始めたんだけどねぇ……、
「………昔はどんなことしてたんだ? 」
少しため息をついて考えているとやけに真面目な顔で聞いてきた……なに想像してるんだろね。
「どんなこと? 」
「昨日聞いた奇想天外な話の他にもあるんだろ? 冒険談」
「まぁあることはあるけど……今みたいにまったりとはしてなかったかな~……」
一日中採集楽しんだり武器作ったり薬調合したりお金足りなくなればギルドで依頼受けて稼いだり。
「まぁ便利な能力のせいで色々追われたりもし「ラグ~飯食おうぜ~」」
僕が頭で思ったことを言おうとすると、ガチャリとノックもなく部屋の扉が開いた、そして大きなバスケット片手に現れたのはご機嫌顔のアルさん。
そういえばと時計を見ればもう12時を回っている……お昼か……。
「お疲れ様アルさん」
「おう! 」
どかりと僕の隣に座ったアルさんは僕をじっと見つめる。
「……なに」
真顔で見つめられたら居心地悪いよアルさん……。
「………抱きてぇ」
「やだ」
「即答かよ」
「悪いけどある程度察しはつくよ? 抱きたいってあれでしょ? 夜の営み」
「おう、セックスだセックス」
「人が濁して言ったのをぶち壊さないで貰える? 」
「しゃあねえだろ俺だって男だ、溜まるもんは溜まる」
「………夜のことについてはお前らの部屋でやってくれるか? ここ、俺の部屋」
……………………穴があったら入りたいわ~。
※※※
「それなに入ってるの? 」
にこにことしてるアルさんの手にはアルさんの大きな体にはちっちゃく見えるバスケット。
……なんか隙間から湯気でてない?。
サンドイッチは湯気出さないよね? なに入ってるの?
部屋の中がなんか焼いた肉の良い匂いに……なにいれたの??
「今日は厨房のおやじに頼んだ奴を持ってきたぞー」
うん、やっぱり入ってたか……大好きな肉とあってアルさんいい笑顔。
「他は何が入ってるんだ? 」
「他?」
椅子から立ち上がった王様がストレッチをやりながらアルさんに尋ねる。
するとアルさんは小首を傾げた。
「ほら、サラダとかパンとかあるだろう?」
「ステーキだけだぞ?」
…………なんだって?
「………肉だけか? 」
肉だけ? オンリー?。
「おう 十分だろ? 」
「……はぁ」
あぁうん、王様の気持ち、手に取るようにわかる、うん。
人間は雑食なんだよ………まぁ僕人間じゃあないけど……。
「なんだよ」
口を尖らせるアルさんに王様は前のソファーに座りながら呆れたようにため息をついた。
「……肉だけで満足するのはお前だけの話だろうがあほたれ」
「あぁ? 誰があほだゴラ」
「………話をしてるところ悪いが失礼するぞ………予想通りここにいたなアルギス」
王様が呆れアルさんが額に青筋を立てていると、空いているドアからひょっこりと顔をだしたのは微妙な顔をしているアイデンさん。
その手には大きめのバスケット………ん?
にこやかに入ってきたアルさんとは違いアイデンさんは入ってくるとぎろりとアルさんを見た。
「こんな時になんだよアイデン、説教ならさっき散々受けたろうが」
なに説教されてんのこの人………。
「お前に言いたい事を全部言うとなると一日じゃ足りんから今は言わん、そんなことよりアルギス、お前肉が入ったバスケットだけ持っていっただろう、ほら、忘れ物だ」
そう言ってアイデンさんは持っていたバスケットをテーブルの上に置いた。
置かれたバスケットを見たアルさんは頭をポリポリとかいた。
「そんなもんあったかぁ? 」
「お前がステーキを作れ作れと料理人達を急かしたせいで間に合っていなかっただけだ、お前が食堂出てったすぐ後に残りの物ができたそうだぞ」
なにやってんのアルさん。
「そうか、わりいわりい」
「悪いと思うならラグの隣の席を俺に寄越せ」
ん?
「断る」
ん?
にやりと笑ったアルさんは僕の首に腕を回して引き寄せたと思ったらぎゅむりと抱き締められる。
前みたいに息苦しくならないよう配慮されているから今回は黙っておこう、うん、断じて面倒くさがってはいない。
「俺とラグとの間にお前が入る隙間なんてねえんだよ」
そんなこの世の終わりみたいな顔をしないでよアイデンさん、割りと隙間は空いてるよ、そして勝ち誇った顔をするなアルさんよ。
「………阿呆なことやってないで飯食うぞお前ら」
うぇい。
※※※
「あぁそうだラグーン丁度アルギス達もいるしさっきの話をしてもらっても良いか」
ん?。
「#ふぁっきほははひ?」
「口の中の物食べてから喋ろうな」
はーい、
「んぐっ、む?もぐもぐもぐもぐ」
食べごたえ良すぎだよこのステーキ、美味しいけど中々飲み込めない。
「思ったより飲み込めなかったようだな……ほう」
何故満面の笑みになってるのアイデンさん、こら頬を赤くしない。
「可愛い」
直球にきたなアルさん。
「そうだな」
同意しないで。
「色惚けしてんなお前ら、無理して飲み込まなくてもゆっくり食べればいいからな?」
「んぐ、、ごく、……ふぅ、喉に詰まる所だった」
口に詰めすぎたわ………。
「ほらラグーン、水だ」
アイデンさんからコップを受けとると中の水をごくごくと飲み干す。
「ふぅ、ありがとうアイデンさん、でなんだっけ?、鳥のステーキ美味しゅうございましたって話?」
肉だけだと脂っこいと思ってたけど案外さっぱりとした味付けで僕の好みの味。
「それは厨房の奴等に言ってやれ、そうじゃなくてラグーンが昔どんなことをしてたかについてだ」
「あぁそうだったね、でもそれアルさん達つまんなくない?」
「大いに気になる」
「嫁の昔話に興味ねえ夫なんていねえぞ?」
ありゃそう?。
「じゃあ話すけど王様が望むような話は出来ないと思うな」
つまらんよほんとに。
「それでも全然構わない……話してくれ」
そんな食いぎみに聞かれたら、仕方ないか……。
「じゃあ、さっきなに言おうとしたか忘れたから僕が魔王になったときの話でもしようかな」
のんびりとしたアルさん達の空気がちょっと変わるのを感じながら、僕は内容を考える。
さて、どう話そうか……。
「あーもう………どうしようかねぇ」
昨日と変わらない王様の部屋、壁に修理跡があるけどワタシそれシリマセン!
ソファーに寝転び、僕は今日ものんびりと過ごす。
うーん………どうしましょう。
「………氷プカプカ浮かべてなにを悩んでいるんだ? 」
暇潰しにと氷でボール作って遊んでいると、気になったのか王様が仕事の手を止め聞かれる。
「え~………? なにって昨日アルさんたち二人にこれ飛ばしたじゃない?」
「………全部外した挙げ句部屋に幾つも穴開けてくれたな」
やだ王様の笑顔が怖い。
「…………そうそう、アルさんは避けるは素手で粉砕するはアイデンさんに至っては叩き落とす始末だったからねぇ……だから暇潰しがてら氷に改善を入れようかなと思ってね」
「……改善?」
「僕が投げた氷って一応尖ってるとはいえ殺傷力が低かったからここはハリネズミみたいにとげをつけてみたらどうかなとか」
トゲトゲボールだね。
「ふむ………殺傷力という点を重視するのであれば、針の数は少な目で長く鋭利にすると良い、もし毒物を中に入れることができれば逆に細かくして敵の体の中に埋め込むと言うのも一つの手だな……てなにアドバイスしているんだ俺は………、戦略を考える上ならば良いが……今のところとはいえ平和なこの国の昼間に考えることじゃないぞ」
「いやねぇ(ゲーム始めてから)暇なときはこう考えるのが板についちゃってるからな~」
王様の言葉はごもっとも、そして僕と話してる傍らちゃんと書類になんか書いてるし凄い……けど。
このゲーム軽い気持ちで始めてあらびっくり。
国同士のいざこざイベントはあるわ野外に家建ててなんも対策せずに放置してると泥棒に入られるわ、その流れで盗賊はいるわ難民いるわで、もっとほのぼのとしたゲームを想像してたのに実際は戦略重視の頭使う殺伐しいゲームじゃあないか。
農業育成RPGだと思って始めたんだけどねぇ……、
「………昔はどんなことしてたんだ? 」
少しため息をついて考えているとやけに真面目な顔で聞いてきた……なに想像してるんだろね。
「どんなこと? 」
「昨日聞いた奇想天外な話の他にもあるんだろ? 冒険談」
「まぁあることはあるけど……今みたいにまったりとはしてなかったかな~……」
一日中採集楽しんだり武器作ったり薬調合したりお金足りなくなればギルドで依頼受けて稼いだり。
「まぁ便利な能力のせいで色々追われたりもし「ラグ~飯食おうぜ~」」
僕が頭で思ったことを言おうとすると、ガチャリとノックもなく部屋の扉が開いた、そして大きなバスケット片手に現れたのはご機嫌顔のアルさん。
そういえばと時計を見ればもう12時を回っている……お昼か……。
「お疲れ様アルさん」
「おう! 」
どかりと僕の隣に座ったアルさんは僕をじっと見つめる。
「……なに」
真顔で見つめられたら居心地悪いよアルさん……。
「………抱きてぇ」
「やだ」
「即答かよ」
「悪いけどある程度察しはつくよ? 抱きたいってあれでしょ? 夜の営み」
「おう、セックスだセックス」
「人が濁して言ったのをぶち壊さないで貰える? 」
「しゃあねえだろ俺だって男だ、溜まるもんは溜まる」
「………夜のことについてはお前らの部屋でやってくれるか? ここ、俺の部屋」
……………………穴があったら入りたいわ~。
※※※
「それなに入ってるの? 」
にこにことしてるアルさんの手にはアルさんの大きな体にはちっちゃく見えるバスケット。
……なんか隙間から湯気でてない?。
サンドイッチは湯気出さないよね? なに入ってるの?
部屋の中がなんか焼いた肉の良い匂いに……なにいれたの??
「今日は厨房のおやじに頼んだ奴を持ってきたぞー」
うん、やっぱり入ってたか……大好きな肉とあってアルさんいい笑顔。
「他は何が入ってるんだ? 」
「他?」
椅子から立ち上がった王様がストレッチをやりながらアルさんに尋ねる。
するとアルさんは小首を傾げた。
「ほら、サラダとかパンとかあるだろう?」
「ステーキだけだぞ?」
…………なんだって?
「………肉だけか? 」
肉だけ? オンリー?。
「おう 十分だろ? 」
「……はぁ」
あぁうん、王様の気持ち、手に取るようにわかる、うん。
人間は雑食なんだよ………まぁ僕人間じゃあないけど……。
「なんだよ」
口を尖らせるアルさんに王様は前のソファーに座りながら呆れたようにため息をついた。
「……肉だけで満足するのはお前だけの話だろうがあほたれ」
「あぁ? 誰があほだゴラ」
「………話をしてるところ悪いが失礼するぞ………予想通りここにいたなアルギス」
王様が呆れアルさんが額に青筋を立てていると、空いているドアからひょっこりと顔をだしたのは微妙な顔をしているアイデンさん。
その手には大きめのバスケット………ん?
にこやかに入ってきたアルさんとは違いアイデンさんは入ってくるとぎろりとアルさんを見た。
「こんな時になんだよアイデン、説教ならさっき散々受けたろうが」
なに説教されてんのこの人………。
「お前に言いたい事を全部言うとなると一日じゃ足りんから今は言わん、そんなことよりアルギス、お前肉が入ったバスケットだけ持っていっただろう、ほら、忘れ物だ」
そう言ってアイデンさんは持っていたバスケットをテーブルの上に置いた。
置かれたバスケットを見たアルさんは頭をポリポリとかいた。
「そんなもんあったかぁ? 」
「お前がステーキを作れ作れと料理人達を急かしたせいで間に合っていなかっただけだ、お前が食堂出てったすぐ後に残りの物ができたそうだぞ」
なにやってんのアルさん。
「そうか、わりいわりい」
「悪いと思うならラグの隣の席を俺に寄越せ」
ん?
「断る」
ん?
にやりと笑ったアルさんは僕の首に腕を回して引き寄せたと思ったらぎゅむりと抱き締められる。
前みたいに息苦しくならないよう配慮されているから今回は黙っておこう、うん、断じて面倒くさがってはいない。
「俺とラグとの間にお前が入る隙間なんてねえんだよ」
そんなこの世の終わりみたいな顔をしないでよアイデンさん、割りと隙間は空いてるよ、そして勝ち誇った顔をするなアルさんよ。
「………阿呆なことやってないで飯食うぞお前ら」
うぇい。
※※※
「あぁそうだラグーン丁度アルギス達もいるしさっきの話をしてもらっても良いか」
ん?。
「#ふぁっきほははひ?」
「口の中の物食べてから喋ろうな」
はーい、
「んぐっ、む?もぐもぐもぐもぐ」
食べごたえ良すぎだよこのステーキ、美味しいけど中々飲み込めない。
「思ったより飲み込めなかったようだな……ほう」
何故満面の笑みになってるのアイデンさん、こら頬を赤くしない。
「可愛い」
直球にきたなアルさん。
「そうだな」
同意しないで。
「色惚けしてんなお前ら、無理して飲み込まなくてもゆっくり食べればいいからな?」
「んぐ、、ごく、……ふぅ、喉に詰まる所だった」
口に詰めすぎたわ………。
「ほらラグーン、水だ」
アイデンさんからコップを受けとると中の水をごくごくと飲み干す。
「ふぅ、ありがとうアイデンさん、でなんだっけ?、鳥のステーキ美味しゅうございましたって話?」
肉だけだと脂っこいと思ってたけど案外さっぱりとした味付けで僕の好みの味。
「それは厨房の奴等に言ってやれ、そうじゃなくてラグーンが昔どんなことをしてたかについてだ」
「あぁそうだったね、でもそれアルさん達つまんなくない?」
「大いに気になる」
「嫁の昔話に興味ねえ夫なんていねえぞ?」
ありゃそう?。
「じゃあ話すけど王様が望むような話は出来ないと思うな」
つまらんよほんとに。
「それでも全然構わない……話してくれ」
そんな食いぎみに聞かれたら、仕方ないか……。
「じゃあ、さっきなに言おうとしたか忘れたから僕が魔王になったときの話でもしようかな」
のんびりとしたアルさん達の空気がちょっと変わるのを感じながら、僕は内容を考える。
さて、どう話そうか……。
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