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試練・精霊契約編
第23話《タイムオペレート》
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何が………どうなった?
目をつむったアヤノンは、覚醒した意識の中で確認をとる。
地震の発生。
建物が揺らぐ。
天井が崩れ…………
鉄骨が。
そこで、まぶたをゆっくりと開いた。
「……………あれ?」
妙だった。どこも怪我すらしていない。それどころか、落ちてきたはずの鉄骨がない。
「こいつは…………いったい…………」
アヤノンは未だに下でうずくまった少女に取り敢えず寄り添った。肩を軽く揺らしてみる。
「おい…………もう地震は収まったぜ。余震が来る前に、はやくここから出よう」
だが少女からの反応が一切なかった。気絶でもしてるのか?
「おい起きろ…………おい! …………こりゃあ地震で気を失ってるな。そっちは大丈夫かマリナー――」
そこでアヤノンの口が止まった。
目の前のマリナーラは、顔を見上げ、驚いた表情と体勢のまま、体が硬直していたのだ。まるで動かず、石のようにそこにいる。
「…………マリナーラ?」
「……………………」
やはり返事はない。
「まさか…………!?」
すぐさま少女にきびすを返し、体を力強く押してみた。するとその形態を保ちつつ、ゴロンと倒れた。目をつむり、耳をふさいだ少女の顔が露になる。
二人ともが同じ症状になっていたのだ。
「なんだよこれ…………どうなってる?」
呆然としていると、誰もいないはずの二階から―――
「うん、これは“タイムオペレート”と言うんだよ」
声が―――まさかカモメ男か!?
………いや、その可能性はなかった。声がそもそも女性だし、さらには聞き覚えのある声だった。
コンクリート状の建築の二階は、部屋割りもない、だたッ広いところだ。亀裂入りのガラスから光が漏れて明るいなか、影が奥から、足音を立ててこちらにやって来る。
アヤノンはその誰かに投げかけた。
「………なんだ、その“タイムオペレート”っつーのは」
「うん、まぁ仕組みはちょっと面倒なんだけどね」
影は答えた。
「うん、簡単に言えば、あなたたち一般市民には認知されていない力の一種………とでも言おうかな」
「………あんた、誰だ」
「うん? もしかしてもう忘れたのかな?」
影は段々と大きくなり、やがて光に―――照らされた。
「あ…………あんた!?」
「うん、少し前に前に会ったばかりだよね」
「私だよ、“自称”精霊研究家、フレーベだよ」
フレーベはそう答えた。
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「フレーベ………あんた………」
アヤノンは信じられんとばかりに口を開く。
「あんた…………なんでここに居るんだよ。ここはどういう所か知ってんのか!? ここは―――」
「うん、人身売買の取り引き場…………でしょ?」
フレーベは微笑みながら、そう答えた。さらにアヤノンは当惑する。
「はっ…………?」
「うん、だーかーら、知ってるよ? ここで行われるはずだったことも、まとめて全部、ね」
「………いや、それはおかしい。いや………え、なんで………」
「うーん、まだ理解が追い付かないかな?」
フレーベは楽しげな顔で、トクトクと小さく歩き始めた。
「じゃーあ、質問です! 私は一体何者でしょうか?」
「それは………“自称”精霊研究家、だろ?」
「せいかーい! うん、それじゃあ、第2問」
フレーベは立ち止まり、アヤノンの足元を指差した。
「そこの人身売買されかけた少女の正体は?」
「…………は、なにそれ?」
アヤノンはつられて石のように固まった少女を見た。恐怖で怯えた顔がまるで型どったように、リアルに保存されていた。
フレーベは言う。
「うん、その子はね、実はとっても珍しくて、とっても貴重な存在なんだ。それこそ、その事がモール都市の政府に知れたら、あらゆる権力で我が物にするくらいのね」
「政府がわざわざ権力濫用するくらいの………か? この子が?」
「うん、そうだよ。だって本当はあり得ない存在なんだから」
「あり得ない存在…………?」
フレーベの瞳がキレイに反射する。その光を受けただけで、アヤノンは何故かゾクリとしてしまった。
「うん………だってその子はね、紛れもなく………」
「―――精霊、なんだから」
「………精霊、………」
「うん、君が探してた、あの精霊だよ?」
「…………は!? この子が!?」
「うんうん、そう。そこで固まってる、青髪の少女こそが、正真正銘の“精霊”なんだよ」
「精霊………この子が………」
アヤノンは再び視線を落とした。
空想の存在、精霊。
魔法力を得るため、校長から与えられた『精霊契約』の試練。
そう、アヤノンは本当は精霊探しが目的だったのだ。その目的地点に居る精霊が今目の前にいる………。
感動に浸りそうになったが、すぐに『問題点』が見つかった。
「いや………ちょっと待てよ。だったら、なんであんたはそんな事知ってるんだ?」
「うん?」
可愛らしく首をかしげられても、アヤノンは揺るがない。強めに問いただした。
「だってそうだろ? 精霊は、人間とは根本的に違うけど、外見や中身等は人間とまったく変わらない。だからぱっと見じゃ俺も分からなかった。………けど、あんたはそれを分かっていた!」
「……………」
「なんで、あんたはそんな重要なことを知ってる!」
「………うん、あのね、一つ言わせてもらうと、“分かってる”は違うのね」
「………どういう意味だ?」
空気の流れすら感じないこの異常空間の中で、フレーベはやはり微笑みを絶やさず、
「私はね………分かってたんじゃなくて………知ってたんだよ。その子を正体を。だって………」
そこで微笑みはようやく―――絶えた。
「私が買う予定だったんだもの。そこの精霊ちゃんは」
「………あんた、まさかこの子の人身売買の買い手だったのか!?」
「うん、その通り! やっと分かったみたいだね!」
なぜ………そんなにこいつは楽しそうなんだ?
アヤノンは理解に苦しんだ。理解したくもなかったが。
フレーベはだが、それでも表情は笑ってなかった。
「なんで………こんな犯罪を利用して、この子を!」
「だって欲しかっもん、精霊実験用モルモット」
「実験用………? あんた、この子になにするつもりだったんだ!」
「うんうん、ちょっとピリピリし過ぎだよ? そんなんだと折角の美人が台無しだぁ」
「いいからさっさと答えろ!」
不思議である。コンクリートの壁や天井は、アヤノンの声を反響させなかった。
「…………それは、教えられないなぁー。だって超極秘なんだからね。それ教えちゃうと、私クビになっちゃうから。けどー………私の上司がそうしろって言ってるからかなー」
「あんたの上司…………?」
「うん、つまりはお偉いさん。ずっとデスクワークばかりやって、私を駒として使ってる人たちだよ。ほんとムカつくよなぁ」
「へぇ。それで? その上司の目的ってなんだ?」
「さぁね、知らないよ。私は言われた通りの事をするだけ。ホントはこの主催者のカモメさんと、それこそ綿密な話し合いをしたんだけどねー」
カモメ………あの『カモメ男』のことだろう。
指名手配犯の『カモメ』は、人身売買の常習犯として警察からマークされている存在だ。
そういえば、彼はどこへ消えたのか?
フレーベはまだ語る。
「いやー、私がちょっと待ち合わせ時刻に遅れたせいで、まさかこんなことになってるなんてねー。これは上司からの説教間違いなしだね」
「…………あんた、これからこの子をどうするつもりだ。その様子だと、まだ諦めてないって感じだな」
「うん、当たり前じゃん。だって私はね、その子を買ったんだよ? ちゃんとお金も払ったし、買いましたよっていう証明書類も書いたんだから。だから、大人しく精霊を渡して欲しいなぁ~」
「イヤだ………って言ったら?」
「それはもう、あなたを殺してでも奪うかな」
その瞬間、アヤノンは相手からの激しい圧力を感じた。殺気………とでも言おうか、今まで受けたことのないオーラを、フレーベは放っていたのだ。アヤノンの首に一筋の汗が滴り落ちる。
「俺を殺す………ね。やれるもんならやってみろよ」
「うん………結構な強気だね。でもあなた………魔法力ないでしょ?」
「……っ! なんでそれを?」
「………辺りを見渡してごらん。もう気づいてると思うけど………」
「………この二人のことか。たしかに、何故か石みたいに動かなくなってる。これはあんたの仕業か?」
「うん、でもそれだけじゃないよ。上を見てみて」
上を見た刹那、アヤノンはポカンと口を開いた。
先ほど振ってきた鉄骨が、空中で停止しているのである。四方八方に広がったそれは、不規則なばらつきで広がっている。
アヤノンはフレーベに視点を戻した。
「これも………あんたが?」
「うん、そうだよー。私の力でね、時を止めたんだよ」
「時間を止める………!? 魔法でそんな事もできるのか!?」
しかしフレーベは「違う違う」と否定した。
「これは魔法じゃないよ。魔法ではない第2の力なんだよ」
「魔法………じゃない?」
「そう、魔法じゃない。魔法を遥かに凌駕する力を秘めた、まったく新しいものなんだよ」
フレーベは面倒っぽい顔つきで、
「“これ”はリード力を利用してその場の魔法力を操作し、時間を停止させる力を得ているの。けどあなたはその影響を受けなかった。つまりはあなた自身から魔法力を得られなかった、ということになるからね」
「へぇそうかい…………時間を止める力………か」
厄介な相手であるのは間違いない。いったいその“力”が何なのかは想像不可能だが、今この状況に立てるのは、どうやら自分だけらしいのは分かった。
「けど………あんたがそんな力を持っていたとしても、俺は引かないぜ」
「へえ? おもしろいヤツだなぁ」
敵は興味深そうにアヤノンを見つめる。
(落ち着け…………たとえ時を止める力だとしても、それだけじゃこの状況でヤツができることには限りがあるはず。なら刀を持ってるオレが有利だ―――!)
可憐に刀身を抜き取るその姿を敵に見せつけ、刀を力強く握った。煌めく刀身を引いて構え、床を蹴った。
福本アヤノンにとって、その走りは今までの最高スピードである。
刀をさらに引く。フレーベはその場から動かない。
(………いける!)
そして刃先を敵の心臓めがけて突き刺した―――
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