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『学生ラグナロク教』編
第29話《セリア・マルコフ》
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福本アヤノンはまったく予想だにしていなかった。
精霊契約の試練を乗り越えて、約一週間が経過。
アヤノンにはいくつか分かったことがある。
この世界でも、やはり元の世界と似通った教育過程で、国、数、社、理は必須らしい。変わったことと言えば、英語の変わりに『魔術』が加わっている点だ。
また、地理についても。
今彼女がいる国は一応『日本』ではあるらしいが、国民が多国籍化しているため、彼女の認知している『日本』とはほど遠いことが伺える。歴史の流れもまるっきり変わっており、そもそもこの世界は、『神』によって創られたのだと、公式に認められているのだ。教科書を見た時は、アヤノンは思わず目を疑ったが、この世界が異世界だと言えば、すべて解決してしまうのだから面白くない。
アヤノンは元々この世界の住民ではない。
「ほらほら、男子はさっさと出ていって。ここは私たちが占拠したわ」
「クッ………この女子共め! 俺たちは夢のワンダーランドに入る権利を主張する!」
「あら~? いいのかしら。私たちは『セクハラ』という神の過保護があるのよ~?」
「なっ、なん…………だと…………」
女子と男子の攻防が続く中。
はやく出ていきなさい!―――女子のリーダー格とも言えるセリアが言った。
彼女の名前はセリア・マルコフ。Y組の中ではトップ成績の人物であり、クラス女子からは『セリア様』と呼ばれている。
確かに見た目はお嬢様っぽいのは否定できない。彼女には、何かしらのカリスマ性があると、アヤノンも理解している。しかしアヤノンは未だに『セリア様』とすがり付いたことはない。
男子曰くの『夢のワンダーランド』に侵入する害虫を退けると、セリアはカーテンを全体に引いた。
この時、アヤノンの心中は激しく揺れ動いていた。“男性”としての意識がどうしても作動し、赤面顔が止められない。
セリアはツインテールをほどいて。
「さぁ、みなさん。さっさと着替えて体育館に行きましょう!」
「「はいっ、セリア様!」」
次は体育の時間。つまり、アヤノンは今女子更衣室にいるのである。
「ねぇねぇ聞いた? 今日の体育ドッチボールだって」
「えーうそ? 小学生かっての!」
「ねえセリア様。今日はドッチボールらしいですけど、セリア様のお体に汚れた男子の触れたボールが当たると考えただけで、私は…………」
「あらあら、大丈夫よ。私結構免疫強いから。だから心配は無用よ」
女子たちはなんの躊躇もなく服を脱ぎ始めた。男子たちの前ではしないような話が飛び交うなか、あっという間に全員が下着だけとなる。アヤノンも体操服に着替えるが、どうしても周囲の状況に目がいってしまう。
セリアと彼女以外は全員派手な下着をしてきていた。黒色や赤色などの、柄の装飾が入った過激なもの。水色や黄色などの、穏やかながら存在を確立しているもの。
対してセリアと彼女は無地の白である。
少しだけ場違いな気がしたのは何故だろう。
「どうしたのアヤノン。なんでそんなに顔真っ赤なの?」
手のひらサイズになった精霊が、制服のポケットからひょいと顔を出した。
これはアヤノンの精霊、フォルトゥーナである。
精霊はもともと姿の収縮が可能であるらしく、学校についてくるためには、どうしても原寸サイズでは何かと目立ってしまう恐れがあった。そこで体を小さくしてもらい、こうしてポケットから顔を出すことにしてもらっているのだ。
アヤノンは小さな声で、ひそひそと。
「お前なら分かるだろフォルトゥーナ! 俺は中身はオトコなんだ。恥ずかしいに決まってんだろ!」
「それって恥ずかしいことなの?」
「当たり前じゃん! 逆にその反対の奴なんている?」
そんな奴は完全な一線越えのプレイボーイである。
「分からないの………精霊には『性別』の概念がないから」
「けど、お前は完全に“女の子”に分類されるだろ?」
「人間の仕分けでいけばそうなるの。けど、精霊はその“女の子”同士でも結婚できたし、子供も産めるのね」
「えっ……………」
それは中々ヒャッフーな世界だとアヤノンは思った。なるほど、だから性別の概念がないのか。
基本生物は男と女の二種類に分類される。この対極した2つは子孫存続のために自然の定義が作用しているため、はっきりと別れている。
だが一方、精霊は元々無生物の存在だった。つまりは子孫存続を考えずに済んでいたのだ。
(けど『精霊』として存在が確立されたため、半ば強制的に性別が完成した………とか? だからかもしれないな)
あまり意味のない考察だが、アヤノンは少しでもこの世界に慣れるため、頭の体操を欠かさずやっているのだ。
しばらく黙り込んだアヤノンに、フォルトゥーナは言葉を投げ掛ける。
「でも、いつもお風呂で自分の裸体を見てるの。なんで今さら?」
「お、俺だってな。毎日自分の体直視してるから慣れてきたなって思ってたよ? けどな、やっぱり違うんだよ」
「違う………どこら辺がなの?」
やはりこの精霊には分からないか。アヤノンは首をがくりと落とす。
「お前にも分からないか…………この気持ちが」
そう、確かに違うのだ(ただし『福本真地』の完全な主観になるが)。
福本アヤノンの体は、確かに彼女自身の所有物であり、いつでもどこでも個人的に閲覧可能ではある。それは当たり前のことである。だからこそなのだ。
自分の体であるから、『異性』として興奮が沸いてこないのだ。毎日24時間その姿であれば、脳は自らの意識と体の性が同期していると錯覚する。
だが、これが『他人』のそれとなれば、話は別なのだ。それは己の所有物ではなく、各々の所有物であるから、『異性』として見ることができ、『異性』として興奮を覚えるのだ(あくまで『福本真地』個人の考えである)。
女子のほとんどが着替えを終え、ケアとして日焼け止めを塗る者が多い中、アヤノンは1人深いため息をついた。“真地”としては、この環境は天国でもあり地獄でもあるのだ。
アヤノンがロングの髪をゴムで縛っていると、
「あら福本さん。どうしたのそんな深刻そうな顔をして」
セリアが声をかけてきた。信者の女子を従者として引き連れながら。アヤノンは面倒な奴が来たと思いつつ、愛想笑いで誤魔化す。
「あはは…………セリアじゃないか。どうしたよ?」
「こらあなた! セリア様に向かって何ですかその口の聞き方は!」
「信じられません………今すぐ謝罪しなさい!」
従者のクレームが彼女に突き刺さる。この風景は今に始まったことではない。初めて会った日も、確かこんな感じであったと、アヤノンは思い返した。
この従者たちはセリアを『絶対的崇拝対象』としているようだから、気を間違えれば逆鱗に触れかねない。
しかしアヤノンはその程度ではセリアに『様』を付けたりしないのだ。彼女は惚けた顔で。
「はぁ? なんでそんな事する必要が有るんだよ」
「それはセリア様だからに決まってます!」
「それは崇拝者の話だろ? 俺別にセリアのこと尊敬とかしてはいないし、拝めてもいないから」
「セリア様を………『こいつ』ですって………? あなたはセリア様を何だと思ってるのよ!?」
「うーん………普通に“クラスメイト”としか」
セリアは楽しそうにその討論を眺めている。
従者はそれでもと反論した。
「じゃあクラスメイトとして、セリア様が素晴らしいと思いませんか?」
「まぁ…………確かに、姿はキレイだし、ツインテールだし、成績も俺たちの中では優秀だしな」
「その通りです! 分かってるじゃ―――」
「けどどう足掻いても、セリアも俺たちと同じ、最低クラスのY組だろ?」
「そ、それは――――」
きまったなコレ―――アヤノンは勝利を確信し、腹の底で笑って見せた。ホントはガッツポーズまで付けたいところである。
しかし、ここで討論は中止となった。セリアが場を仕切りだしたのだ。
「はい、そこまで! お互い、口喧嘩はもうやめにして。みんなあなたたちが教室を出るのを待ってるわ。このままだと鍵を閉められないでしょ」
気づけばヒートアップし過ぎて、みんなが更衣室の外から険しい顔でこちらを覗き見ていた。
「私のためにケンカなんかしないで。みっともないわよ。えっと……………」
「あ、私は扇動千波ですよセリア様!」
どうみても忘れられていた様子だが、チナミは気にせず笑った。従者チナミはギラリとアヤノンを睨み付けて、
「さあ、行きましょうセリア様! 鍵は福本さんがかけてくれるって!」
「えっ!? 別に俺そんなの一言も―――」
「あらそうなの? 悪いわね福本さん。それじゃあ早く行きましょう。先生に怒られますからね」
セリアはムカつきを残して、更衣室から出ていった。
一同がいなくなって、辺りはシーンと静まり返る。不気味なくらい物音がしなかった。
「なんなんだ………あの被れお嬢様と従者は………」
*
「それじゃあ今日は、ドッチボールをやります。ボールを準備してください」
体操教師の横にはボール籠が設置されている。ざっと見20個くらいだろうか。
今日は晴天で夏の日。いくらモール都市がドーム状のガラス屋根で守られているとはいえ、直射日光は彼女たちの肌に容赦なく突き刺さる。アヤノンもこの体となってからは、肌の手入れを意識するようになった。
(この白い肌を失いたくないんだよなぁ…………)
彼女としても、その焼かれていない皮膚を守りたいのだ。
なるべく日陰に移動し、準備がてら体操に入る。女体化前と比べると、体は軽くなったが、筋力が極端に弱体化していた。それは以前の戦いでも証明されている。
フレーベ―――時を止める力を持つ謎の女。
そんな相手とアヤノンは戦闘を行ったが、パンチの一つも当たらなかった。幸い刀を所持していたため、偶然からか勝利したが。
実をいうと、アヤノンは女体化前はケンカは強いほうだったのだ。別に荒れていた訳ではないが、彼女は何かと争い事に巻き込まれる体質で、よく不良相手とやりあっていた。今の彼女の体は、それよりはるかに劣っている。
(少し強めにストレッチしようかな……………)
屈伸から前屈。胡座をかいて足首を回す。首を横、前に倒す。
体操をしながら、アヤノンは前方で優雅に日傘を差しているセリアたちを見つめた。相変わらず彼女の周りには従者たちが絶えず群がっていて、一つの生物集団を形成している。
しばらく観察していると、隣に誰かが腰かけてきた。
「ここにいたのですね」
「おう、マリナーラか。お前も紫外線から逃げてきたくちか?」
「当たり前なのです。女の子にとって紫外線は天敵なのですよ」
「俺も同じくだ。けどよ、あれは流石にどうかと思うぜ?」
アヤノンは生物集団を指差した。
「いくらUVカットと言っても限度があるだろ限度が」
「あれ、先生が認めてるらしいのです」
「マジで!? だから何も言わないわけか…………」
体操教師はセリアに対して無反応である。
「けどなんで黙認してんだ? 校長からの指示とかかな?」
「だとしたら相当な圧力がかかったことになるのです」
「それって…………セリアがどこかの令嬢だから、とかかな?」
「いや、詳しくはあまり…………。けど、お金持ちなのは確からしいのです。それにほら、数日前のアレ…………」
「セリアが初めてうちに来た日だろ」
「あれで色々と噂が広まってるみたいなのですよ」
「そりゃあ、あんな登校してきたらそうなるよな…………」
二人は過去の出来事を思い返し、苦笑いを浮かべた。
アヤノンは初めて彼女と会った日を思い返す。
精霊契約を終えた次の日。
ラサール魔法学校の校門前に見たこともないリムジンが止まっていた。黒光りするそれが、生徒たちの視線を集めるのには十分すぎた。
マリナーラとともにやって来たアヤノンは、すぐさま反応を示した。
「な、なんだこれ? リムジンか?」
「いったい誰のなのですかねぇ…………」
「今までこんなのなかったの?」
「覚えがないのです…………」
マリナーラがかぶりを振ったその時。リムジンの扉が開かれ、中からツインテールの少女が出現した。途端に周囲がざわめき、ちょっとした混乱状態に陥った。
ツインテールの少女は学校を大きく見上げ、フッと小さく微笑んだ。そして近くのアヤノンに振り向き、
「ちょっとそこのお方。失礼ですけど、校長室はどちらかしら?」
「えっ…………校長室なら校舎一階の奥辺りにありますけど…………」
「そう。ありがとう」
リムジン登校の少女は自信の笑みを浮かべながら、校舎の中へと消えていった。
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