とある少女の異世界奮闘記+α

輝国 飛鷹

文字の大きさ
61 / 69
Y組職業体験編

第55話《7月5日の放課後》

しおりを挟む


      1


 おそらく今日という放課後ほど憂鬱ゆううつな気分にはならなかっただろうと、福本アヤノンは静かにそう思った。
 時計の針は既に5時台を回っている。
 アヤノンの認識が正しければ、授業の6時間目が終わったのは、それから約1時間前である。
 それから、時計の長針が約一周回った現在。
 担任のクロ先生を待ち続ける7人のメンバーは心底憂鬱な気分を極めていたのだった。
 担任の教師はどうやら職員会議があるらしく、少々遅れているらしい。
 『少々』と言うのには語弊ごへいが生じるかもしれない。何せ一時間も待って足音一つすら聞こえてこないのだから。
 ガランと空いた教室に留まる、7人の男女。
 彼らは何故集められたのか。
 アヤノンには────いや、他の6人にもその理由は
「────て言うか早く来ねーかな、先生」
 教室で一番の願望を呟いたのはアヤノンである。
「職員会議が長いなら、は明日でもいいのにね」
 隣の席のオダ・アツナガでさえ憂鬱に憂鬱を重ねたような、そんな歪んだ顔をして言った。
「けどそうはいかないんだろうね。ただでさえもう実施日が近づいてるんだし」
「そう…………だな」
 外に目を向けると、ほとんどの生徒の姿が見えなくなっていた。
 もしや、ここにいる自分たち以外は全員、教師も含めて消えてしまったのではないかという錯覚に捕らわれる。

 ───。

 このY組では毎年必ず実習として『職業体験』というものを実施している。大体は秋の中頃にやるらしいのだが、何故か今年は夏に実施することが決定したらしい。
 その話が持ち上がったのが、突然だがちょうど1週間前である。そう、突然に、唐突にクロ先生はその実施を伝えてきたのだ。
 そしてその職業体験先を1週間以内に決めろという無茶振りを振ってきたのだ。
 もちろんだが。
 アヤノンにだって職業体験ぐらいはしたことがある。
 それは中学の頃の話になるが───つまりは、───、その当時は本屋で仕事をしていた記憶がある。
 別に本が好きだからとか、そんな理由ではなく。
 たまたま興味を引く体験先がなく、偶然にも空いていた応募スペースに名前を書いたら、抵抗なくスルスルと滑らかに決まっただけである。
 だから、アヤノンとしては興味を引かれる体験先が望ましいと思っている。
 しかしアヤノン自身も、どこの、どういうジャンルの仕事を体験したいのか、それすらも理解していないのだ。将来の夢が中々持てない学生と一緒で、妙にモヤモヤとした物だけが浮かんでいて、それは完全に具体化ができないのだ。ただ無駄な高望みだけは持っていて、けれども何かつまらなそうな目をしている。
 今のアヤノンは何故か無気力な存在感を放っていた。
「こらこら福本さん、ピシッとしなければなりませんわよ?」
 突如、気だるい世界に少女の声が入り込んできた。
 アヤノンは眠そうな顔を声の発生源へと向ける。
 今のは少し離れた席に座っているセリアが言ったことだった。
 やけに張りのある声だったなと思いだし、アヤノンは顔を少々しかめて、
「お前、今日はやけに張り切ってんのな。なんだよ人って簡単に性格変わるもんなのか?」
「あなたは私をどんな歪んだ性格の持ち主だと思っていましたの…………」
「お嬢様だから、もっとこうさげすむ感じ」
「一応言いますけど。私そこまで人間捨ててませんわよ?」
「あ、そう? てっきりムチなんかをこうバシィッと打ってるイメージが…………」
「どこぞの変態プレイですの!?」
 セリアはこんなに暑いにも関わらず熱気を放っている。アヤノンがからかったのが原因なのだが。
「もう………そういうのではなくて」息を一息つくと、「今後のバイト生活のためにも、私は一刻も早くバイトに慣れる必要がありますの! だからこんなにも熱弁していますの! お分かりかしら!?」
「いやこれ“職業体験”だから。時給1円もでねーぞ」
「いいんですの! いつまでもマリアさん宅にご厄介になるわけにはいけませんから」
 鼻でフフンと誇らしげに語るが、どこら辺に誇る要素があるのか、アヤノンはおろか、ここにいる残り6名全員にも分からない。それでもやはり腰に手を添えて鼻を伸ばしきっている。
「私は経験さえ積めればそれでいいんですの。それがこれからの経験値として付与されるのですから」
「私は別にこのまま居てもらってもいいんだけどね、どね」
 一時不登校だった赤髪少女、マリア・ルートピアが会話に分け入ってきた。
 今から数週間前に、マリアはようやく学校に復帰を果たした。今は宿やどを失った勇者のようなセリアと共に暮らしてるそうだが、本人は嫌がってる節はないらしい。
「それはいけませんわマリアさん。いつまでもご厄介になるのは流石に……………」
「そうじゃなくて。別に急ぐ必要はないと、そう言ってるの、るの」
「し、しかし……………」
「お言葉に甘えた方がいいんじゃないかな」
 そう言ったのはY組が誇る性別不詳のジェンダー君である。ジェンダーは続ける。
「バイトって詰め込みすぎるのはあまり良くないしね。マリアちゃんの手伝いをしつつ、コツコツバイトしていけば、それでいいと思うよ」
「そう。だからここは美少女マリアちゃんのご厄介になりなさいなーってこと、こと」
「マリアさん……………………」
 セリアが演技っぽいような感極まった表情を浮かべて言った。
 アヤノンはその光景に心の温かさを確かに感じとった。はたして、かつてのセリアはどんな風に生活を送ってきたのだろうか。
 虐待ぎゃくたいとも言える身内からの扱いを、彼女はずっと背負って、胸の奥深くに閉じ込めてきたのだ。そんな分厚い鉄の扉を開くには時間がかかると思っていたが、案外そうでもないらしいかった。
 セリアは今ので十分笑顔になっているのだから。
「どうでもいいけど先生遅いのですよー」
「あれマリナーラいたの?」
「アヤノンちゃーん、こっち向いてほしいのですー」
「ん? …………おい、やめろ。あ、分かった。俺が悪かった。謝るから、土下座するから、そのクロスボウみたいなの降ろせ! 洒落しゃれになんないから!」
 言われた通り振り向いた先では、笑顔と黒い怒りが同じ割合で混ざったマリナーラがクロスボウ片手にアヤノンの額にり気無く標準を合わせていた。その目は死んではいないが、夜には猫のように光ってそうで怖いことこの上ない。
 しかも、お気づきだろうか。アヤノンは先程とも取れる事を言ってしまっていることに………。
「あれー? いま、ー?」
「───あ、やべ、」
「フッフッフーン♪ じゃあ罰として私の言うこと1つ聞いてもらうのですよー♪」
 クロスボウは下げてくれたが、代わりにマリナーラの目は鋭利な瞳から狼のような欲望まみれのものに変化していた。
 アヤノンはゾッとする。この異世界に来て初めて意味不明なモンスターと出会でくわした、あの時と同じくらいの悪寒を覚えた。
「うーん、何にしますのですかねー」
 少女は楽しげに頭を捻る。
 取り敢えずアヤノンは注意だけは入れておくことにした。
「あんまり無理なことは頼まんでくれよ。特にアヤノンちゃんのお財布事情に関わるような物は特に────」
「あ、決まりましたのです」
 聞く耳持たず。マリナーラはアヤノンを一切無視して命令を下そうとする。
「アヤノンちゃん!」
 強引かつ可憐な少女の呼び声。
「は、は、はい!」
「『明日から!』 これでいいのです!」
「お、おう、そうか………………………ん?」
 さて、少女アヤノンの頭には当然ながら疑問符が浮かんだ。
 アヤノンは改めてマリナーラを見据える。
 『勝った』と言わんばかりの勝利づらで、また何故か誇らしげに鼻を伸ばしている。
 アヤノンがほうけた顔をするのは当然だった。
 そんな少女の反応にマリナーラは気づいたらしく、
「どうしたのですアヤノンちゃん? 驚異の命令に言葉も出ないのですね分かります分かります」
「いや…………。てか、そんなのでいいの?」
「そんなの…………? それは禁句なのですよアヤノンちゃん!」
 ガタン! と力強く自分の机をり飛ばしたマリナーラは立ち上がり、興奮気味に顔を真っ赤にする。けれどもそれよりアヤノンはり飛ばされた罪無き机が不憫ふびんに思えた。
『なんでや…………わい何も悪いことしてへんのに………』
 机の幻聴までする始末である。
 と、そこへ。
 マリナーラがやはり真っ赤な顔でアヤノンのもとに歩み寄ってくる。
「アヤノンちゃん、最近一緒にお弁当食べてくれないじゃないですか! 最初は一緒に食べてたのに、いつの間にかそこのセリア何とかと一緒に食べちゃってぇ!」
「いや、それはセリアが誘ってくるからであって、別に俺は…………」
「どっちでもいいと?」
「うん」
「ふざけるなですー!!」
 さらにアヤノンの机を蹴り飛ばす。アヤノンの前にガタン! と転倒する机。
『なんでや……………わいもう死にたい…………』
 プラス机の悲鳴にも似た幻聴。
「あぁー! お前何てことすんだ!? 机が痛がってるのがお前には分からんのか!」
 すぐに机に寄り添って立て直したアヤノンは憤慨気味に声を荒げた。
「おかしなこと言うのですねアヤノンちゃんは! まったく、これだからまったく!」
「うるせー! 物を大切にしない奴はアヤノンちゃんは大嫌いです!」
「フッ。そういうことですわ、マリナーラさん」
 マリナーラの前にセリアが現れる。一方アヤノンは机を痛々しそうに見つめている。
「あなたみたいなイノシシ女と食事を共にしては、せっかくのお弁当までもが机と同じ運命をたどることになりますわ。なので諦めてくださいまし♪」
「はぁ!? 何様なの!? あなたこそ、いつもいつもアヤノンちゃんばかり誘って!」
「イノシシ女で怪我を負うよりマシだと思いますけど」
 一体何の議論をしているのか分からない討論会は妙に白熱した雰囲気を帯び始めた。アヤノンはというといつ会話に入り込めばいいか分からず戸惑っていた。いや、まず何でこんなことになったのか理解できず、頭が混乱していることだろう。
 周囲のマリアやアツナガ、ジェンダーも同様に。
 謎の討論会に頭を傾げ、そして苦笑することしか出来なかった。
「おいうるせーぞそこの女子二人」
 しかし勇気有る者が一人、場の雰囲気すらキレイに斬り倒してしまいそうな声を挙げた。
 少年である。アヤノンたちと同じく呼ばれて留まっている生徒の一人で、いつも首からお下がりのカメラを掛けていて、ライトブルーな瞳が魅力的なアジア系男子。
 レオナルド・ザックレーである。
 アヤノンはレオナルドを見た。
 アヤノンはこのクラスに来てから、彼とはまだ一度も会話をしたことがなかった。いやそれ以前に、失礼なことに、こんな奴いたっけ? と記憶の1ページにすら載せていなかった。
 異世界では多国籍なこの国『日本』。その中ではアジアンチックな顔立ちだが、純日本人という訳ではなさそうだった。
 マリナーラとは『顔見知り』程度の仲ではあるらしい。マリナーラは勢い余った声で、
「レオナルドくん! アヤノンちゃんと一緒にお弁当を食べる権利は私にあるのですよね?」
「いいえ、私ですわ。そうでしょう?」
 しかし対してレオナルドは。
「知るかよそんなの。けどさ、お前ら3人で一緒になればそれで解決じゃね?」
「────はぁ? そんなの無理に決まってますわ。私がこんなイノシシ女第2形態と食事を共にするなんて」
「────いえ、いい案なのですよ、それ」
 しかしマリナーラは何故か俄然やる気だ。
「ここでお弁当対決をして、どっちがアヤノンちゃんと一緒に食べるのが相応しいか決めるのですよ。どうです?」
「───いいですわ。やってやりますわ!!」
 お嬢様もノリノリの返事を出してしまったのだった。
 それは流石にヤバい───と、アヤノンがようやく話に入る。
「おい待て。それはやめろ。今毎日毎日従者チナミから殺されかけてんのに、これ以上ややこしい状況作るんじゃねぇ!!」
 ウガー! と死を予知した獣のようにそれを阻止せんとアヤノンが立ち上がったその時。
 ガラガラガラ─────と。
 静かに教室の戸が開かれた。
「すみません遅れましたー」
 クロ先生が微笑ましい余裕っぷりでやって来た。
 そして無惨むざんにも倒れされたマリナーラの机と、いがみ合う二人を見て、
「───何があったか知りませんが、ケンカは程々にしなさい」
 セリアとマリナーラは渋々自重した様子で席に戻った。
 ゴホン、と咳払いで妙な雰囲気を振り払い、担任は言った。
「いやあ、すみませんでした皆さん。遅くなってしまって。ではあらためてこれから───」
「せんせー、どうして遅れたんですか、すかー?」
 マリアが手を挙げて質問した。
 おそらく会議が長引いたんだろうと、全員がそう思っていたが、
 クロ先生は頭をガシガシといて、愉快そうに、


「それが、会議が案外早く終わったものだから、職員室で皆でゲームしてて、それで皆のこと思い出してこうして来たわけです、はい」


「「…………………………………………………………………」」


 何かが音を立てて切れた。
 肉を引きちぎったような、不快で生々しい音が。
 マリナーラは魔法書を構える。
 セリアも魔法書を構える。
 ジェンダーもレオナルドもマリアも同様に構える。
 アツナガはバックから専用バットを取り出す。
 アヤノンは────立て掛けた刀に手をかけた。
 ようやく話が進むが、ようやく居残り組の話が進むが、その前に。
 7人の生徒たちは目の前の教師に制裁という名の罰を与えることにしたのだった。
 


 
 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う

なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。 スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、 ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。 弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、 満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。 そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは―― 拾ってきた野良の黒猫“クロ”。 だが命の灯が消えかけた夜、 その黒猫は正体を現す。 クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在―― しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。 力を失われ、語ることすら封じられたクロは、 復讐を果たすための契約者を探していた。 クロは瀕死のソラと契約し、 彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。 唯一のスキル《アイテムボックス》。 そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、 弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。 だがその裏で、 クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、 復讐の道を静かに歩み始めていた。 これは―― “最弱”と“最凶”が手を取り合い、 未来をやり直す物語

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ
ファンタジー
 アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。

九尾と契約した日。霊力ゼロの陰陽師見習いが大成するまで。

三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。 ……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」 その言葉は、もう何度聞いたか分からない。 霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。 周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。 同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。 ――俺だけが、何もできない。 反論したい気持ちはある。 でも、できない事実は変わらない。 そんな俺が、 世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて―― この時は、まだ知る由もなかった。 これは―― 妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。

悪役メイドだなんて言われましても困ります

ファンタジー
オファーロ公爵家にメイドとして孤児院から引き取られたフィーだったが、そこで物理的且つ衝撃的な出会いをした公爵令嬢が未来の悪役令嬢である事を思い出す。給料支払元である公爵家に何かあっては非常に困る。抗ってみると決めたフィーだったが、無事乗り切れるのだろうか? ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ※他サイト(なろう様)にも掲載させて頂いています。 ※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。 ※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。 ※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。 ※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。 ※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。 ※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。 ※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。 ※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。

異世界きたのに、冒険者試験で詰みました。

アセチルサリチルさん
ファンタジー
【追放もざまぁも無双もない。あるのは借金と酒と笑いのみ!】 お父さん。お母さん。 あなたたちの可愛い息子は―― 異世界で、冒険者になれませんでした。 冒険者ギルドでのステータス鑑定。 結果は「普通」でも、 固有スキルは字面最強の《時間停止》 ……なのに。 筆記試験ではギルド創設以来の最低点。 そのまま養成所送りで学費は借金三十万。 異世界初日で、多重債務者です。 ……なめてんのか、異世界。 ここで俺たちパーティのイカれたメンバーを紹介するぜ! ケモミミ用スキルが初日で無駄になったバカ、タクヤ。 魔力制御が全くできない厄病神のバカ、リーシャ。 実は厨二病で呪い装備しか愛せないバカ、オルファ。 そして――スキルで時間を止めても動けないお茶目な俺、ユウヤ。 うーん! 前途多難! これは―― 最強でも無双でもない。 理不尽な世界で、借金と酒と事故にまみれながら、 なんだかんだで生き延びていく話。 追放? ざまぁ? 成り上がり? そんなものはございません。 あるのは、 愛すべバカどもが織りなすハートフルな冒険譚のみ。 そんな異世界ギャグファンタジーがここに開幕!

【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話

yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。 知らない生物、知らない植物、知らない言語。 何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。 臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。 いや、変わらなければならない。 ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。 彼女は後にこう呼ばれることになる。 「ドラゴンの魔女」と。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物・団体とは一切関係ありません。

処理中です...