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香琴国――叢雲 1――
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獣人を守ろうとする人族による保護団体が結成されて、十数年程になるらしい。
クルトも他の種族から聞き知ったものであるから、詳細は定かではないのだが、その団体「キメラ」は、名前から不穏さが漂うものの、真実獣人たちが安心して暮らせるように施設を建て、侵入者避けの結界柵を張り巡らせ、神子と衛兵を常駐配備させた陸の孤島を造り上げて存在しているそうだ。
結界柵によって囲われているとはいっても、窮屈さや閉塞感は与えられないように、土地はある程度の広さを持っていて、単独行動は禁じられているが、外出も可能であるという。
ならば尚更、そこに保護されていた方が、獣人にとっては良いと思われるが、危険と隣り合わせであっても「キメラ」に関わるよりマシだと考える事件が、ここ一年で頻発しているらしい。
「施設にいる筈の獣人の数が、半数以下に減ってるらしいんだ」
クルトは楕円形の茶色い尻尾を、自身で痛めつけるように叩きながら言う。
「誰から聞いたんだ? それ」
「施設から逃げて来た奴がいたんだ。そいつに聞いた」
「……『いた』?」
「もう死んだ。というより、殺された」
「!」
声は淡々としていたが、色々と思うところがあるのだろう。その感情をぶつける先が尻尾なのだと気付き、アメリアはラザファムから離れ、這うようにして傍に行き、クルトの手を掴む。
「っ、触るな!」
「でも、痛いこと、するから」
「お前が気にすることじゃないさ」
「尻尾が可哀想」
「自分の尻尾をどうしようと関係ないだろ。お前が痛い訳じゃあるまいし」
「そう、だけど……」
それでも、アメリアはクルトの手を放さなかった。
一度は振り払おうとしたクルトも、アメリアの手と自分の尻尾とに目を落とし、それからアメリアを睨むように見た後に、溜め息をつく。
迂闊にも、濡れたような琥珀色の瞳を綺麗だと思った。
僅かに頬を赤くさせてそっぽを向いたクルト。
何を思ったか、ムスタファがアメリアの手を取り、クルトの手を放させる。
「メリーちゃん、もうしないって。だから、こっちー」
「わわっ?」
力任せに抱き寄せられ、今度はムスタファを背凭れとする形になるが、ラザファムの時とは違い、腹部にしっかりと腕を回されて固定されている。
それを見てラザファムがムスタファの頭をコツリと叩いた。
「お前、反省してないだろ。それじゃまた神子が具合い悪くするぞ」
「大丈夫だよ。これくらい平気だろ?」
「……」
残念ながら平気ではなかった。
貰った水を飲んで一息ついたことで、落ち着きをみせていたが、乱暴に扱われればまたぶり返してしまうものだ。ムスタファは相手が人族であり、また鍛練されていない女性の身体であることを、きちんと理解出来ていないようだった。
それは、クラウスが自分たちを雑に扱うことより酷いことになることにも、気付く余地すらなかったくらいである。
この時のことだけで、暫くした後に腕の形のアザが出来てしまうことになる箇所を、アメリアはそっと擦りながら笑顔を見せた。
「大丈夫。ちょっとびっくりしただけだから。お話の続き、聞かせて貰おう?」
「あんたみたいに細っこいのじゃ、そいつらに振り回されんの大変だな」
双子には死角になっていたが、痛がっている様子はクルトには丸見えであった。だが、それもあってか、彼のアメリアに対する態度は軟化し、部屋の奥から座椅子を持ち出して彼女に座らせた。
座椅子と思われたそれは、損壊した脚を外した椅子であり、背凭れ部分も壊れていたのだろう。無理矢理クッションを捩じ込んでそれらしくしてあるようなもので、背後に壁がないと凭れることの出来ない代物だった。
クッション自体も薄汚れていて、埃臭い。
しかし、自分を気遣ってくれたことが嬉しくて、アメリアは、ほにゃりと先程とは違う幸せそうな微笑みを浮かべる。
そんなアメリアの雰囲気が伝わったのか、双子の尻尾がパタパタと大きく揺れた。
「……っと……」
クルトの茶色い瞳が和み、口角がゆるみそうになったところで、我に返ったように一度唇を引き結んでから、中断していた話を戻す。
「そいつは亥人族の奴で、あんたらは知ってるか分からないけど、皮膚が硬くて普通の剣や斧なんかじゃ、掠り傷くらいしか負わせることが出来ない筈なんだ。実際、悪いとは思ったけど確かめずにはいられなくて、これと同じタイプの小剣で足を突き刺してみたり斬りつけてみたりした。けど、逆に刃が折れて使い物にならなくなった。なのに……そいつは、右足の膝から下を断ち斬られ、背中を斜めに斬られて死んでたんだ」
「――」
何らかの術が付与された武器でない限り、そんなことは不可能だとクルトは言う。そして、そんなことが出来るのは天遣族か神子しかいない、とも。
亥人族の死骸は、足を切断された際のものと、背中からの大量の血溜まりの中にあり、他から運ばれて来た形跡はなかった。魔物に襲われたとは考えられないし、街中に魔物が現れたという話も耳にしていない。ならば、と「キメラ」に疑いの目を向けてしまうのは、当然のことと言えた。
「そいつは何で逃げたんだ?」
「そこまでは……。もしかしたら誰か聞いてる奴がいるかもしれないけど」
クルトが聞いたのは、施設から半数以下に減った獣人の話だけであり、その理由までは知り得ていない。
ならば、減った獣人たちが何処かへ移された可能性も否めないが、それならば亥人族の者が逃げ出し、惨殺されるといったことはなかっただろう。
それとも、その者の死と施設の件を繋げて考えてしまうからいけないのか。
「今までに獣人が殺されたって話は?」
「あまり聞かない。施設の連中も、今日みたいに追いかけて来たりすることはなかったんだ」
「亥人族の奴が殺されたから、無理にでも収容しちまおうとしたんじゃないの? クルトが子供だからって、余計にさ」
「……でも……」
それまで聞いているだけだったアメリアが、遠慮がちに口を挟む。
「あの時、追いかけて来る人たち、なんだか怖かった。保護しようとしているようには思えなかった……かな……」
アメリアの記憶が正しければ、追いかけて来た者の言葉に引っ掛かりを覚える。
「そいつぁ獣人だぞ! 捕まえてくれっ」――その言い方ではまるで、罪人を捕らえろと命じているようではないか、と。
「じゃあ、いなくなった獣人たちも、殺されてるかもしれないってこと?」
「六翼の兄さんに力を借りるか?」
「けど、大将もメリーちゃん残して、姉さんたち連れてったくらいだから、何かヤバいことになってるかもだし……」
迷う素振りを見せる双子に、クルトはいやいやと頭を振る。
「別に、あんたたちに何かして貰おうと思った訳じゃないよ。ただ、起きていることを知っておいて欲しかっただけさ。大神族なんて貴重だろ? だったら尚更、この件に関わらないで、さっさとここから離れた方がいい」
「こんな話聞いて『じゃあな』なんて行ける訳ないだろ」
「ああ。だけど、神子を巻き込むのは遠慮したい」
「そんなこと言わないで。私だって神子です。だから、えっと、今はローブ着てないけど、宿に戻った時にクラウスさんたちが帰って来ていたら、相談しよう? もし帰ってなかったら、私の立場を利用して、何か役に立てないかな? もしも本当に神子や天遣族が関わっているなら、私なら直接話を聞きに行くことくらいなら出来るよ。仮に追い返されても、悪いことをしているなら、それを知ってしまった私を野放しにしないかもしれない。私に何かあったら、フィリーネが気付いてくれる筈。そうしたら、きっとクラウスさんなら助けてくれると思うの。だって、今までそうだったから――」
「囮になるつもり? 馬鹿でしょ、あんた」
懸命に言い募るアメリアに、双子は目を丸くさせていた。それまで静かでおとなしく、時折その存在が希薄に感じられるくらいであったからだ。
「神子か……。施設の神子に会うのは問題あるかもしれないけど、天遣族の――あの人なら、話くらいは聞いてくれるかもしれない」
呆れたような目を向けたクルトは、それでもアメリアの真剣な眼差しに圧されたように、不意に脳裡に浮かんだ姿を頼りとして、考えを改める。
「だけど、この二年か三年、姿を見掛けた人はいないから、もしかしたら叢雲にはいないのかもしれないけど、行くだけ行ってみようか。獣人にとっては近付くのも躊躇うようなところだけど、仕方ない」
アメリアと双子からの視線を受け止め、クルトはやや険しい表情で行き先を告げた。
「藤御殿って呼ばれてる、魔物避けの藤玉蘭に囲まれたお屋敷さ」
クルトも他の種族から聞き知ったものであるから、詳細は定かではないのだが、その団体「キメラ」は、名前から不穏さが漂うものの、真実獣人たちが安心して暮らせるように施設を建て、侵入者避けの結界柵を張り巡らせ、神子と衛兵を常駐配備させた陸の孤島を造り上げて存在しているそうだ。
結界柵によって囲われているとはいっても、窮屈さや閉塞感は与えられないように、土地はある程度の広さを持っていて、単独行動は禁じられているが、外出も可能であるという。
ならば尚更、そこに保護されていた方が、獣人にとっては良いと思われるが、危険と隣り合わせであっても「キメラ」に関わるよりマシだと考える事件が、ここ一年で頻発しているらしい。
「施設にいる筈の獣人の数が、半数以下に減ってるらしいんだ」
クルトは楕円形の茶色い尻尾を、自身で痛めつけるように叩きながら言う。
「誰から聞いたんだ? それ」
「施設から逃げて来た奴がいたんだ。そいつに聞いた」
「……『いた』?」
「もう死んだ。というより、殺された」
「!」
声は淡々としていたが、色々と思うところがあるのだろう。その感情をぶつける先が尻尾なのだと気付き、アメリアはラザファムから離れ、這うようにして傍に行き、クルトの手を掴む。
「っ、触るな!」
「でも、痛いこと、するから」
「お前が気にすることじゃないさ」
「尻尾が可哀想」
「自分の尻尾をどうしようと関係ないだろ。お前が痛い訳じゃあるまいし」
「そう、だけど……」
それでも、アメリアはクルトの手を放さなかった。
一度は振り払おうとしたクルトも、アメリアの手と自分の尻尾とに目を落とし、それからアメリアを睨むように見た後に、溜め息をつく。
迂闊にも、濡れたような琥珀色の瞳を綺麗だと思った。
僅かに頬を赤くさせてそっぽを向いたクルト。
何を思ったか、ムスタファがアメリアの手を取り、クルトの手を放させる。
「メリーちゃん、もうしないって。だから、こっちー」
「わわっ?」
力任せに抱き寄せられ、今度はムスタファを背凭れとする形になるが、ラザファムの時とは違い、腹部にしっかりと腕を回されて固定されている。
それを見てラザファムがムスタファの頭をコツリと叩いた。
「お前、反省してないだろ。それじゃまた神子が具合い悪くするぞ」
「大丈夫だよ。これくらい平気だろ?」
「……」
残念ながら平気ではなかった。
貰った水を飲んで一息ついたことで、落ち着きをみせていたが、乱暴に扱われればまたぶり返してしまうものだ。ムスタファは相手が人族であり、また鍛練されていない女性の身体であることを、きちんと理解出来ていないようだった。
それは、クラウスが自分たちを雑に扱うことより酷いことになることにも、気付く余地すらなかったくらいである。
この時のことだけで、暫くした後に腕の形のアザが出来てしまうことになる箇所を、アメリアはそっと擦りながら笑顔を見せた。
「大丈夫。ちょっとびっくりしただけだから。お話の続き、聞かせて貰おう?」
「あんたみたいに細っこいのじゃ、そいつらに振り回されんの大変だな」
双子には死角になっていたが、痛がっている様子はクルトには丸見えであった。だが、それもあってか、彼のアメリアに対する態度は軟化し、部屋の奥から座椅子を持ち出して彼女に座らせた。
座椅子と思われたそれは、損壊した脚を外した椅子であり、背凭れ部分も壊れていたのだろう。無理矢理クッションを捩じ込んでそれらしくしてあるようなもので、背後に壁がないと凭れることの出来ない代物だった。
クッション自体も薄汚れていて、埃臭い。
しかし、自分を気遣ってくれたことが嬉しくて、アメリアは、ほにゃりと先程とは違う幸せそうな微笑みを浮かべる。
そんなアメリアの雰囲気が伝わったのか、双子の尻尾がパタパタと大きく揺れた。
「……っと……」
クルトの茶色い瞳が和み、口角がゆるみそうになったところで、我に返ったように一度唇を引き結んでから、中断していた話を戻す。
「そいつは亥人族の奴で、あんたらは知ってるか分からないけど、皮膚が硬くて普通の剣や斧なんかじゃ、掠り傷くらいしか負わせることが出来ない筈なんだ。実際、悪いとは思ったけど確かめずにはいられなくて、これと同じタイプの小剣で足を突き刺してみたり斬りつけてみたりした。けど、逆に刃が折れて使い物にならなくなった。なのに……そいつは、右足の膝から下を断ち斬られ、背中を斜めに斬られて死んでたんだ」
「――」
何らかの術が付与された武器でない限り、そんなことは不可能だとクルトは言う。そして、そんなことが出来るのは天遣族か神子しかいない、とも。
亥人族の死骸は、足を切断された際のものと、背中からの大量の血溜まりの中にあり、他から運ばれて来た形跡はなかった。魔物に襲われたとは考えられないし、街中に魔物が現れたという話も耳にしていない。ならば、と「キメラ」に疑いの目を向けてしまうのは、当然のことと言えた。
「そいつは何で逃げたんだ?」
「そこまでは……。もしかしたら誰か聞いてる奴がいるかもしれないけど」
クルトが聞いたのは、施設から半数以下に減った獣人の話だけであり、その理由までは知り得ていない。
ならば、減った獣人たちが何処かへ移された可能性も否めないが、それならば亥人族の者が逃げ出し、惨殺されるといったことはなかっただろう。
それとも、その者の死と施設の件を繋げて考えてしまうからいけないのか。
「今までに獣人が殺されたって話は?」
「あまり聞かない。施設の連中も、今日みたいに追いかけて来たりすることはなかったんだ」
「亥人族の奴が殺されたから、無理にでも収容しちまおうとしたんじゃないの? クルトが子供だからって、余計にさ」
「……でも……」
それまで聞いているだけだったアメリアが、遠慮がちに口を挟む。
「あの時、追いかけて来る人たち、なんだか怖かった。保護しようとしているようには思えなかった……かな……」
アメリアの記憶が正しければ、追いかけて来た者の言葉に引っ掛かりを覚える。
「そいつぁ獣人だぞ! 捕まえてくれっ」――その言い方ではまるで、罪人を捕らえろと命じているようではないか、と。
「じゃあ、いなくなった獣人たちも、殺されてるかもしれないってこと?」
「六翼の兄さんに力を借りるか?」
「けど、大将もメリーちゃん残して、姉さんたち連れてったくらいだから、何かヤバいことになってるかもだし……」
迷う素振りを見せる双子に、クルトはいやいやと頭を振る。
「別に、あんたたちに何かして貰おうと思った訳じゃないよ。ただ、起きていることを知っておいて欲しかっただけさ。大神族なんて貴重だろ? だったら尚更、この件に関わらないで、さっさとここから離れた方がいい」
「こんな話聞いて『じゃあな』なんて行ける訳ないだろ」
「ああ。だけど、神子を巻き込むのは遠慮したい」
「そんなこと言わないで。私だって神子です。だから、えっと、今はローブ着てないけど、宿に戻った時にクラウスさんたちが帰って来ていたら、相談しよう? もし帰ってなかったら、私の立場を利用して、何か役に立てないかな? もしも本当に神子や天遣族が関わっているなら、私なら直接話を聞きに行くことくらいなら出来るよ。仮に追い返されても、悪いことをしているなら、それを知ってしまった私を野放しにしないかもしれない。私に何かあったら、フィリーネが気付いてくれる筈。そうしたら、きっとクラウスさんなら助けてくれると思うの。だって、今までそうだったから――」
「囮になるつもり? 馬鹿でしょ、あんた」
懸命に言い募るアメリアに、双子は目を丸くさせていた。それまで静かでおとなしく、時折その存在が希薄に感じられるくらいであったからだ。
「神子か……。施設の神子に会うのは問題あるかもしれないけど、天遣族の――あの人なら、話くらいは聞いてくれるかもしれない」
呆れたような目を向けたクルトは、それでもアメリアの真剣な眼差しに圧されたように、不意に脳裡に浮かんだ姿を頼りとして、考えを改める。
「だけど、この二年か三年、姿を見掛けた人はいないから、もしかしたら叢雲にはいないのかもしれないけど、行くだけ行ってみようか。獣人にとっては近付くのも躊躇うようなところだけど、仕方ない」
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