【完結】イケメン高身長オメガな悪役令息を溺愛します。※主人公攻め

りゅの

文字の大きさ
89 / 117
番外編ストーリー要素強めなR-18

23 ♡

しおりを挟む
「もう、いっ、かいは!!むりぃぃッッひァ!!!あ゛」

といいつつしっかり僕の身体を足で抱き締めているのでそこまで嫌ではないのだろう。むしろ握ってる指を絡めてきて絶対に離さないという意志が伝わってくる。

「愛してるよ。………1番誰よりも…………」

ポタっと水滴が落ち、自分が泣いていることに気がついて驚いた。愛を上、ポロポロと涙は止まらず自分でもどうしていいか分からない。

ふとレーナのことを思い出す。もう次期、魂が一つになってしまうと言っていたが最期の力を振り絞って乗っ取ろうとしたのか。

しかし特段何か変わった様子はない。……レーナが報われないのが心残りだ。短い時間であったが1人の時にたわいもない話をしたりなど支えられたのは事実である。さらにはこうしてクリスと巡り会えたわけでもあるから。

突然の涙に流石のクリスもギョッとするが、全身敏感になって快楽で苦しいであろうに手をそっと頬に添えてきた。

「……レーナさんですか?」
「え、分かるの?」
「だってレオはそんなこと言わないでしょう?……って冗談ですよ。恥ずかしがり屋さんなレオが好きなんです。」

ちゅっと頬にキスをされると顔が真っ赤になる。今はそれよりも大人なことをしているはずなのに、どうしてもこれは弱かった。

「ふふふ、やっぱりかわいいですね。」
「クリスもかわ…………いや僕よりかっこよすぎるよ。でもそこが好き。」
「ならもっと好まれるよう頑張ります。」

完全に油断していた僕にワザと力を入れてナカを締め付けてくる。

「!!」

僕が目を見開いて驚く姿にクスクスと笑った。 


そういや僕もう2回も出しているが、何故萎えないのだろう。前世は1回だしたらもうあんまり乗り気はしないのに。アルファとかいう性別の力ってすげえと他人のように感心した。

「…………そんなに3回目をご所望かな。」

大袈裟に雰囲気を変えて再び襲いかかった。そんな僕のノリに最初は笑ってくれていたが、段々余裕そうな素ぶりを見せれなくなってきて……。









「あっ…ぁ゛ーーーー、んん!あっ、あつい、ナ、カあ゛つ!い!!ん゛!!あっ、こ、゛んなのッおかし、くなる!!!!」
「……やっぱり可愛いよ…クリス。」
「ぁ゛ンッ~~ーー!!!!」

快楽を逃すためにか、かなり強く抱きしめてくるので必然的に耳元で囁く形になる。それがトリガーとなったのかまた果てた。

大きい波が来ているのだろう。何かを必死に追い出そうと無意識ながら爪を立ててくる。その痛みで己の理性を引っ張り出して持ち堪える。必死に腰を引くクリスを逃さないように浮かせて固定したらそこから落ちるように突いた。

「ぁ゛こ゛っ、わぃ~~ッッ!!!ぁあ゛!!イクッやだいっしょがいッいあッー!?!だめイッちゃ゛いやだ!!イクの嫌だいっしッょいっしょがい゛い!!ッッ!!」
「っ、だい、じょうぶ、。一緒にイこうか。」
「ッ!う、ん゛!いっしょ!ぁ゛!い、イクッ!?イッ、ちゃぁ、んん!?す、き!!だ゛ぃすき゛ぁ゛ンイッ~~ーッ♡!!!!!」
「ぼ、くもす、きだよ……っ、!?」

3回目でさえも長い長い射精が終わった後クリスは気絶するかのように寝てしまった………やりすぎた気がする。しかし2回目のアレで終わらせるのも男としてなあ。

ツンとつつけば寝ているはずなのにビクッとなる。よほど敏感に仕上がっているのだろう。

注いだそこは見て申し訳なくなるくらいパンパンに詰まっていて少し掻き出そうかと思案する。このままでは辛いかもしれない。

僕が再び指を挿れようとした瞬間、力強く足蹴りを喰らった。そしてもぞもぞと動くとまるでお腹を守るかのように丸めて静かになった。

「………寝てるよね?」

鳩尾みぞおちのちょっと横だから致命傷にはならなかったが、衝撃波は頭まで響き、皮膚はヒリヒリしてる………。

……やっぱり考えすぎだろうと思って何回か挑戦したが足が吹っ飛んできたので諦めた。身体を軽く拭うことは許してくれたのでタオルで綺麗にする。………うーん、本当に寝てるよね?

まあ僕も眠いので緊急用の魔道具でシーツを綺麗にしたらさっさと布団に潜り込んだ。明日の朝は早い。

賢者モードな僕に3回出してもなお凶悪な息子が起き上がってる事実が突きつけられたが知らないふりをした。まじ眠い。










しおりを挟む
感想 18

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました

ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載

「トリプルSの極上アルファと契約結婚、なぜか猫可愛がりされる話」

星井 悠里
BL
Ωの凛太。夢がある。その為に勉強しなきゃ。お金が必要。でもムカつくα父のお金はできるだけ使いたくない。そういう店、もありだろうか……。父のお金を使うより、どんな方法だろうと自分で稼いだ方がマシ……でもなぁやっぱりなぁ…と悩んでいた凛太の前に、めちゃくちゃイケメンなαが現れた。 凛太はΩの要素が弱い。ヒートはあるけど不定期だし、三日こもればなんとかなる。αのフェロモンも感じないし、自身のも弱い。 なんだろこのイケメン、と思っていたら、話している間に、変な話になってきた。 契約結婚? 期間三年? その間は好きに勉強していい。その後も、生活の面倒は見る。デメリットは、戸籍にバツイチがつくこと。え、全然いいかも……。お願いします! トリプルエスランク、紫の瞳を持つスーパーαのエリートの瑛士さんの、超高級マンション。最上階の隣の部屋。もし番になりたい人が居たら一緒に暮らしてもいいよとか言うけど、一番勉強がしたいので! 恋とか分からないしと断る。 表に夫夫アピールはするけど、それ以外は絡む必要もない、はずだったのに、なぜか瑛士さんは、オレの部屋を訪ねてくる。そんな豪華でもない普通のオレのご飯を一緒に食べるようになる。勉強してる横で、瑛士さんも仕事してる。「何でここに?」「居心地よくて」「いいですけど」そんな日々が続く。いろいろ距離がちかくなってきたある時、久しぶりにヒート。三日間こもるんで来ないでください。この期間だけは一応Ωなんで、と言ったオレに、一緒に居る、と、意味の分からない瑛士さん。一応抑制剤はお互い打つけど、さすがにヒートは無理。出てってと言ったら、一人でそんな辛そうにさせてたくない、と。――ヒートを乗り越えてから関係が変わる。瑛士さん、なんかやたら、距離が近くてあますぎて。そんな時、色んなツテで、薬を作る夢の話が盛り上がってくる。Ωの対応や治験に向けて活動を開始するようになる。夢に少しずつ近づくような。そんな中、従来の抑制剤の治験の闇やΩたちへの許されない行為を耳にする。少しずつ証拠をそろえていくと、それを良く思わない連中が居て――。瑛士さんは、契約結婚をしてでも身辺に煩わしいことをなくしたかったはずなのに、なぜかオレに関わってくる。仕事も忙しいのに、時間を見つけては、側に居る。なんだか初の感覚。でもオレ、勉強しなきゃ!なのに…? と、αに可愛がられて翻弄されまくる話です。ぜひ✨ 表紙:クボキリツ(@kbk_Ritsu)さま 素敵なイラストをありがとう…🩷✨

処理中です...