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番外06-04 **※(3P)

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「……ゲブラー、顔を合わせてするのは」
「ダメ」
「ん、分かった」


 まだゲブラーと顔を合わせたままのノイナに物足りなさそうにしながらも、しっかりと彼女の腰を掴んだスタールはゆっくりと腰を押し込んだ。
 隔てるものがなにもない生々しい男根は、ぴったりと彼女の中へと受け入れられる。隙間なく膣壁で愛撫される感触に、スタールは幸せそうな笑みを溢した。


「んんぅ……」
「生で挿れられるの、きもちいい?」
「ん、うん……」


 素直に頷けば、ゲブラーはふーんと唇を尖らせた。ずぶずぶと立派なものが中へ沈んでいく快感に、蕩けきったノイナの顔をいやらしい目で見つめてくる。


「愛人との生セックスは認めてあげるけど、目移りしちゃイヤだよ」
「はぁ……ん、もちろん」
「今までどおりいっぱい愛してくれないと、俺の部屋に監禁して犯しまくるから」
「ふふ、うん」


 軽く唇を重ねていれば、ぐうっとスタールのものが最奥に行き当たる。しっかりと一番奥で触れ合う大事な場所に身震いすれば、もはや興奮しきって余裕のない彼は激しく腰を揺すり始める。


「ひゃ、あっ」
「ちょっと、がっつきすぎ」
「仕方ない、だろう……は、ノイナ、僕の子を……んんっ」


 恋しそうに何度も名前を呼んで、きつくノイナをうしろから抱きしめながらスタールは悶える。肩口にいくつもキスマークを残して、愛しい人を孕ませられる喜びに有頂天になってるようだった。


「んんっ、あぁっ、あんっ、おく、がんがんしちゃ、あぅ、んゃっ」
「次は俺だからね、ちゃんと代わってよ……? はぁ、感じてるノイナの顔、たまんない……」


 とろんと蕩けた顔で喘ぐノイナに興奮したのか、ゲブラーもすりすりと興奮しきった怒張を擦り付けてくる。ちょうどそれが陰核を擦って、その甘い刺激にノイナは軽く果ててしまう。


「ああ、ノイナの中が、んっ、搾り取ろうとしてきて……はぁ、いっぱい出すから、もう少し……」
「みみもと、だめ、んんっ、あぁうっ」
「スタールが今まで見たことないくらい興奮してるんだけど」


 普段のお上品さなどどこぞに消えて、盛った獣のようにノイナを抱くスタールに、さすがのゲブラーも苦笑を浮かべる。けれど邪魔はしないようにと、喘ぐノイナの頭を優しく撫でながら二人の行為を見守った。


「んっく、ふぁ、おく、ひくひくしちゃ、ぁ、あっ」
「もうちょっとでイきそう?」
「んんっ、いく、ゼルス、イっちゃう……っ」


 絶頂が近くなって甘えてくるノイナに、ゲブラーはキスをする。限界間際に強張った身体を抱き寄せて、もっと深く交われるようにと彼女の足を大きく開かせた。


「は、っんん、ノイナ、好きだよ、愛してる……っ」
「せんぱ、いっ、んんっ、ひゃ」
「……いいよ、言ってあげなよ」


 ゲブラーが耳元でそう言って、うしろを振り返ったノイナはスタールを見つめた。

 憧れの先輩。一度はそういう関係になってもいいと、思ったことのある人。
 想いに応えたいと、受け入れたいと、思った人。


「スタール、せんぱい……っ、すき」
「ん、っぐ……!」
「ふぁあ、んんぅ……っ」


 絶頂を迎えるのと同時に、スタールの唇が触れる。深く唇が交わった瞬間彼の男根が震えて、勢いよく精を吐き出していく。
 びゅうびゅうと胎の中へと注がれる熱に、ノイナは恍惚とする。優しく下腹部を撫でるスタールの手に自分の手を重ねて、長々とした吐精が終わるのを待った。


「……僕も、好きだよ」
「ん……っ」
「ノイナ……すごい、幸せだ」


 思わず涙目になってそう言うスタールに、快感に震えていたノイナはハッとなる。ゲブラーもその反応に驚いたようで、戸惑うような顔をしていた。けれど。


「……はやく代わって」
「ゼルス」
「ん、いや……大丈夫だよ」


 ずるりと中から男根を引き抜くと、鈴口に白濁とした糸が伸びる。まだノイナの中と繋がっているそれに、彼のものはまたぐぐっと質量を増していく。


「いっぱい出したねぇ……でも俺の精子のほうが強いから」
「勝負してみるかい?」
「いいよ、今度こそ俺が勝つから」
「えぇ!?」


 ずぶぶっとゲブラーのもので一気に貫かれ、ノイナは焦る。ぱんぱんと激しく肌がぶつかり合う音と、ぐちゅぐちゅと中がかき回される音が、室内にも響くほどに大きく聞こえる。


「ノイナっ、俺もノイナの中にたっぷり出してあげるから、頑張って孕んでね♡」
「ま、っ、あぅ、だめ、おくばっか、りっ」
「僕もまだまだ出し足りない……今晩は、出なくなるまでノイナの中に注いでも、いいかな……?」
「まってぇ……!」


 身体中の弱い場所を弄られながら、何度も唇や舌を舐め回されながら、何度も絶頂させられたノイナは、どこまでも深い快感の波に飲まれていく。もはや気持ちいいのから戻れなくて、だらしなく口から喘ぎ声を溢すだけになってしまう。
 そんな中で、容赦なくゲブラーは彼女の中で果てた。


「は、いっぱい出る……っ」


 どぷどぷと、濃厚な精液がたっぷりと注がれて、すぐに結合部から溢れてくる。もはやどちらの精液かなんて分からないほど、ノイナの中は白くてねばつくものでいっぱいだった。


「ノイナ、大好きだよ……」
「ひゃあうっ」


 ゲブラーのものがようやく抜けたと思えば、すぐにスタールの男根が捩じ込まれる。隙間から愛液と精液が混じったものを溢しながら、また激しい抽挿にノイナは震え続けた。


「きもちいいねぇ、ノイナのイき顔、大好き……」
「ずっとここも、おねだりするように、絡みついてきて……っ、腰が止まらない、ずっとノイナと繋がっていたいな……」
「そんなのダメ、次は俺なんだから。ほら、ノイナの大好きな、俺のここ……もうガッチガチに勃っちゃってる、ふふ」


 全力で愛を注いでくる男二人に、ノイナは思考停止しながらも笑みを浮かべた。二人が幸せそうに笑っていて、好きだと、愛していると自分を抱きしめて、骨までとろけそうな快感を与えてくるのが、嬉しくて、満たされて。


「あぁ、イくっ、ノイナ、愛してるよ……!」


 悩ましげに眉根を寄せて、スタールがまた果てる。ノイナと身体を重ねられる喜びに、彼女を孕ませられる幸福に、ありのままの表情を晒しながら。


「ふにゃ、ぁ……っ」


 三度目だというのに勢いよく精を注がれ、中が熱いもので埋まっていく感触にノイナは荒く息をしながら悶えた。繋がっている場所はもう真っ白で、けれど二人にはそんなこと気にならないのだろう。またすぐにゲブラーが男根を擦り寄せてくる。


「可愛いノイナ……またたっぷり注いであげるから、全部一番奥で受け止めて……俺たちの子、孕んでね」
「それまでは何度だって……ううん、子どもが産まれたあとも愛を交わし合うたびに、ずうっと気持ちよくイかせてあげる」


 互いのつながりを確かめるように、限界を迎えるまで延々と愛を交し合った。



番外06 了
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