九九式双発艦上攻撃機

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ハワイ作戦

加賀の最期

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ひたすら直進するその大型空母を見た攻撃隊は当然、吸い込まれるように攻撃を開始した。
だが、加賀の両脇には高速戦艦である榛名、霧島が控えており加賀を守ろうと弾幕を張った。
加賀も大きな回避行動こそしないが、岡田自身が舵を取って見事に爆弾を回避していく。
だが、加賀は巨艦であった。
ついに艦中央に1000ポンド爆弾を喰らった。
だが、加賀は今だ28ノットで航行し続けており岡田は不適な笑みを浮かべた。
その後に続いた敵機もしっかり3発の命中弾を与え、加賀の飛行甲板は完全に破壊されたが機関はまだ生きていた。
対して、雷撃隊はと言うと直掩の零戦隊が対空砲火内でも追いすがり、その全てを撃退していた。
「まだ戦えるぞ!」
岡田はそう言った直後、艦橋付近に1000ポンド爆弾が炸裂。
艦橋は跡形もなく破壊され、岡田も消息不明となった。
指揮系統が吹き飛んだ加賀は敵爆撃機に滅多打ちに遭い、さらに5発もの1000ポンド爆弾を喰らった。
これで加賀は10発の1000ポンド爆弾を喰らったことになる。
最後に喰らった1000ポンド爆弾によって機関が全滅し、ついに加賀は航行を停止した。
それでも喫水線下に被害は無かったが、総員退艦が発令。
その10分後に加賀は大爆発を起こして、艦長以下500余名と共に波間に沈んでいった。
これは航空機用ガソリンが気化したために起こったことである。


加賀の献身にも関わらず、残る空母も攻撃を受けていた。
飛鷹は2発、隼鷹は1発、そして瑞鳳と龍驤はそれぞれ3発もの1000ポンド爆弾を喰らった。
瑞鳳、龍鳳は飛鷹型空母を守るために、攻撃隊からみて手前に位置していたのである。
隼鷹や飛鷹は正規空母であり、大事に至ることは無かったが軽空母の2隻はそうはいかなかった。
どちらも飛行甲板は完全に破壊され、死を待つのみであった。
こうして第二航空艦隊は一気に3隻もの空母を撃沈されたのである。
だが、加賀ひいては岡村の行動が無ければ飛鷹型空母すら撃沈されていた可能性が高く、小沢は密かに岡村に感謝したのである。


第二航空艦隊が奇襲を受け、加賀、瑞鳳、龍鳳が撃沈されたことを受けて第一航空艦隊は衝撃を受けた。
「敵空母は1隻どころか、確実に10隻以上出てきたぞ!」
南雲は自分の慢心に憤っている。
だがいつまでもこうしているわけには行かない。
「早々に敵機動部隊を見つけ出し、攻撃隊を出撃させる!」
既に偵察機は放ってある。
後は敵艦隊発見の報を待つだけだった。
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