九九式双発艦上攻撃機

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ハワイ作戦

反撃

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第二航空艦隊は攻撃される前に44機もの艦攻を偵察に出していた。
その努力はすぐに実を結ぶことになる。
「加賀所属の艦攻が敵艦隊を発見!敵は概ね2群に分かれ、空母は20隻以上!」
これに南雲は一瞬驚いたが、すぐに平静を取り戻した。
「流石に正規空母が20隻と言うことではないだろう。艦攻からの続報は無いか?」
そう草鹿に聞いた時、ちょうど続報が届いた。
「敵の大型空母は6隻!」
本当はインデペンデンスもいるが、軽空母であるためそこまで影響はない。
「すぐに攻撃隊を出す。今回は直掩隊も回せ!」
報告によると敵空母群とは400海里ほど離れている。
となれば敵攻撃機が到達する可能性は万に一つなく、オアフ島の航空隊は叩いた。
もはや臆するものはなにも無かった。


第一波攻撃隊は江草が率いる艦戦324機、艦攻108機の計432機。
艦攻は全て800㎏爆弾を装備している。
そして第二波攻撃隊は艦戦198機、艦攻198機の計396機で村田重治が率いる。
第二波攻撃隊は雷撃偏重の編成で135機が雷装をしている。
この二段構えにより、敵空母群を粉砕する構えであった。


一方、スプールアンス艦隊であるが日本海軍の正規空母を3隻撃沈したことを当初は手放しで喜んでいた。
だが、帰投中の攻撃隊が予想よりずっと少ないことが分かると艦隊司令部に重苦しい雰囲気が漂う。
「…第二撃を仕掛けるのには準備が要りそうだな」
スプールアンスの表情は険しい。
やはり日本海軍の機動部隊はかなり戦闘機の比率が高く、また相手が攻撃隊を出していなかったため全ての戦闘機が迎撃に集中できてしまった。
これが大損害の理由であろうとスプールアンスは考えていたが、それより別動隊の動向が気になっていた。
(先ほど、敵偵察機に発見されてしまった…となると、別動隊が攻撃を仕掛けてくる可能性が高い!)
今だ攻撃隊は帰投しておらず、艦上にはF4Fが220機あった。
アメリカ海軍も戦闘機の比率を5割近くに設定していたというわけである。
F4F隊はすでに出撃準備を完了している。
「敵が出てくる可能性が高い。一旦後方に下がるぞ」
スプールアンスは暗に”護衛空母を生贄にする”と決断したわけである。
彼としてはやはりミッドウェーでの惨劇が脳裏に浮かぶわけであり、これ以上大型空母を失うことは避けたかった。
もちろん、これは外道の選択肢ではあるが名より実を取らねば自国が戦争に敗北する可能せいがあるのである。
そして、後退を命令してから1時間20分後にそれは現れたのであった。


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