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ハワイ沖決戦
敵対空火器減殺
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制空戦闘機たちが戦いを繰り広げている間に、二式戦爆は敵艦隊に突入した。
500機以上の機体が同時に艦隊に突入を開始したが、その直前に彩雲が上空から”ある物”を投下していた。
それが欺瞞紙という銀紙である。
これはレーダー波を反射することで敵のレーダーを封じる兵器である。
アメリカ軍の対空砲火の強さの源に違いなく、これを封じれば航空隊が侵入しやすくなりに違いなかった。
レーダーが使い物にならないと悟ったハルゼーだったが、それでも対空戦用意の命令を下した。
レーダーがなくとも、火器管制装置は生きているからだ。
すぐに向かってくる敵機に対して対空戦闘が開始される。
二式戦爆側も最高速度である時速630㎞で敵艦隊に迫る。
だが、VT信管の威力たるや凄まじいものがあった。
被弾面積が小さいはずの二式戦爆も多数の機体が破片を受けて撃墜されていく。
攻撃前に撃墜された二式戦爆はなんと122機に達した。
それでも攻撃隊は敵戦艦や重巡に向けて爆撃を敢行。
そして概ね33%の命中を計上した。
爆弾数に直すと121発である。
この爆弾は徹甲爆弾ではなく、陸用爆弾である。
いわゆるクラスター爆弾だったわけで、敵艦に対する効果はてきめんであった。
野ざらしとなっている機関砲や機銃は給弾兵もろとも粉砕し、5インチ砲は電気回路を損傷させ、旋回不能に落としいれた。
特に戦艦や巡洋艦に攻撃が集中しており、彼の艦達は概ね40%から20%の対空火器を減殺されていた。
ここまでの大戦果を挙げたわけだが、攻撃隊はさらに87機を喪失し、損失合計は何と208機に達した。
攻撃に参加したおよそ4割が撃墜されたのである。
後に損害報告を受ける山口はあまりの損害の多さに愕然となる。
が、彼らの戦いはまだ終わっていない。
これから制空戦闘機隊の助太刀を行わねばならない。
と言っても、既に味方烈風がF4Uを数で上回り始めており、二式戦爆は脇の甘い敵戦闘機に向けて20㎜機銃を撃ちかけた。
二式戦爆ではまともに敵戦闘機と戦うことは出来ないが、補助戦闘機としてその能力を遺憾なく発揮したのである。
だが、空戦が長時間にわたると次第に20㎜機銃を切らす烈風が出始めた。
彼らは仕方なく機首の12.7㎜機銃で戦っていたが、やはり威力不足が否めない。
そこに一切20㎜機銃弾を消耗していない二式戦爆が登場してくれたのだから手放しで喜んだ。
こうして、アメリカ艦隊上空の制空権は次第に日本海軍の物となっていったのである。
500機以上の機体が同時に艦隊に突入を開始したが、その直前に彩雲が上空から”ある物”を投下していた。
それが欺瞞紙という銀紙である。
これはレーダー波を反射することで敵のレーダーを封じる兵器である。
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レーダーが使い物にならないと悟ったハルゼーだったが、それでも対空戦用意の命令を下した。
レーダーがなくとも、火器管制装置は生きているからだ。
すぐに向かってくる敵機に対して対空戦闘が開始される。
二式戦爆側も最高速度である時速630㎞で敵艦隊に迫る。
だが、VT信管の威力たるや凄まじいものがあった。
被弾面積が小さいはずの二式戦爆も多数の機体が破片を受けて撃墜されていく。
攻撃前に撃墜された二式戦爆はなんと122機に達した。
それでも攻撃隊は敵戦艦や重巡に向けて爆撃を敢行。
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ここまでの大戦果を挙げたわけだが、攻撃隊はさらに87機を喪失し、損失合計は何と208機に達した。
攻撃に参加したおよそ4割が撃墜されたのである。
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そこに一切20㎜機銃弾を消耗していない二式戦爆が登場してくれたのだから手放しで喜んだ。
こうして、アメリカ艦隊上空の制空権は次第に日本海軍の物となっていったのである。
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