連合航空艦隊

ypaaaaaaa

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真珠湾総攻撃

止め

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ハワイ周辺に展開していたアメリカ空母艦隊はことごとく海中に没した。
これを受け、第二、第三航空艦隊は即座に真珠湾に対して第二撃となる攻撃隊を発進させた。
既に両艦隊には陸軍上陸部隊約2万名を乗せた輸送船が行動を共にしており、翌日に上陸戦を行う手はずとなっていた。
今回の基地攻撃はあくまで前座のようなものだった。


出撃した攻撃隊は艦戦108機、艦爆126機、水爆54機の計288機。
すでに真珠湾の基地能力が著しく低下していることは明白であるため、比較的鈍足な水爆も攻撃に参加する。
既にハワイ時間では午後3時を回っており、これがこの日最後の出撃となる。
攻撃隊総指揮は村田少佐が執る。


一方、当の真珠湾はというと機能不全状態から抜け出せていなかった。
延べ1000機以上の日本軍機に襲撃されたのである。
損害はそう容易く復旧できるものではなかった。
「くそ…なにもかもがクソッったれだ!」
ファーロングは自らもスコップ片手に復旧作業を手伝いながらもそう毒づいた。
「情報が錯綜していて正確な情報は分かりませんが、海上に展開していた艦隊もほぼ壊滅的打撃を受けたそうです。
次は、ここにとどめを刺しに来ます。それまでにできるだけ復旧をしておきましょう!」
ラムゼーは自分を勇気づけるように言った。
これにファーロングも頷いたが、その決意を打ち砕くように村田率いる288機の攻撃隊が真珠湾へ到達した。


288機の攻撃隊はそれぞれ思うように攻撃した。
九九式艦戦は機銃掃射や装備している機体は60㎏爆弾で、九九式艦爆、零式水爆は250㎏爆弾によって。
機能不全に陥っていた真珠湾にとって、この攻撃は致命傷どころの話ではなかった。
交通網は寸断され、電波塔は倒壊。
対空火器も破壊されており、生身の兵士たちは九九式艦戦の機銃掃射で斃れていった。
その被害は陸軍にも及び多数の野砲やトラック、そして戦車が撃破されていった。
攻撃自体はものの30分で終了したが、現地将兵にとっては長すぎた。
ラムゼーやファーロングは辛うじて生き延びたものの、真珠湾は死体が廊下まで溢れかえり泣き声が木霊する地獄となっていた。
もはや、戦う気力が残っている者は居なかった。
「悪夢だ…」
ラムゼーはあちこちで黒煙が上がる真珠湾を見てそう口を動かした。
「…とにかく今日は休むしかない。ジャップだって流石に夜には襲ってこないさ」
ファーロングはラムゼーの肩を叩いて励ました。
彼らはこうして、比較的安全である病院で仮眠を取った。
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