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続・FS作戦
紫電の初陣
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「敵編隊が接近してきているだと?」
井上は反芻する。
「はい。電探や偵察機などで発見されています」
有馬の報告に井上は即座に命令を下す。
「紫電を出撃させろ」
紫電の諸元は以下の通りだ。
局地戦闘機紫電
最高速度:時速609㎞
武装:20㎜機銃4挺
翼面荷重:170㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが3枚
搭乗数:1人
搭載能力:250㎏爆弾1発
航続距離:時速300㎞で500海里
全長:9.55m
全幅:11.2m
低翼の機体で、20㎜4挺の火力は日本陸海軍の戦闘機の中で最強の物だった。
また紫電を構成する部品は4万点ほどであり、これは零戦よりはるかに少なかった。
そのため、制式化されてからそこまで時間が経っていないのにも関わらず、ここポートモレスビーにはすでに108機もの紫電が進出してきていた。
ただ、これは山本の意向によるものも大きかった。
(南洋では陸戦はあまり起こらんだろうが、航空戦は必ず頻発する。その過程で航空基地が破壊されてしまっては元も子もない。防空のために紫電をできるだけ井上に送ってやる必要がある)
現時点での紫電の総生産数は300機程度であったが、南洋には240機近い紫電が配備されてた。
108機の紫電はその1500馬力に引っ張られるように上昇していく。
零戦隊も同様に発進しているものの、上昇力では紫電の方に軍配が上がった。
『敵編隊は重爆隊である!数は100以上!』
司令部からの続報を聞いても迎撃に出撃した搭乗員からは何ら臆することはなかった。
高度が7000になったころに上昇を辞め、ポートモレスビーの電探に誘導され敵爆撃隊を待ち伏せる。
そして、大編隊が見えた。
どうやら敵編隊は全てが爆撃機ではなく、半数以上は戦闘機のようだった。
108機の紫電は爆撃隊がちょうど真下に来た頃に急降下した。
敵戦闘機隊もこの動きに気付き、防ごうとしたが正面火力では紫電が圧倒的だった。
最初の一撃で、紫電は合計4機が撃墜されたが、反対に敵戦闘機であるP40を13機、プレニム爆撃機を9機、B17爆撃機を5機撃墜した。
この一撃で爆撃隊は大混乱に陥った。
(こんな戦闘機、見たことないぞ!)
彼らが紫電と相いまみえるのは初めての事。
迎撃に向かってくるのは零戦とばかり思っていたのだ。
そうしている内に、紫電は反転し次々と爆撃機に食らいついていく。
ここで爆撃隊の隊長は撤退を決意した。
ポートモレスビーまではあと10分ほどあり、この波状攻撃を受け続けるのは必定。
全滅の可能性すらあったのである。
爆撃隊は反転する。
だが、紫電隊はそのようなことはお構いなく戦果を拡大させていった。
結果的に、紫電は12機を喪失し9機が戦線を離脱したもののP40を23機、プレニムを23機、B17を19機撃墜しその初陣に花を飾った。
零戦隊は結局、戦闘に間に合わなかった。
井上は反芻する。
「はい。電探や偵察機などで発見されています」
有馬の報告に井上は即座に命令を下す。
「紫電を出撃させろ」
紫電の諸元は以下の通りだ。
局地戦闘機紫電
最高速度:時速609㎞
武装:20㎜機銃4挺
翼面荷重:170㎏/㎡
プロペラ:直径3.42mが3枚
搭乗数:1人
搭載能力:250㎏爆弾1発
航続距離:時速300㎞で500海里
全長:9.55m
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また紫電を構成する部品は4万点ほどであり、これは零戦よりはるかに少なかった。
そのため、制式化されてからそこまで時間が経っていないのにも関わらず、ここポートモレスビーにはすでに108機もの紫電が進出してきていた。
ただ、これは山本の意向によるものも大きかった。
(南洋では陸戦はあまり起こらんだろうが、航空戦は必ず頻発する。その過程で航空基地が破壊されてしまっては元も子もない。防空のために紫電をできるだけ井上に送ってやる必要がある)
現時点での紫電の総生産数は300機程度であったが、南洋には240機近い紫電が配備されてた。
108機の紫電はその1500馬力に引っ張られるように上昇していく。
零戦隊も同様に発進しているものの、上昇力では紫電の方に軍配が上がった。
『敵編隊は重爆隊である!数は100以上!』
司令部からの続報を聞いても迎撃に出撃した搭乗員からは何ら臆することはなかった。
高度が7000になったころに上昇を辞め、ポートモレスビーの電探に誘導され敵爆撃隊を待ち伏せる。
そして、大編隊が見えた。
どうやら敵編隊は全てが爆撃機ではなく、半数以上は戦闘機のようだった。
108機の紫電は爆撃隊がちょうど真下に来た頃に急降下した。
敵戦闘機隊もこの動きに気付き、防ごうとしたが正面火力では紫電が圧倒的だった。
最初の一撃で、紫電は合計4機が撃墜されたが、反対に敵戦闘機であるP40を13機、プレニム爆撃機を9機、B17爆撃機を5機撃墜した。
この一撃で爆撃隊は大混乱に陥った。
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結果的に、紫電は12機を喪失し9機が戦線を離脱したもののP40を23機、プレニムを23機、B17を19機撃墜しその初陣に花を飾った。
零戦隊は結局、戦闘に間に合わなかった。
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