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続・FS作戦
続・FS作戦の策定
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小沢機動部隊がポートモレスビーに入港したのは1943年2月1日にことだった。
「ガダルカナルには偵察機を何機か向かわせたが、到着する前に迎撃機に撃墜もしくは追い返されてしまった」
(敵空母が居るな…)
アメリカ軍と言えど、そんな短期間で飛行場は整備できない。
ではその迎撃機がどこから出てきたのかと言えば、空母しかないだろう。
それが正規空母なのか小型空母なのかは分からないが、排除すべき戦力なのには変わりない。
小沢はすぐに申し出た。
「我が機動部隊を用いて、威力偵察をしよう」
井上も異存はなく、小沢機動部隊によるガダルカナル島への威力偵察が行われることになった。
第四艦隊は決して偵察だけを行っていたのではない。
井上はガダルカナル島が占領されたことで”米豪遮断作戦を再びやらねばならない”と考えた。
そして軍令部にその旨を打電すると、すぐに続・FS作戦が策定された。
既に中部太平洋ならびに北部太平洋はハワイを占領したため日本海軍の物となっており、現在戦闘しているのが南太平洋だけだったため、連合艦隊司令長官である山本も異を唱えなかった。
但し、この続・FS作戦では先のFS作戦とは違いニューギニア航空要塞の建設までの時間稼ぎと安全の確保の側面も内包していた。
ガダルカナル島に航空基地を建てられるとポートモレスビーやラバウルと言った大航空基地が攻撃される恐れがあるからだった。
そのため、ガダルカナル島以外は新たな島への上陸を行われないことになっていた。
だが、これらの作戦は小沢機動部隊が南洋に到着してからの話である。
それまでは第四艦隊単独で事に当たらねばならない。
強力とは言えない第四艦隊はとにかくガダルカナル島を締め上げることを考えた。
ガダルカナル島は密林が広がる未開の地であり、自給自足を行うには時間をかける必要があった。
もちろん現時点では外からの物資補給が必要だ。
この物資補給を経ち切れれば、ガダルカナル島のアメリカ軍は自ずと衰弱することになる。
この構想の元、第四艦隊は航空機、潜水艦、水上艦を用いた通商破壊作戦を展開。
皆が望んだ派手な艦隊決戦とは程遠いものだったが、確実に戦果は出た。
井上もガダルカナル島付近には敵空母が居る可能性が高いしとして、ガダルカナル島から400海里以上、それに加えて夜間に戦闘を展開させた。
小沢機動部隊がポートモレスビーに到着してからも、この通商破壊戦は続けられており潜水艦や駆逐艦が何隻が反撃で撃沈されたが、逆にアメリ海軍の重巡ルイビルを撃沈するなど一進一退の攻防が続いていた。
また、この通商破壊作戦の最中にガダルカナル島の飛行場建設地を発見していた。
「ガダルカナルには偵察機を何機か向かわせたが、到着する前に迎撃機に撃墜もしくは追い返されてしまった」
(敵空母が居るな…)
アメリカ軍と言えど、そんな短期間で飛行場は整備できない。
ではその迎撃機がどこから出てきたのかと言えば、空母しかないだろう。
それが正規空母なのか小型空母なのかは分からないが、排除すべき戦力なのには変わりない。
小沢はすぐに申し出た。
「我が機動部隊を用いて、威力偵察をしよう」
井上も異存はなく、小沢機動部隊によるガダルカナル島への威力偵察が行われることになった。
第四艦隊は決して偵察だけを行っていたのではない。
井上はガダルカナル島が占領されたことで”米豪遮断作戦を再びやらねばならない”と考えた。
そして軍令部にその旨を打電すると、すぐに続・FS作戦が策定された。
既に中部太平洋ならびに北部太平洋はハワイを占領したため日本海軍の物となっており、現在戦闘しているのが南太平洋だけだったため、連合艦隊司令長官である山本も異を唱えなかった。
但し、この続・FS作戦では先のFS作戦とは違いニューギニア航空要塞の建設までの時間稼ぎと安全の確保の側面も内包していた。
ガダルカナル島に航空基地を建てられるとポートモレスビーやラバウルと言った大航空基地が攻撃される恐れがあるからだった。
そのため、ガダルカナル島以外は新たな島への上陸を行われないことになっていた。
だが、これらの作戦は小沢機動部隊が南洋に到着してからの話である。
それまでは第四艦隊単独で事に当たらねばならない。
強力とは言えない第四艦隊はとにかくガダルカナル島を締め上げることを考えた。
ガダルカナル島は密林が広がる未開の地であり、自給自足を行うには時間をかける必要があった。
もちろん現時点では外からの物資補給が必要だ。
この物資補給を経ち切れれば、ガダルカナル島のアメリカ軍は自ずと衰弱することになる。
この構想の元、第四艦隊は航空機、潜水艦、水上艦を用いた通商破壊作戦を展開。
皆が望んだ派手な艦隊決戦とは程遠いものだったが、確実に戦果は出た。
井上もガダルカナル島付近には敵空母が居る可能性が高いしとして、ガダルカナル島から400海里以上、それに加えて夜間に戦闘を展開させた。
小沢機動部隊がポートモレスビーに到着してからも、この通商破壊戦は続けられており潜水艦や駆逐艦が何隻が反撃で撃沈されたが、逆にアメリ海軍の重巡ルイビルを撃沈するなど一進一退の攻防が続いていた。
また、この通商破壊作戦の最中にガダルカナル島の飛行場建設地を発見していた。
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