小沢機動部隊

ypaaaaaaa

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続・FS作戦

伊吹型軽空母

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「暗号が読まれている可能性があります」
軍令部に訪れた山本は開口一番にそう言った。
「まぁ、あり得るだろうね」
永野は飄々と言う。
この態度に山本は少し腹を立てたが否定されるよりは万倍ましである
「こっちで暗号は変えておく。ただ、アメリカの事だ。すぐに解読されるだろう。定期的に暗号を変えることになるが連合艦隊はそれでいいのか?」
山本は是非もなく頷く。
これで暗号に関しては解決が見られた。


山本は東京に来たついでにと横須賀海軍工廠を訪れていた。
「やはり…大きいな」
彼の目の前にあるのは、巨大としか形容できない空母であった。
「今年中には竣工いたします。名前は、紀伊と言います」
横にいた工廠長の言葉を思わず反芻する。
「名前は紀伊…か。本当に戦艦なのだな」
この艦こそ大和型戦艦3番艦であり信濃型装甲空母1番艦の装甲空母信濃であった。


他方、南洋の小沢機動部隊はと言うとポートモレスビーで停泊していた。
紫電改の受領や補給なども目的としてあるのが、目玉はまた別だった。
それこそ、空母戦力の増強である。
「これで我が機動部隊の戦力は9隻になるな」
小沢は新たに指揮下に入った4隻の空母を見ながら言った。


4隻の空母と言うのは扶桑型空母の伊勢、日向と伊吹型軽空母の伊吹、筑波だった。
伊勢、日向に関しては扶桑、山城と同等の空母なので割愛するが伊吹型軽空母は記述する。


伊吹型軽空母
排水量:15000トン
全長:205m
全幅:21.6m
兵装:12.7㎝連装高角砲4基、37㎜連装機関砲4基、20㎜四連装機銃8基、同単装機銃8基
格納庫:2段
艦載機数:45機
最高速力:33ノット
航続距離:16ノットで8000海里
エレベーター:2基

伊吹型重巡洋艦を空母に改装したのがこの伊吹型軽空母である。
本空母は艦載機数を極限まで多くするために扶桑型空母のようなエンクローズド・バウを採用し、その関係でアイランドを待つ軽空母となった。
実は同様の改装は祥鳳、瑞鳳、龍鳳や現在改装中の千歳と千代田でも行われているがいまだ完了していない。
伊吹型軽空母の2隻は新たな航空戦隊を編成せず、蒼龍を失った第二航空戦隊に編入される。
2隻で合わせて90機なので第二航空戦隊はソロモン海海戦前と比べて戦力が強化された形になる。
ただ練度がイマイチなので人殺し多門の異名を持つ山口がしごきを行うことになっていた。
ちなみに、伊勢、日向は桑原虎雄少将を司令に置いて第九航空戦隊を編成している。
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