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ハワイ追撃戦
護衛空母壊滅
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「敵機接近、数900」
通信兵はもはや淡々の画面に映し出された情報を報告するほどの気力しか残っていなかった。
「直掩機を上げろ」
スプールアンスはそれが酷な命令であるということは重々承知である。
なにせ、わずか30機のF6Fしか満足に飛ばせないのである。
包囲され、各個撃破されるのは目に見えていた。
だが、迎撃を行わない手は無い。
(すまない…)
スプールアンスは心の中で懺悔していた。
だが、状況は変わらない。
第三八機動部隊から30海里で空戦が始まった。
陣風はその半数が爆装しており空戦は行えないが、それでもなお250機の陣風が準備万端に待ち構えていた。
30機のF6Fは勇敢にも陣風の集団に突撃する。
だが、機体の性能差や数の差は如何ともし難かった。
F6Fは次々に火を噴いていく。
それでもなお戦場を離れようとはしない。
(少しでも敵を食い止めれば、乗組員の誰かは助かるかもしれない!)
その心意気でF6Fのパイロットは戦っていた。
結局、陣風は2機が撃墜されたがF6Fを30機撃墜した。
この時、第三八機動部隊の航空兵力は零となったのである。
「陣風200機と第一航空艦隊の爆装流星を小型空母に向かわせれば十分だろう…残りの350機の流星で敵戦艦を叩く!」
根岸は”小型空母を沈めるのに大がかりな攻撃編隊は必要ない”としてこの決断を下したのだ。
先に行われたのは護衛空母に対しての攻撃であった。
31隻の護衛空母の周りにはそこまでの護衛艦艇は存在せず、陣風はこれ幸いと護衛空母に急降下していく。
陣風が装備しているのは250㎏爆弾であり、1発だけでは護衛空母を撃沈できなかったがそれでも機関の出力が下がる。
陣風攻撃隊の命中率は18%ほどであったがそれでも40発程度の250㎏爆弾が命中したのだ。
そこに満を持して流星が参戦した。
第一航空艦隊の流星は次々と速度の低下した護衛空母に680㎏爆弾を叩き込んでいく。
既に対空砲火は減殺されている。
爆装流星隊は60%もの命中率を叩き出し、31隻の護衛空母は須らく波間に沈んでいった。
31隻もの護衛空母がものの20分で全て撃沈したという報告はすぐに根岸に届いた。
「これで後顧の憂いは絶たれた…。全機、敵戦艦に突入せよ!」
2隻の大戦艦の内、1隻は明らかに遅い。
根岸は”この戦艦の方が撃沈しやすいだろう”と考え、先にそちらの攻撃隊を差し向けた。
それっはミズーリの事であり、ミズーリの艦橋からの日本軍攻撃隊の視線が向いていることは分かっていたのだった。
通信兵はもはや淡々の画面に映し出された情報を報告するほどの気力しか残っていなかった。
「直掩機を上げろ」
スプールアンスはそれが酷な命令であるということは重々承知である。
なにせ、わずか30機のF6Fしか満足に飛ばせないのである。
包囲され、各個撃破されるのは目に見えていた。
だが、迎撃を行わない手は無い。
(すまない…)
スプールアンスは心の中で懺悔していた。
だが、状況は変わらない。
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だが、機体の性能差や数の差は如何ともし難かった。
F6Fは次々に火を噴いていく。
それでもなお戦場を離れようとはしない。
(少しでも敵を食い止めれば、乗組員の誰かは助かるかもしれない!)
その心意気でF6Fのパイロットは戦っていた。
結局、陣風は2機が撃墜されたがF6Fを30機撃墜した。
この時、第三八機動部隊の航空兵力は零となったのである。
「陣風200機と第一航空艦隊の爆装流星を小型空母に向かわせれば十分だろう…残りの350機の流星で敵戦艦を叩く!」
根岸は”小型空母を沈めるのに大がかりな攻撃編隊は必要ない”としてこの決断を下したのだ。
先に行われたのは護衛空母に対しての攻撃であった。
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