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最終決戦
硫黄島の戦い
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栗林は帰還した屠龍隊を3時間後には父島へ退避させた。
連合艦隊からの情報提供により硫黄島上陸を掩護するアメリカ艦隊の航空戦力が4000機に達する可能性があったためだ。
とてもじゃないが硫黄島に配備されている航空隊でまともな戦いができるわけなかった。
屠龍隊を見送った後、栗林は硫黄島の要塞の最終確認を指示。
また各部隊への叱咤激励に八原と西を連れて赴いた。
「やれることはすべてやった。後は、天命を待つだけだ」
これに八原と西も静かに頷き、西は自分の舞台である第27戦車連隊に戻ていった。
8月24日早朝。
ついにアメリカ軍の上陸部隊が硫黄島へ上陸を開始した。
それまでに2時間に及ぶ艦砲射撃が実施されており島の形も変形してしまった。
だが人的損失は皆無とは言えないが軽微であり、アメリカ軍を撃退するに十分な兵力が残っていた。
「敵はもういないんじゃないか?」
上陸した部隊ではそういう空気が蔓延していた。
普通、敵が上陸してきた場合は沿岸部で殲滅しようとしてくるはずだ。
1943年のノルマンディーがその有効性を示している。
だが、自分たちは何ら攻撃を受けていない。
こういった空気の中、部隊は浜辺を飛び出して摺鉢山などに攻撃を開始しようとした。
その時だった。
突然、日本軍による苛烈な反撃を受けたのだ。
沿岸部にあった物資や戦車などは噴進砲により破壊され、浜辺を飛び出した部隊は機銃掃射を受けた。
たちまち部隊は大混乱になり、ターナーはたまらず海軍に支援砲撃を要請。
アイオワ以下12隻の戦艦がそれに応じて砲撃を開始したが思わぬ悲劇が起こる。
なんとアイオワ級の40.6㎝砲弾が味方部隊に着弾したのだ。
一気に300名ほどが死亡し現場の混乱に拍車をかける結果となった。
これを受け12隻の戦艦は砲撃支援を停止。
すると今度は戦艦ミズーリの艦橋が大爆発を起こして倒壊した。
それは摺鉢山に設置されてあった36㎝砲によるものであり、この36㎝砲は改装時に撤去された戦艦扶桑の物だった。
これはアメリカ軍の士気に重大な影響を与え、アメリカ軍は浜辺から出ることはかなわなかった。
ミズーリは即日ミッドウェーに曳航されていきこの日は夜を迎えることになる。
だがアメリカ軍の兵士たちにとって夜は地獄と化す。
発端は日本軍による噴進砲による攻撃であり、そこに西率いる第27戦車連隊が突撃した。
第27戦車連隊にはホニが120両配備されており、それらが沿岸部を強襲したのである。
10㎝砲の威力は絶大であり、次々とアメリカ軍の歩兵を蹴散らしていった。
悔過的に2両のホニを失いながらもアメリカ軍の上陸部隊に大打撃を与え、初日だけでアメリカ軍は2万名に及び死傷者を出した。
この後、硫黄島の戦いは膠着することになる。
連合艦隊からの情報提供により硫黄島上陸を掩護するアメリカ艦隊の航空戦力が4000機に達する可能性があったためだ。
とてもじゃないが硫黄島に配備されている航空隊でまともな戦いができるわけなかった。
屠龍隊を見送った後、栗林は硫黄島の要塞の最終確認を指示。
また各部隊への叱咤激励に八原と西を連れて赴いた。
「やれることはすべてやった。後は、天命を待つだけだ」
これに八原と西も静かに頷き、西は自分の舞台である第27戦車連隊に戻ていった。
8月24日早朝。
ついにアメリカ軍の上陸部隊が硫黄島へ上陸を開始した。
それまでに2時間に及ぶ艦砲射撃が実施されており島の形も変形してしまった。
だが人的損失は皆無とは言えないが軽微であり、アメリカ軍を撃退するに十分な兵力が残っていた。
「敵はもういないんじゃないか?」
上陸した部隊ではそういう空気が蔓延していた。
普通、敵が上陸してきた場合は沿岸部で殲滅しようとしてくるはずだ。
1943年のノルマンディーがその有効性を示している。
だが、自分たちは何ら攻撃を受けていない。
こういった空気の中、部隊は浜辺を飛び出して摺鉢山などに攻撃を開始しようとした。
その時だった。
突然、日本軍による苛烈な反撃を受けたのだ。
沿岸部にあった物資や戦車などは噴進砲により破壊され、浜辺を飛び出した部隊は機銃掃射を受けた。
たちまち部隊は大混乱になり、ターナーはたまらず海軍に支援砲撃を要請。
アイオワ以下12隻の戦艦がそれに応じて砲撃を開始したが思わぬ悲劇が起こる。
なんとアイオワ級の40.6㎝砲弾が味方部隊に着弾したのだ。
一気に300名ほどが死亡し現場の混乱に拍車をかける結果となった。
これを受け12隻の戦艦は砲撃支援を停止。
すると今度は戦艦ミズーリの艦橋が大爆発を起こして倒壊した。
それは摺鉢山に設置されてあった36㎝砲によるものであり、この36㎝砲は改装時に撤去された戦艦扶桑の物だった。
これはアメリカ軍の士気に重大な影響を与え、アメリカ軍は浜辺から出ることはかなわなかった。
ミズーリは即日ミッドウェーに曳航されていきこの日は夜を迎えることになる。
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悔過的に2両のホニを失いながらもアメリカ軍の上陸部隊に大打撃を与え、初日だけでアメリカ軍は2万名に及び死傷者を出した。
この後、硫黄島の戦いは膠着することになる。
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