連合艦隊司令長官、井上成美

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最終決戦

敵艦見ユ

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硫黄島が攻撃を受けたことはすぐに井上に伝えられた。
「ついに来たか」
井上はすぐに彩雲24機を発艦させて放射状に飛行させた。
それら彩雲には250㎏徹甲弾も装備していて可能であれば敵空母の飛行甲板を破壊することが命令されていた。


「機長、下に航跡のようなものが見えます!」
そう言われて機長も目を凝らす。
確かに航跡が見えた。
それも1隻だけではなく何隻かのものだった。
「母艦に通報!他の機にも伝えろ」
「はっ!」
そうして偵察手が電文を打っている間にも彩雲は時速800㎞で飛行し続けた。
「あれは…敵機だ!」
機長は前から猛然と迫ってくる敵戦闘機を認めた。
だが機長は反転しなかった。
敵戦闘機が出てきたということは敵空母が近くにいるということだったからだ。
「急降下する!」
間髪入れず機体を一気に降下させる。
敵戦闘機も追いつこうと急降下してくるが、ジェット機との速力の差は歴然であり簡単に引き離された。
「敵戦闘機が追いついてきません!」
「流石彩雲だ!」
そうしていると駆逐艦が見えた。
「母艦に打電!”敵艦見ユ”」
「分かりました!」
打電が終わるまもなく対空砲火が始まった。
それは1機の航空機に対しては過剰なものだった。
だが彩雲は最高速度を発揮し対空砲火を物ともしなかった。
このころ、アメリカ艦隊にはすでにVT信管付の対空砲弾が配備されていたがそれも彩雲にとっては問題にならなかった。
「敵大型空母10隻以上!小型空母は30隻以上!」
偵察手がこの情報を打電したことを確認すると1隻の大型空母に降下していった。
そして250㎏爆弾を投下した。
この攻撃は危険であったが250㎏爆弾を切り離して最高速度で戦場を離れるために必要なことだった。
250㎏爆弾はその空母の甲板に見事命中し火災が発生した。
そして彩雲も無事の戦場を離脱した。


「攻撃隊発艦!」
井上の命令を受け雷電322機、天山433機(魚雷搭載機198機、誘導弾搭載機235機)が第一次攻撃隊として発艦した。
攻撃隊総指揮は瑞鶴飛行隊長の岩本が務めた。
また各空母の飛行甲板ではすぐに第二次攻撃隊の準備が開始しており、第一次攻撃隊がは艦下45分後に雷電111機、天山387機(魚雷搭載機195機、誘導弾搭載機192機)が発艦しており攻撃隊総指揮は第1航空艦隊旗艦雲鷹の飛行隊長である坂井が務めた。
攻撃にだした艦載機は合計で1253機に及んだ。
またこれとは別に艦隊防空用に312機の雷電を残していた。
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