連合艦隊司令長官、井上成美

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最終決戦

ハンコック撃沈

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雷電とヘルキャットが激闘を行っている頃、攻撃隊は輪形陣を敷くアメリカ艦隊へ突入した。


「敵機向かってきます!」
「対空射撃開始!血祭りにあげてやれ!」
ハルゼーは威勢よく命令した。


日本軍の攻撃はまず無誘導弾による輪形陣後方の駆逐艦への攻撃で始まった。
誘導弾はその性質上、攻撃機の安全性が高かった。
敵艦に肉薄せずとも命中率が高いからだ。
翻って雷撃隊は敵艦に肉薄しなければ高い命中率を得られない。
だがその間に駆逐艦などの対空砲火により撃墜される可能性があった。
そのため、比較的安全な誘導弾で駆逐艦を撃破し雷撃隊を主力艦まで安全に到達させることになったのだ。
初めて誘導弾を見たアメリカ海軍の乗組員はとにかく撃ち落とそうと誘導弾に集中砲火した。
だが誘導弾は時速1000㎞を優に超えており対空砲火の諸元がずれていた。
次々と誘導弾は駆逐艦に命中していく。
また、魚雷や爆弾は命中したとしても艦橋やボイラー室に命中することはまれであるのに対し、誘導弾は名前の通り人に誘導されているためそういった弱点にピンポイントに命中させることができた。
それに加え命中する時の速度は時速1000㎞であり装甲など容易に貫通できた。
駆逐艦は次々に波間に消えていき、輪形陣の後方がつぶれた。
そこに雷撃隊が突入する。
これには雷電も随伴していた。
攻撃隊は最初の獲物にまだ黒煙を噴いているハンコックを選んだ。
攻撃に向かった天山は12機。
そのうち2機はあえなくVT信管の餌食となったが残りの10機はハンコックへ突進。
左右から挟みこむように1本ずつ魚雷を放っていく。
ハンコックは甲板は破壊されていてもボイラーなどは無事で3本目までは30ノットの速力を持って難なく回避して見せた。
だが4本目がついに命中すると速力がいきなり20ノットに低下した。
それを攻撃隊は見逃さず、さらに3本の魚雷を命中させた。
ハンコック艦内ではダメージコントロール班があちこちを走り回っており艦を沈めまいと奔走していた。
だが速力はついに10ノットを切った。
残りの天山3機が左右から迫り、魚雷を投下。
これは回避できず、2本の魚雷が命中。
速力は4ノットに低下し、航行停止も時間の問題だと思われた。
だが艦長やその他幕僚は曳航できればハンコックは助かると考えていた。
もちろん攻撃にさらされている真っ只中ではあるが、既に重巡ルイビルがハンコックを守ろうと接近しており山場は脱したと考えたからだ、
そんな中、雷電2機がハンコックに急行してくる。
そして噴進弾を全弾発射した。
噴進弾の大きさは軽巡の主砲並みであり、それが艦橋や飛行甲板に次々命中。
艦長は戦死し、ハンコックは左に傾いていきついに午後3時23分には海に没した。
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