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戦力増強
赤城/加賀型空母
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戦艦の改装案がまとまり、ついに④計画が動き出したわけだがその裏で次々と艦艇が竣工していた。
まず、1937年12月12日に件の新型航空巡洋艦の一番艦である利根が竣工しその3日後の12月15日に筑摩が竣工した。
電気溶接を多用した巡洋艦であったが、おおよそ問題なくその高性能は用兵側を唸らせた。
彼女たちは堂々たる航空巡洋艦として竣工したわけだが、航空戦隊として編成するのか戦隊として編成するのかが問題となった。
この利根型は水上機と言えども24機もの艦載機を艦載できる。
これは鳳翔と同数であり、軽空母程度の戦力を有しているということになる。
ならば航空戦隊として編成しても問題は無い。
だが、その砲火力は既存の重巡洋艦より強力であり戦隊として編成しても違和感はない。
これは大きな議論を呼んだが、やはり艦上機を運用できないことが響き彼女らは第八戦隊を編成し、舞鶴鎮守府に配備された。
現地では”舞鶴戦艦”という愛称が付けられ、親しまれることになる。
年が明けた1938年の1月12日には改蒼龍型である飛龍が竣工した。
おおよそ1年8カ月の建造期間であった。
それなのに艦載機は84機を数えるなど傑作空母と言っても差し支えなかった。
飛龍は蒼龍と第二航空戦隊を編成することになる。
実はこのことはかなり大きかった。
この時点で日本海軍は今だ赤城や加賀の改装を始めていなかったのである。
本来なら1934年で改装工事が始まる予定だったが、海軍は藤本の電気溶接に賭けた。
そしてそれが見事成功したため、赤城や加賀は電気溶接をもって改装されることになる。
赤城型空母
排水量:26000トン
全長:260m
全幅:32m
速力:30ノット
武装:12.7㎝連装高角砲8基、25㎜三連装機銃20基、同連装機銃8基
格納庫:3段
艦載機数:90機(補用込み)
艦橋:右側
エレベーター:3基(内艦前部の1基は船舷)
航続距離:16ノットで10000海里
加賀型空母
排水量:29000トン
全長:250m
全幅:34m
速力:30ノット
武装:12.7㎝連装高角砲8基、25㎜三連装機銃24基、同連装機銃8基
格納庫:3段
艦載機数:96機(補用込み)
艦橋:右側
エレベーター:3基(内艦前部の1基は船舷)
航続距離:16ノットで10000海里
両艦とも機関を陽炎型2隻の主機に換装するため30ノット以上の速力を発揮可能である。
また、船舷エレベーターも採用され煙突は艦橋一体型とされた。
加えて20.3㎝副砲群を撤去し、格納スペースを確保。
ダメージコントロールもしっかり改善され、赤城や加賀は一気に最新鋭の空母になる予定だった。
まず、1937年12月12日に件の新型航空巡洋艦の一番艦である利根が竣工しその3日後の12月15日に筑摩が竣工した。
電気溶接を多用した巡洋艦であったが、おおよそ問題なくその高性能は用兵側を唸らせた。
彼女たちは堂々たる航空巡洋艦として竣工したわけだが、航空戦隊として編成するのか戦隊として編成するのかが問題となった。
この利根型は水上機と言えども24機もの艦載機を艦載できる。
これは鳳翔と同数であり、軽空母程度の戦力を有しているということになる。
ならば航空戦隊として編成しても問題は無い。
だが、その砲火力は既存の重巡洋艦より強力であり戦隊として編成しても違和感はない。
これは大きな議論を呼んだが、やはり艦上機を運用できないことが響き彼女らは第八戦隊を編成し、舞鶴鎮守府に配備された。
現地では”舞鶴戦艦”という愛称が付けられ、親しまれることになる。
年が明けた1938年の1月12日には改蒼龍型である飛龍が竣工した。
おおよそ1年8カ月の建造期間であった。
それなのに艦載機は84機を数えるなど傑作空母と言っても差し支えなかった。
飛龍は蒼龍と第二航空戦隊を編成することになる。
実はこのことはかなり大きかった。
この時点で日本海軍は今だ赤城や加賀の改装を始めていなかったのである。
本来なら1934年で改装工事が始まる予定だったが、海軍は藤本の電気溶接に賭けた。
そしてそれが見事成功したため、赤城や加賀は電気溶接をもって改装されることになる。
赤城型空母
排水量:26000トン
全長:260m
全幅:32m
速力:30ノット
武装:12.7㎝連装高角砲8基、25㎜三連装機銃20基、同連装機銃8基
格納庫:3段
艦載機数:90機(補用込み)
艦橋:右側
エレベーター:3基(内艦前部の1基は船舷)
航続距離:16ノットで10000海里
加賀型空母
排水量:29000トン
全長:250m
全幅:34m
速力:30ノット
武装:12.7㎝連装高角砲8基、25㎜三連装機銃24基、同連装機銃8基
格納庫:3段
艦載機数:96機(補用込み)
艦橋:右側
エレベーター:3基(内艦前部の1基は船舷)
航続距離:16ノットで10000海里
両艦とも機関を陽炎型2隻の主機に換装するため30ノット以上の速力を発揮可能である。
また、船舷エレベーターも採用され煙突は艦橋一体型とされた。
加えて20.3㎝副砲群を撤去し、格納スペースを確保。
ダメージコントロールもしっかり改善され、赤城や加賀は一気に最新鋭の空母になる予定だった。
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