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72話:満重夫妻との再会後、雨宮が突然倒れる。
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死者は36人、負傷者は33人に上り、平成以降の火災では死傷者が最多。現場近くで、警察官に身柄を確保された青葉真司容疑者は、全身やけどを負って意識不明の重体となり入院。
会話が出来るまで回復した11月、病室で京都府警による事情聴取を受けた際には、「自分の小説を盗まれたから火をつけた」などと話したが、事実ではなく、青葉容疑者が一方的に恨みを募らせたと見られた。
10月12日に上陸した台風19号では、長野市の北陸新幹線の車両基地が千曲川の堤防決壊で浸水。10編成120車両が水没し、全て廃車となる被害を受けた。この情景が、テレビで流された。
10月31日未明、那覇市の首里城から出火し、中心的建造物である正殿など計8棟が焼損した。74年前の沖縄戦で焼失したが、1989年に復元工事が始まり、今年1月に全体の工事が終わったばかりだった。
琉球王国の王宮だった首里城は、2000年に城壁などが世界文化遺産に登録された「沖縄のシンボル」で、今回の火災が観光に与える影響も懸念されている。政府や沖縄県は、再建に全力を挙げる方針だ。
10月中旬、以前、台湾クルーズで、世話になった新潟の満重先生が、パシフィコ横浜での日本循環器内科学会が、10月12~14日に行き、インターコンチネンタルに泊まっていると言われた。
それを聞き、インターコンチネンタルへ10月15日10時半に行くと、雨宮ほたるが、一緒に話をしたいと伝えると喜んでいる様で、楽しみにしていますと言い電話を切った。
やがて10月を迎えると、昔、感じた、一緒の焦燥感と行くか恐怖心が、出てきた。たまに悪夢を見始めた。その夢と言うのは、病院の隔離室で、大きな聞から伸びた長い透明なチューブを口にくわえ苦しそうな患者の姿だった。
その後、10月15日を迎えた。そして、10時半に横浜グランドインターコンチネンタルホテルのロビーに行くと、既に、満重先生夫妻が待っていた。再会の挨拶をして、今日は、中華街へ行きたいと思うのですか宜しいですかと聞くと、宜しくと答えた。
タクシーを呼んで、11時過ぎに横浜中華街のH飯店の前で、タクシーを降りた。降りると満重先生の奥さんが何て素敵な建物と言い写真を撮った。店のカウンターにいた人に、ちょっと早いが、良いですかと言うと大丈夫ですと答えた。
その後、11時半に予約した雨宮と言うと、最上階7階の個室に案内してくれた。その部屋は、蘇州の古い屋敷を再現した、お庭付きの個室で、奥さんが驚いた様に、係の人に写真撮っても良いかしらと聞くと、どうぞと言われ、写真を撮った。
今回の学会の事を雨宮が、聞くと、満重先生が、いろんな話をしてくれ、11時半となり、前菜「野菜のセイロ蒸し」が、出てきた。その料理に箸をつけると、さすがに美味しいと、奥さんが喜んだ。
次に、スッポン、花旗参、冬瓜、山伏茸の壺蒸しスープ、その次、干し海老とインゲンのオリーブ漬け菜炒め、その次、やわらか冬瓜の上湯ソースかけ、鶏肉の鹵水煮込みのせご飯、小豆入り椰汁の入った台湾料理が出された。
美味しい料理が出ると寡黙になると言うが、まさにその通りになった。食後、歓談して40分後、雨宮が、精算して帰ろうと考えている時、雨宮ほたるが、突然、倒れ、意識がとんだ。
それを見て、満重先生が、携帯電話で、救急車を呼んで、近くのけいゆう病院に運ばれた。車は、朋子さんが、運転して、満重先生の奥さんと共に病院へ向かった。
30分くらいして、満重先生と救急の医者が出てきた。原因は不明だが、意識が戻り血圧、その他の値も正常に戻ったと語った。そして、満重先生が、以前、こんなことがあったかと聞くので、正直に答えた。
東日本大震災の数か月前に、東北で、大きな事件が起こると言ったり、大変なことになると言い、悪夢にうなされたと正直に答えた。その話をじっと聞いていた。彼には、何か、秘密はないかと鋭い目で聞いた。
それに対し、笑われるかもしれませんが、お話しますと告げた。そして、雨宮の実家の上田の陰陽師の話して、揚羽蝶「あげはちょう」の家紋の話をすると、顔面蒼白となった。それら品物は何処にあると聞くので自宅にあると答えた。
会話が出来るまで回復した11月、病室で京都府警による事情聴取を受けた際には、「自分の小説を盗まれたから火をつけた」などと話したが、事実ではなく、青葉容疑者が一方的に恨みを募らせたと見られた。
10月12日に上陸した台風19号では、長野市の北陸新幹線の車両基地が千曲川の堤防決壊で浸水。10編成120車両が水没し、全て廃車となる被害を受けた。この情景が、テレビで流された。
10月31日未明、那覇市の首里城から出火し、中心的建造物である正殿など計8棟が焼損した。74年前の沖縄戦で焼失したが、1989年に復元工事が始まり、今年1月に全体の工事が終わったばかりだった。
琉球王国の王宮だった首里城は、2000年に城壁などが世界文化遺産に登録された「沖縄のシンボル」で、今回の火災が観光に与える影響も懸念されている。政府や沖縄県は、再建に全力を挙げる方針だ。
10月中旬、以前、台湾クルーズで、世話になった新潟の満重先生が、パシフィコ横浜での日本循環器内科学会が、10月12~14日に行き、インターコンチネンタルに泊まっていると言われた。
それを聞き、インターコンチネンタルへ10月15日10時半に行くと、雨宮ほたるが、一緒に話をしたいと伝えると喜んでいる様で、楽しみにしていますと言い電話を切った。
やがて10月を迎えると、昔、感じた、一緒の焦燥感と行くか恐怖心が、出てきた。たまに悪夢を見始めた。その夢と言うのは、病院の隔離室で、大きな聞から伸びた長い透明なチューブを口にくわえ苦しそうな患者の姿だった。
その後、10月15日を迎えた。そして、10時半に横浜グランドインターコンチネンタルホテルのロビーに行くと、既に、満重先生夫妻が待っていた。再会の挨拶をして、今日は、中華街へ行きたいと思うのですか宜しいですかと聞くと、宜しくと答えた。
タクシーを呼んで、11時過ぎに横浜中華街のH飯店の前で、タクシーを降りた。降りると満重先生の奥さんが何て素敵な建物と言い写真を撮った。店のカウンターにいた人に、ちょっと早いが、良いですかと言うと大丈夫ですと答えた。
その後、11時半に予約した雨宮と言うと、最上階7階の個室に案内してくれた。その部屋は、蘇州の古い屋敷を再現した、お庭付きの個室で、奥さんが驚いた様に、係の人に写真撮っても良いかしらと聞くと、どうぞと言われ、写真を撮った。
今回の学会の事を雨宮が、聞くと、満重先生が、いろんな話をしてくれ、11時半となり、前菜「野菜のセイロ蒸し」が、出てきた。その料理に箸をつけると、さすがに美味しいと、奥さんが喜んだ。
次に、スッポン、花旗参、冬瓜、山伏茸の壺蒸しスープ、その次、干し海老とインゲンのオリーブ漬け菜炒め、その次、やわらか冬瓜の上湯ソースかけ、鶏肉の鹵水煮込みのせご飯、小豆入り椰汁の入った台湾料理が出された。
美味しい料理が出ると寡黙になると言うが、まさにその通りになった。食後、歓談して40分後、雨宮が、精算して帰ろうと考えている時、雨宮ほたるが、突然、倒れ、意識がとんだ。
それを見て、満重先生が、携帯電話で、救急車を呼んで、近くのけいゆう病院に運ばれた。車は、朋子さんが、運転して、満重先生の奥さんと共に病院へ向かった。
30分くらいして、満重先生と救急の医者が出てきた。原因は不明だが、意識が戻り血圧、その他の値も正常に戻ったと語った。そして、満重先生が、以前、こんなことがあったかと聞くので、正直に答えた。
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それに対し、笑われるかもしれませんが、お話しますと告げた。そして、雨宮の実家の上田の陰陽師の話して、揚羽蝶「あげはちょう」の家紋の話をすると、顔面蒼白となった。それら品物は何処にあると聞くので自宅にあると答えた。
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