センテリアンの遺産と災い

ハリマオ65

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41話:マドリード観光

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 マドリード王宮は北側をサバティーニ庭園、東側をオリエンテ広場と王立劇場、南側をアルメリア広場とアルムデナ大聖堂に囲まれた巨大な宮殿。マドリード王宮は、1738年にフェリペ5世の命によって建てられた。フェリペ5世はフランスのベルサイユ宮殿で育ったため、イタリアやフランス風の王宮建設を命じた。1931年にアルフォンソ13世が国外亡命するまで歴代の王家が暮らしていた由緒ある宮殿。現在の国王であるフェリペ6世一家は郊外のサルスエラ宮殿で暮らしている。

 オリエンテ広場の中央にはフェリペ4世の騎馬像が立っている。政治力はありませんでしたが、美術に精通した人物でベラスケスやルーベンスを宮殿画家に迎えて多くの作品を生み出すきっかけとなった。フェリペ4世像の正面にはオペラ公演が行われる王立劇場がある。王宮内には約3400室もの部屋があると言われており一般公開されているのは、極一部の部屋と博物館だけなのだ。

 その他に公開されていないベラスケスやルーベンス、ゴヤなど有名画家の作品や主階段の天井に描かれたフレスコ画、豪華な調度品など当時の繁栄ぶりがうかがえる贅沢な空間になってる。王宮の入口とチケット売り場は、南のアルメリア広場側にあり平日で、それほど混んでいなかった。次にアルムデナ大聖堂へ向かった。マドリード王宮の向かい側に建っている壮麗な建物はカトリック教会のアルムデナ大聖堂。正式名称はサンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂と言った。

 そこは2004年に現国王であるフェリペ6世の結婚式が行われた場所。100年以上の歳月をかけて建てられ、なんと完成したのは1993年というから驚き。レティーロ公園でも見かけた騎馬警察が大聖堂と王宮周辺をパトロールしてる。続いてサンミゲル市場へ行き夕食をとってホテルに帰ろうと考えた。サン・ミゲル市場はバルなど約30店の飲食店が集まったフードコートのような場所です。ガラス張りの大きな建物で、メインストリートのマヨール通りから一本入ったところにある。

 この日も混雑していた。生ハムやチーズ、海鮮、野菜、果物、フレッシュジュース、チョコレートなど様々なお店があり、その場で立ち食い・立ち飲みができ、観光ついでに食べ飲みするにはぴったりなスポットでも少し高い。ホテルで教えられたチュロスの有名店であるチョコラテリア・サン・ヒネスを探し、見つけ、入ると一番人気のメニューはチュロス6本とホットチョコレートのセット日本円で600円と安い。

 揚げてあるのでボリュームがあると思い2人で1人前を注文に珈琲だけを追加したが、これで日本人の胃袋には十分だった。ホテルに帰る途中、サン・ミゲル市場のすぐ隣には、石畳の美しいマヨール広場がある。広場には9つのアーチがあり中でも有名なのが南西にあるクチリェロスのアーチ。ここらで疲れたのでホテルに戻った。

 翌4月15日はマドリードを代表するプラド美術館を1日かけて回ることにした。マドリードの玄関口の一つアトーチャ駅を出た先に別名・美術館通りと呼ばれるパセオ・デル・プラドがある。わずか1キロの範囲内に7つの美術館や博物館が集まっています。その美術館通りを代表するのがプラド美術館。プラド美術館はスペイン絵画の宝庫、スペイン王家の美術コレクションを母体として絵画、彫刻あわせて9000点以上に及ぶ世界的にみても質の高さを誇ったスペインを代表する美術館。

 プラド美術館を代表する有名な画家、作品としてあげられるものにベラスケスの『ラス・メニーナス・女官たち』、ゴヤの『裸のマハ』と『着衣のマハ』、エル・グレコ、ボッシュがある。『ラス・メニーナス』と言われても『裸のマハ』と言われても中学の教科書で見た程度だ。しかし、これらの絵画たちを見ると、見たことあると思われる方は多いはず。

 そして町の商店に『ラス・メニーナス』の中心人物マルガリータ王女を形の様々なお土産品を見かける。美術や絵画に感心ない方も『ラス・メニーナス』の絵画鑑賞は非常に謎めいた絵なので十分楽しめる。またオーディオガイドを使い鑑賞すると面白さ倍増する。『ラス・メニーナス』は、いろんなの見方のできるの謎めいた刺激的な絵画。当時、画家の職業は高くなく、それでも高い地位を望んだ宮廷画家、ベラスケスは何とか、高い地位を得ようと何度も試みる野心家だった。
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