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4話:高専を総代で卒業と叔父の死と叔父の死
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やがて、卒論のテーマが決まると、5月の連休後から卒論のためのデータ取りや合成物質の製造実験を始めた。その後、夏休みには、データを取り始め、9月には、データ解析と卒論を書き始めた。
早い者は、10月から開始される教授達による卒業論文の審査会に提出し始める。しかし、すんなり通る人は少なく、半分以上は、再提出。研究室の担当教官と卒論のテーマを何にするか議論し実験計画なども含めて相談。
それが決まると、卒業論文を作れと指示される。卒論の手間が決まらないと担当教官が集り学生達と面談し卒業論文のテーマを決めた。清水の卒業論文のテーマは、個性的であり好評価の教授と根本的に論文の意義に疑問を持つという教授が3割位いた。
しかし、独創的という教授、教官達の意見に押されて受理された。そのために11月前に実験と卒業論文が完成し、早いうちに卒業論文を提出し教授会で受理された。
その後、冬休みには、工場と家庭教師のアルバイトに専念して、しっかり、お金を貯めて、オーディオセットを買った。学校に出ると、研究室の仲間の卒業論文を見たりした。
やがて、年が明け1973年卒業の年となり、続々と卒業論文が受理されていったが、最後の方は、仕方ないから、受理しようと言う、教授会の温情に助けられて卒業できた人も2割位いた。
しかし、5年間にわたり、同じメンバーと、同じクラスで過ごすと言うのはストレスがたまるし、授業もレベルが高くついていけない学生も出て、高専3年までに3割の学生が脱落して退学。最終的に、化学科を卒業できたのは入学時の60%程度。
そして、卒業式前に高専の4,5年の2年間の各科「機械科、電気科、化学科」の成績トップ者が、各科の総代として、卒業式で、今後の自分の抱負を述べるしきたりになっていた。
その化学科の総代に、清水薫が、選ばれたとわかった。それには、清水も感動し、家に帰ると両親に伝えた。その後、母が、勉強部屋を建ててくれた母の兄に電話すると大喜びしてくれた。
卒業式の時、緊張したが、清水は、化学科の総代として卒業式で、今後の自分の抱負を述べた。すると、叔父さんが、会場に来て拍手する姿が見えた。学校からの帰り、最寄り駅の近くの食堂に入り御礼を告げると叔父さんが、約束を果たしたなと握手した。
その目には、涙が浮かび、母も泣いていた。そして、叔父さんが、お前の土性骨「どしょうぼね」を世間に見せてやれと言い、お前は、清水家の誇りだと、抱きついてくれた。この感激は、死ぬまで忘れないと感じた。
清水は、その後、大手化学メーカーの研究所を志願して、最初の面接、ペーパーテスト、最後の面接の3つのテストを受けて合格を勝ち取った。これには、両親も大喜びしてくれた。
その後、働き出すと毎月、一定金額を育英会に返金し始めた。しかし、実験助手の生活になじめず1年足らずで退職した。ちょうど、この頃、オイルショックの時代で、再就職先を探すのに、一苦労した。
1974年が、明けた、寒い冬の早朝、家の電話が、鳴り響き、母が、電話を受けると、お世話になった叔父が、なくなったとの訃報だった。運転していた車が、トラックと正面衝突し即死だった様だ。
すぐに、清水薫と母が、電車で、叔父の家に向かった。15時頃、着くと、お通夜だった。母は、父の遺体を見て、大泣きして、しばらく、離れようとしなった。清水薫も言葉が出ず、ただ涙にくれっていた。
しばらくして、少し落ち着いて、状況を叔父の奥さんに聞くと、昨晩、みぞれが降り、アスファルトが、一部凍っていた様だったが、建築資材を工事現場に持って行くためトラックを運転中、スリップして、反対車線の大型ダンプに衝突したようだ。
叔父は、即死状態であったと聞かされた。不幸中の幸いで、多額の保険に入っていたため経済的な心配は、ないと奥さんが述べた。しかし、最近の不景気で、昨年から今年の仕事の利益は、少なく、借金を返すのが、やっとだったと奥さんが言った。
早い者は、10月から開始される教授達による卒業論文の審査会に提出し始める。しかし、すんなり通る人は少なく、半分以上は、再提出。研究室の担当教官と卒論のテーマを何にするか議論し実験計画なども含めて相談。
それが決まると、卒業論文を作れと指示される。卒論の手間が決まらないと担当教官が集り学生達と面談し卒業論文のテーマを決めた。清水の卒業論文のテーマは、個性的であり好評価の教授と根本的に論文の意義に疑問を持つという教授が3割位いた。
しかし、独創的という教授、教官達の意見に押されて受理された。そのために11月前に実験と卒業論文が完成し、早いうちに卒業論文を提出し教授会で受理された。
その後、冬休みには、工場と家庭教師のアルバイトに専念して、しっかり、お金を貯めて、オーディオセットを買った。学校に出ると、研究室の仲間の卒業論文を見たりした。
やがて、年が明け1973年卒業の年となり、続々と卒業論文が受理されていったが、最後の方は、仕方ないから、受理しようと言う、教授会の温情に助けられて卒業できた人も2割位いた。
しかし、5年間にわたり、同じメンバーと、同じクラスで過ごすと言うのはストレスがたまるし、授業もレベルが高くついていけない学生も出て、高専3年までに3割の学生が脱落して退学。最終的に、化学科を卒業できたのは入学時の60%程度。
そして、卒業式前に高専の4,5年の2年間の各科「機械科、電気科、化学科」の成績トップ者が、各科の総代として、卒業式で、今後の自分の抱負を述べるしきたりになっていた。
その化学科の総代に、清水薫が、選ばれたとわかった。それには、清水も感動し、家に帰ると両親に伝えた。その後、母が、勉強部屋を建ててくれた母の兄に電話すると大喜びしてくれた。
卒業式の時、緊張したが、清水は、化学科の総代として卒業式で、今後の自分の抱負を述べた。すると、叔父さんが、会場に来て拍手する姿が見えた。学校からの帰り、最寄り駅の近くの食堂に入り御礼を告げると叔父さんが、約束を果たしたなと握手した。
その目には、涙が浮かび、母も泣いていた。そして、叔父さんが、お前の土性骨「どしょうぼね」を世間に見せてやれと言い、お前は、清水家の誇りだと、抱きついてくれた。この感激は、死ぬまで忘れないと感じた。
清水は、その後、大手化学メーカーの研究所を志願して、最初の面接、ペーパーテスト、最後の面接の3つのテストを受けて合格を勝ち取った。これには、両親も大喜びしてくれた。
その後、働き出すと毎月、一定金額を育英会に返金し始めた。しかし、実験助手の生活になじめず1年足らずで退職した。ちょうど、この頃、オイルショックの時代で、再就職先を探すのに、一苦労した。
1974年が、明けた、寒い冬の早朝、家の電話が、鳴り響き、母が、電話を受けると、お世話になった叔父が、なくなったとの訃報だった。運転していた車が、トラックと正面衝突し即死だった様だ。
すぐに、清水薫と母が、電車で、叔父の家に向かった。15時頃、着くと、お通夜だった。母は、父の遺体を見て、大泣きして、しばらく、離れようとしなった。清水薫も言葉が出ず、ただ涙にくれっていた。
しばらくして、少し落ち着いて、状況を叔父の奥さんに聞くと、昨晩、みぞれが降り、アスファルトが、一部凍っていた様だったが、建築資材を工事現場に持って行くためトラックを運転中、スリップして、反対車線の大型ダンプに衝突したようだ。
叔父は、即死状態であったと聞かされた。不幸中の幸いで、多額の保険に入っていたため経済的な心配は、ないと奥さんが述べた。しかし、最近の不景気で、昨年から今年の仕事の利益は、少なく、借金を返すのが、やっとだったと奥さんが言った。
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