脳手術後、性格が変わった

ハリマオ65

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2話:マイコンショップで金儲け

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 その仲間では、近いうちに、1人が1台のコンピューターを使う時代が来るという、アメリカ発の情報に興味を持っていた。特に、アメリカのゼロックスで小型コンピューターを製作したと言う情報を掴んでいた。日本で小型コンピューターを作るとしたら、東芝、日立、三菱電機、富士通、日本電気の会社名が上がっていた。友人達が、資本力のある日立、三菱電機、東芝が、最初にミニ・コンピューターを発売すると言った。

 しかし、ミニコンピュターは、単に、大型コンピューターを小さくしただけで、新しさに欠けると言った。それより、その先、1人が1台を持って使う、個人用コンピューターの時代が10年後、到来すると夢のような話をしていた。そして、その話を父の柳生敏夫に伝えて、投資で設けたいので100万円貸してくれと言い、日本電気にかけてみなかと言うと、面白いかも知れないと言い、賛同してくれた。

 そして、1974年6月、父の使っているN証券で、敦夫も証券口座を解説し、株の担当者に話すと、面白いかも知れないと言い、安くなったら、電話を入れますと、担当者が言った。その後、11月6日、早朝、日本電気を1150円で、8000株ずつ、920万円で買った。父の資産残金が300万円強になった。その後、奥さんの梅子さんが妊娠したとわかった。

 出産予定日が1975年4月12日と告げられた。妊娠後の診察で双子と判明した。やがて1975年4月10日に、産婦人科病院に入院して、4月12日、長男の柳生利一と長女、柳生愛子を出産した。柳生家では、敦夫の入院とか、暗いニュースばかりだったので、久しぶりの明るいニュースに、柳生家だけでなく、近所の一族の分家や親戚筋でも、大喜びしてくれ、多くの誕生祝いをもらった。

 しかし、柳生家では、敦夫の母の律子さんが、一生懸命、梅子さんの身の回りの世話と双子の面倒を見て、目が回るほどの忙しさかだった。そして、7月に梅子さんは、近くのスーパーへ仕事に出かけ始めた。そのため、父の柳生敏夫と奥さんが双子ちゃんの面倒を見て、忙しかった。敦夫も18時には、家に帰り、双子ちゃんを風呂に入れたり、夕食の支度をしたりして、手分けして家事を手伝った。

 やがて1975年が終わり1976年を迎えた。そんな時、敦夫の務めていた商店で、店主の人が、金が出来たので、町中で店舗を借りて、商売をしたいので、敦夫にこの店を任せたいと言い出した。条件は店の賃料、月10万円を払えば良いと言う条件だった。もちろん、仕入れ、在庫管理、販売、全部、敦夫の金でやってくれと言う条件だった。そこで、父の敏夫に相談すると、両親が手伝うと言うので引き受けた。

 そして、母と奥さんに、天ぷら、揚げ物を作って半日してもらい。敦夫は、この頃、流行し始めた電化製品の販売に注力したいと考えた。携帯ラジオ、ラジオカセット、ステレオ、白黒テレビ、カラーテレビの設置、アンテナ設置をサービスした。それにより電球の取り替え、電化製品の相談などを一手に引き受けて繁盛していった。特にカラーテレビを買ってもらった、お客さんにはアンテナを無料設置が好評だった。

 その後1980年までの4年間で1000万円の預金が出来た。儲かった分だけ、忙しかったが、特に利益率が高かったのが、揚げ物で地元でとれる、芋、キノコ、川魚の塩焼き、タケノコの天ぷら、山菜のおひたし、山菜おこわ、赤飯、菓子パン類の儲けが大きかった。敦夫が、思った通り、日本電気からNEC8001という、日本発のパーソナルコンピューターが1979年5月9日に発売された。

 直ぐに、日本電気PC8001の特約店になり、簡易言語ベーシック講座を開いて、マニアを集めた。1台、168000円と高く、ほとんどの人が月賦払い、ボーナス併用ばらいであり、敦夫が10台まとめて、現金割引で買い、月賦の利子を全部もらう格好で儲かった。その後、敦夫が、夕方から、パソコン教室を開催して、BASICでゲームを作る方法を教えた。

 その当時、記憶装置は、カセットテープで書き込みと読み出しをしていて、頻繁に読み込みエラーを起こしたのを思い出す。機械が温まってから、始めるとエラーが起こらないとか、誠に勝手、理屈をこねたりしていたが、諦めて、正常に動くまで待ったいたのを懐かしく思い出す。CPU「中央演算ユニット」は、 μPD780C-1(Z80-A互換)4MHだった。また、PC8001の月賦を払えなくなって手放す人や他の理由で金が必要になりPC8001を手放す人がいて、それを再販するのも儲けが大きかった。
 
 コンピューター言語は、最初、ベーシックは、エヌ・-ベーシック(マイクロソフト24Kベーシック BASIC))バージョン1.0として発売1981年4月に文字欠け等を修正したエヌ・-ベーシック・バージョン1.1に乗せ換えて発売された。その後、1983年3月に、後継機として、PC8001マークⅡが123000円で発売された。PC8001を買った人達に教えた。

 1981年には、日本のパソコン第2号として日本電気のライバル富士通からFM8「マイクロエイト」が発売された。特長6つあった。1、モトローラ8ビットCPU 6809を2個搭載「メイン用とサブ用」。2.世界で初めて大型機並みの64キロビットDRAMをマイコンに採用「64キロバイトの主記憶」3.漢字キャラクタROM「JIS第1水準漢字2965種,オプション」による日本語表示。

4.高解像度「640*200ドット,1ドット当たり8色指定可能」のカラーグラフィクス、5.FーBASICに加えて,UCSDーPASCAL,FLEX,CP/M「Z80カードオプション要」などのOSを提供、6.外部記憶としてバブルメモリ「発表時 容量32キロバイトのバブルカセット。

 後に128キロバイトのカセットを追加」をパソコンで初めて採用「これは普及せずFM-7では標準機能から削除された」その後、富士通では1982年11月には,FM-8の上位機FM-11「エフエムイレブン」と普及機FM-7「エフエムセブン」が発表された。その後も、柳生敦夫は、その商店の近くの公民館で、毎週日曜日にベーシック教室を継続して、多くのパソコン商売し、特に中古品の売買で4年弱で1000万円を手に入れた、
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