15 / 15
15話:「最終章」新天皇即位と2020年の期待と不安
しおりを挟む
米朝首脳会談が史上初めて実現した。トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2018年6月12日、シンガポールで会談。「朝鮮半島の完全な非核化」を目指すと明記した共同声明を発表したものの、核廃棄の査察や完了期限といった肝心の文言はなく、具体策は先送りされた。
トランプ氏は米韓合同軍事演習の凍結まで表明し、首脳会談は米側が大きく譲歩する結果となった。しかし、北朝鮮側はその後、非核化より自国の安全保障に関わる朝鮮戦争の終結宣言や休戦協定の平和協定への転換を優先させる姿勢を示し、制裁の早期解除も求めたため、米朝間の協議はこう着状態になった。
トランプ米政権は知的財産権の侵害を理由に2018年7月から9月にかけて、最大の貿易赤字相手国である中国からの年間輸入額のほぼ半分、計2500億ドル「約28兆円」相当の製品に追加関税を発動した。これに対し中国は1100億ドルの米国製品に報復関税を課した。世界1、2位の経済大国間の貿易摩擦激化で、世界経済への影響が懸念されている。
米政権はこのうち2000億ドル分に課す追加関税率を来年1月に10%から25%に上げる予定だったが、12月の米中首脳会談で決めた貿易交渉の間は税率引き上げを凍結する。交渉期限となる来年2月末までに中国が知財権や技術移転強要などの問題で改善策を示さなければ、米国は税率引き上げに踏み切り、対立が一段と深刻化する恐れがある。
2018年3月に柳生敦夫の長男の利一が東京工業大学理工学部電子工学科を卒業し、富士通に入社した。一方、長女の愛子が首都大学経済学部を卒業し、ソニーバンクに入社した。それぞれ家を出て、一人暮らしを始め、柳生家は、老人ばかり4人になったが、実は、この地区でも、同じ様に若者が、都心で働く、マンションに住むようになり、この得の高齢化が一層進んで、しまった。
ドイツで長期安定政権を率いてきたメルケル首相が2018年10月29日、州議会選連敗の責任を取り、中道右派与党・キリスト教民主同盟の党首を辞任すると表明した。首相職には2021年の任期満了までとどまる方針だが、その後は政界を引退する。欧州連合「EU」をけん引してきたメルケル氏の引退表明は欧州各国に衝撃を与えた。
メルケル氏は05年に首相に就任し、ギリシャ財政危機への対応や、15年の欧州難民危機で難民受け入れに積極姿勢を示すなど指導力を発揮。一方、欧州では反難民を掲げるポピュリスト政党が台頭、メルケル氏の寛容政策は国内外で反発を招き、求心力も低下した。昨年9月の総選挙では議席数を大きく減らし、半年間の交渉の末に中道左派・社会民主党との連立で第4次政権を発足させた。
2018年の秋の一斉テストで重一の神奈川県立翠嵐高校の合格確率75%。平沼高校が80%を越えた。そこで、重一は、確実な平沼高校を受験することを選択して、両親も賛成した。やがて、2019年があけた。平沼高校の受験票をとって、2月に受験して、重一は、見事、合格を勝ち取った。合格祝いに、祖父の敦夫が、新しいスマートフォン、アイフォン最新型を買ってあげた。
天皇陛下は2019年5月1日に即位され、令和の時代が始まった。上皇さまは4月30日に退位し、30年余り続いた平成は幕を閉じた。天皇の退位は約200年ぶり。象徴天皇制を定めた現憲法下では2人目の即位で、戦後生まれの天皇が誕生した。改元に先立ち、菅義偉官房長官が4月1日に新元号は令和と発表した。
陛下は5月1日の「即位後朝見の儀」で「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と決意を述べた。10月22日の「即位礼正殿の儀」には191の国や機関などの代表らが参列。11月10日の「祝賀御列の儀」では、皇后さまとオープンカーでパレードし、沿道に12万人近くが集まった。同14~15日には皇居・東御苑の大嘗宮で、天皇が一世に一度行う「大嘗祭」に臨んだ。
2019年9月9日に台風15号が千葉市付近に上陸し、同市中央区で57.5メートルの最大瞬間風速を観測するなど風が吹き荒れた。千葉県内で約2000本の電柱が損壊したほか、送電用の鉄塔2本が倒壊するなどし、最大約93万戸で停電が発生。解消に約2週間を要し、市民生活に大きな影響が出た。10月12日には台風19号が静岡県に上陸した後、関東地方を縦断し、気象庁は13都県に大雨特別警報を発表した。
関東甲信と東北を中心に記録的大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ。死者は90人を超え、住宅被害は約9万戸に上った。長野市では千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生。避難者数は一時約6000人に上ったほか、車両センターに止めていた北陸新幹線の10編成120両が水に漬かった。
2019年10月1日、安倍政権は消費税を10%に引き上げた。2014年4月に5%から8%になった後2度延期されており、増税は5年半ぶり。消費税率は平成元年の1989年に3%でスタートし、30年後の令和元年に2桁に達した。酒類・外食を除く飲食料品や宅配の新聞を8%のまま据え置く軽減税率など、国民の負担増を和らげて景気が失速しないようにする対策も増税と同時に導入した。
現金を使わないキャッシュレス決済で最大5%を戻すポイント還元事業もその一つだが、いずれも分かりにくく複雑だ。さらに増税による税収増の一部を新たに幼児教育・保育の無償化などに充てることにしたため、増税の目的だった国の借金抑制に回す分が減少。財政黒字化の目標時期は25年度となり、5年間先送りされた。
日韓関係が悪化、打開糸口探る。第2次大戦中の元徴用工への賠償を日本企業に命じた2018年10月の韓国最高裁判決を機に、日韓関係は急速に悪化した。「完全かつ最終的な解決」を明記した1965年の日韓請求権協定の順守を求める日本に対し、韓国は司法判断を尊重する姿勢を堅持。
日本が今年7月、韓国向け輸出の管理厳格化措置を発動すると、韓国は8月、軍事情報包括保護協定の破棄を通告し、日韓関係は過去最悪となった。ただ、11月のGSOMIA失効目前、共通の同盟国である米国の仲介で韓国は破棄方針を撤回。その後、懸案の元徴用工問題をめぐり韓国内で基金創設による解決案が浮上。互いに打開の糸口を探り始めてたが、膠着状態に留まった。
アメリカと中国、韓国、イラクなどの経済問題やアメリカのTPP、パリ協定離脱、イギリスのEU離脱の決定。このような不安要素を科掛けながら、世界の株式市場とりわけアメリカの株価はダウ、ナスダックSP500とも、そろって最高値更新した。この背景には、世界の巨大な投資集団がアメリカ株を買っている背景がある。
具体的には、1位、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」が1.2兆ドル。2位、政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル。3位、連邦退職貯蓄(米国)4856億ドル。4位 、韓国国民年金公団4622億ドル、5位 ABP(オランダ)4043億ドル。6位、中国国家社会保障基金「中国」3487億ドル。7位、カリフォルニア州職員退職年金基金「米国」3066億ドルがトップ7である。
これからわかるのは、飛び抜けてるのは、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」が1.2兆ドル、政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル、米国の2つの年金グループの7922億ドルである。世界中で運用難で、安全な国の株投資に集中している。裏を返せば、いわば、金余りバブルとも言える。
これが、ひとたび値下がりして、コンピュータが一斉に売りを出したらと考えると怖いものがある。そのキーポイントとなるのは、2020年の夏の東京オリンピックであろう。オリンピック終了後に、何かのきっかけで、歯車が逆回転しないことを臨むだけである。2020年、悪い事が起こらないで欲しいと祈るだけだ。(終了)
トランプ氏は米韓合同軍事演習の凍結まで表明し、首脳会談は米側が大きく譲歩する結果となった。しかし、北朝鮮側はその後、非核化より自国の安全保障に関わる朝鮮戦争の終結宣言や休戦協定の平和協定への転換を優先させる姿勢を示し、制裁の早期解除も求めたため、米朝間の協議はこう着状態になった。
トランプ米政権は知的財産権の侵害を理由に2018年7月から9月にかけて、最大の貿易赤字相手国である中国からの年間輸入額のほぼ半分、計2500億ドル「約28兆円」相当の製品に追加関税を発動した。これに対し中国は1100億ドルの米国製品に報復関税を課した。世界1、2位の経済大国間の貿易摩擦激化で、世界経済への影響が懸念されている。
米政権はこのうち2000億ドル分に課す追加関税率を来年1月に10%から25%に上げる予定だったが、12月の米中首脳会談で決めた貿易交渉の間は税率引き上げを凍結する。交渉期限となる来年2月末までに中国が知財権や技術移転強要などの問題で改善策を示さなければ、米国は税率引き上げに踏み切り、対立が一段と深刻化する恐れがある。
2018年3月に柳生敦夫の長男の利一が東京工業大学理工学部電子工学科を卒業し、富士通に入社した。一方、長女の愛子が首都大学経済学部を卒業し、ソニーバンクに入社した。それぞれ家を出て、一人暮らしを始め、柳生家は、老人ばかり4人になったが、実は、この地区でも、同じ様に若者が、都心で働く、マンションに住むようになり、この得の高齢化が一層進んで、しまった。
ドイツで長期安定政権を率いてきたメルケル首相が2018年10月29日、州議会選連敗の責任を取り、中道右派与党・キリスト教民主同盟の党首を辞任すると表明した。首相職には2021年の任期満了までとどまる方針だが、その後は政界を引退する。欧州連合「EU」をけん引してきたメルケル氏の引退表明は欧州各国に衝撃を与えた。
メルケル氏は05年に首相に就任し、ギリシャ財政危機への対応や、15年の欧州難民危機で難民受け入れに積極姿勢を示すなど指導力を発揮。一方、欧州では反難民を掲げるポピュリスト政党が台頭、メルケル氏の寛容政策は国内外で反発を招き、求心力も低下した。昨年9月の総選挙では議席数を大きく減らし、半年間の交渉の末に中道左派・社会民主党との連立で第4次政権を発足させた。
2018年の秋の一斉テストで重一の神奈川県立翠嵐高校の合格確率75%。平沼高校が80%を越えた。そこで、重一は、確実な平沼高校を受験することを選択して、両親も賛成した。やがて、2019年があけた。平沼高校の受験票をとって、2月に受験して、重一は、見事、合格を勝ち取った。合格祝いに、祖父の敦夫が、新しいスマートフォン、アイフォン最新型を買ってあげた。
天皇陛下は2019年5月1日に即位され、令和の時代が始まった。上皇さまは4月30日に退位し、30年余り続いた平成は幕を閉じた。天皇の退位は約200年ぶり。象徴天皇制を定めた現憲法下では2人目の即位で、戦後生まれの天皇が誕生した。改元に先立ち、菅義偉官房長官が4月1日に新元号は令和と発表した。
陛下は5月1日の「即位後朝見の儀」で「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、象徴としての責務を果たす」と決意を述べた。10月22日の「即位礼正殿の儀」には191の国や機関などの代表らが参列。11月10日の「祝賀御列の儀」では、皇后さまとオープンカーでパレードし、沿道に12万人近くが集まった。同14~15日には皇居・東御苑の大嘗宮で、天皇が一世に一度行う「大嘗祭」に臨んだ。
2019年9月9日に台風15号が千葉市付近に上陸し、同市中央区で57.5メートルの最大瞬間風速を観測するなど風が吹き荒れた。千葉県内で約2000本の電柱が損壊したほか、送電用の鉄塔2本が倒壊するなどし、最大約93万戸で停電が発生。解消に約2週間を要し、市民生活に大きな影響が出た。10月12日には台風19号が静岡県に上陸した後、関東地方を縦断し、気象庁は13都県に大雨特別警報を発表した。
関東甲信と東北を中心に記録的大雨に見舞われ、河川の氾濫や土砂崩れが相次いだ。死者は90人を超え、住宅被害は約9万戸に上った。長野市では千曲川の堤防が決壊し、大規模な浸水被害が発生。避難者数は一時約6000人に上ったほか、車両センターに止めていた北陸新幹線の10編成120両が水に漬かった。
2019年10月1日、安倍政権は消費税を10%に引き上げた。2014年4月に5%から8%になった後2度延期されており、増税は5年半ぶり。消費税率は平成元年の1989年に3%でスタートし、30年後の令和元年に2桁に達した。酒類・外食を除く飲食料品や宅配の新聞を8%のまま据え置く軽減税率など、国民の負担増を和らげて景気が失速しないようにする対策も増税と同時に導入した。
現金を使わないキャッシュレス決済で最大5%を戻すポイント還元事業もその一つだが、いずれも分かりにくく複雑だ。さらに増税による税収増の一部を新たに幼児教育・保育の無償化などに充てることにしたため、増税の目的だった国の借金抑制に回す分が減少。財政黒字化の目標時期は25年度となり、5年間先送りされた。
日韓関係が悪化、打開糸口探る。第2次大戦中の元徴用工への賠償を日本企業に命じた2018年10月の韓国最高裁判決を機に、日韓関係は急速に悪化した。「完全かつ最終的な解決」を明記した1965年の日韓請求権協定の順守を求める日本に対し、韓国は司法判断を尊重する姿勢を堅持。
日本が今年7月、韓国向け輸出の管理厳格化措置を発動すると、韓国は8月、軍事情報包括保護協定の破棄を通告し、日韓関係は過去最悪となった。ただ、11月のGSOMIA失効目前、共通の同盟国である米国の仲介で韓国は破棄方針を撤回。その後、懸案の元徴用工問題をめぐり韓国内で基金創設による解決案が浮上。互いに打開の糸口を探り始めてたが、膠着状態に留まった。
アメリカと中国、韓国、イラクなどの経済問題やアメリカのTPP、パリ協定離脱、イギリスのEU離脱の決定。このような不安要素を科掛けながら、世界の株式市場とりわけアメリカの株価はダウ、ナスダックSP500とも、そろって最高値更新した。この背景には、世界の巨大な投資集団がアメリカ株を買っている背景がある。
具体的には、1位、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」が1.2兆ドル。2位、政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル。3位、連邦退職貯蓄(米国)4856億ドル。4位 、韓国国民年金公団4622億ドル、5位 ABP(オランダ)4043億ドル。6位、中国国家社会保障基金「中国」3487億ドル。7位、カリフォルニア州職員退職年金基金「米国」3066億ドルがトップ7である。
これからわかるのは、飛び抜けてるのは、日本の年金積立金管理運用独立行政法人「GPIF」が1.2兆ドル、政府年金基金「ノルウェー」が8931億ドル、米国の2つの年金グループの7922億ドルである。世界中で運用難で、安全な国の株投資に集中している。裏を返せば、いわば、金余りバブルとも言える。
これが、ひとたび値下がりして、コンピュータが一斉に売りを出したらと考えると怖いものがある。そのキーポイントとなるのは、2020年の夏の東京オリンピックであろう。オリンピック終了後に、何かのきっかけで、歯車が逆回転しないことを臨むだけである。2020年、悪い事が起こらないで欲しいと祈るだけだ。(終了)
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
三回目の人生も「君を愛することはない」と言われたので、今度は私も拒否します
冬野月子
恋愛
「君を愛することは、決してない」
結婚式を挙げたその夜、夫は私にそう告げた。
私には過去二回、別の人生を生きた記憶がある。
そうして毎回同じように言われてきた。
逃げた一回目、我慢した二回目。いずれも上手くいかなかった。
だから今回は。
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる