乙女ゲームに悪役転生な無自覚チートの異世界譚

第一章 忙しい幼年期

行動は早めに

その後、早速乳母に〈鑑定〉のスキルを使った。この乳母のレベルなら俺が魔法をかければ、部屋から簡単に抜け出せるだろう。問題はこの体はとても動き辛いのと、眠気がすぐ来ることだけど、今回はこれまでにして明日から書庫に向かおう。攻略本のおかげで書庫の位置は覚えている。転移の魔法が使えればすぐ、いけるのだけど・・・。

って作ればいいか♪〈転移〉のスキルを作る！

ピロリーン♪〈転移〉のスキルを習得しました。

早速できた！さすがにもうレベルは上がらないか。・・・そして、眠気が・・・。
今日はお休みなさーい。

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翌日、乳母に催眠術をかけた。少し眠気に襲われたが、書庫まで〈転移〉のスキルを使い、書庫の中に潜入する事ができた！多少の眠気は我慢して、どの本が俺に合っているか〈鑑定〉して、〈鑑定〉で選ばれた本を選び、読んだ。

ふむふむ・・・。

魔法は誰でも持っている。魔法は7属性あり、無属性魔法は誰でも持っており、生活魔法などの補助など、他の魔法の補助する魔法である。ここで言われる"魔法"は"火・水・風・土・闇・光"である。これらは攻撃魔法と言われるもので、学校で使い方を学ばなくてはならない。ここで"光・闇"の魔法を使える者は少なく、それだけでも上級魔法の職につけることができるほど、貴重な存在である。我が国 グレンフォードでは"魔法"を使える者は多く、"魔法の国"と呼ばれる。隣の国 アスカガンダでは"武の国"と言われ、魔法を使える者は少なく、武力に長けている者が多い。アスカガンダでは黒い髪を持つ者は貴重で能力も高いとされている。

確か、隠しキャラの中にアスカガンダから来た留学生がいたな・・・。

王族でありながら、黒い髪を持っており、それはとても大切に育てられてきた。彼は第三王子で、彼には2人の兄がいる。ヒロインが彼のルートを選ぶと、兄弟間で王位継承権についての問題が発生する。彼は王位継承権については興味がないし、二人の兄の中で王様を選べばいいと思っている。しかし、彼のルートのハッピーエンドで、二人の兄は共倒れし、ヒロインと一緒にこのアスカガンダの国を守っていこうという終わりで、バッドエンドでも二人の兄は共倒れし、彼一人だけが国に戻り、王となる。所謂ヒロインとはさよならエンドである。

あ、ちなみに隠れキャラは4人で、1人はアスカガンダの留学生。つまりは上で説明した彼のことである。1人は先生。この先生も結構キャラが濃く、暗い過去を持っており、ヒロインに好意を持つと若干ヤンデレ風味になるキャラである。もう1人は俺と同級生である。このキャラは、まぁ、クラスは違うけど、一部ルートで悪役になるキャラである。最後の1人は学校の生徒会長である。このキャラは第一弾の中では、最凶のキャラである。一見わんこ系かと思いきや、二重人格のようなもので、ダークな一面も持っている。あとは、普通の攻略対象である。メインヒーローは兄であるが。

ってヤバイ！！眠くなってきた！！俺は本を元の場所に戻し、〈転移〉のスキルを使い、元の部屋に戻った。・・・バレてないよな？これを来たる時まで、繰り返し、知識を蓄えていこう。

今日もこれでお休みなさーい。

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