乙女ゲームに悪役転生な無自覚チートの異世界譚

第三章 ゲームの始まり

そうだ！家に来よう！

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これからは魔王・アルフィーテが拠点としていたところに、魔物がいるかもしれないということで話は進んでいきました。しかも、貴族相手に魔物化させられていくかもしれないという由々しき事態です。一同は悩みました。

「んで？ここからの作戦はどうするよ？俺は簡単に言うと、王族関係の場所にはなかなかいけない気がするが？すぐバレるしな。つーか、ブレイド伯爵家はこれからどうなるんだろうな？」

そうレオンが言うと、アークライトがピキッと音が鳴ったみたいに怒り気味で、答える。

「知るか。あんな連中。俺もレオンの共犯者になっちまったようだし？最後まで付き合ってやんよ。」

「ちなみに、アークライトも贈り人の一人だから、創造魔法が使える便利な奴だぜ。」

レオンが説明する。

「ええ！？・・・そうなんですか？アークライトさんも創造魔法が使えるのですか！！」

驚くゼノン。そこにディネット様の衝撃発言。

「今は魔物が活発化しているという事は、聖なる力で世界を包み込んでしまえばいいじゃない。そう、ユグドラシルの樹を世界の至る所に創造してしまえばいいのよ！！」

わーお。確かに、ユグドラシルの樹は一つしかないという訳ではないと文献で見たし、世界樹は何も一つだけとは思わない。現に家に生えているからな。ユグドラシルの樹は。

「おお！それは名案だぜ！俺んちにもユグドラシルの樹は生えているからな。一つとは限らないし、徐々に増やしていけば、魔の力も弱まるんじゃねーか？」

レオンが賛同する。一同はレオン様だから仕方がないと言った顔をしていた。

「へー。レオンの家にもユグドラシルの樹はあるの？」

棒読みなシルヴェスト。

「今度、家来るか？死の森デッドリーフォリーにあるけどな！」

もう、驚きすぎて反応が出来ない一同。

「・・・そう思えば、デッドリーフォリーに捨てられたんでしたね。よく生き残りましたね。」

「まーな！創造魔法があるから、サクッとやっちまって、今では超越者の称号を手にするまで、俺は強くなったぜ。」

「レオンの家にはとても興味がありますね。一度行ってみたいところです。」

「まー、うるさい連中もいるが、楽しくやってるぜ。」

そう言うと、レオン様は自分達の家に〈転移〉のスキルを使い、転移した。
正直、全員を巻き込むのはどうかと思うんですが。

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