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第三章 ゲームの始まり

家に到着!!

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☆☆☆☆☆☆

正直、皆がこの街に来た時驚いていた。家というより街になっているからな。俺達は街の住人に声をかけながら、自室に向かう。

「あー。レオン様だ。おかえりなさい!!」

小さな子供達には大人気なレオン様。子供達が集まっていきます。囲まれて、身動きがあまり取れない。

「レオン様!!今日、おれ独りでメアリーモンキー倒したんだぜ!!」

「そうか。強くなったな。」

「今日の食事はメアリーモンキーの焼肉パーティーなんだ!!」

△△△△

ディルクside

「ここがレオンの家?・・・というか、一つの街なんだけど。魔物とか襲ってこないですよね?」

シルヴェストが俺に質問してきた。

「セレンの研究曰く、ここにもユグドラシルの樹が生えているし、レオンが勝手に結界代わりに至る所にユグドラシルの樹を創造しているから、魔物が襲う隙はないし、ここの連中はすべてがレベル100を超えているからな。そう簡単に倒されたりしない。」

「何やら見たことない施設が色々とありますね。」

クレバーが問う。

「ユーリとアークライトの贈り人が以前住んでいた異世界の街並みを再現しているらしい。だから、俺達にはあまり馴染みがないが、住めば都だぞ。ここ以上の街がない。本人曰く最新式の物を取り入れているらしい。・・・そうだな。例えば、あれが図書館だ。」

俺はクレバーに見えるように図書館を指さす。

「結構広いですね・・・。なぜ、あんなに広いのですか?」

そう訊ねてきたので、俺は返す言葉に悩んだが、正直に答えた。

「ユーリは一度見たものは忘れないスキルがあって、書庫の本の内容を一行も間違えずに憶えている。それを約1年書庫で知識をためて、それを本にした。あいつが読んだ本は多くあって、重要な本なども多く所蔵している。それに、それを分かりやすく本にしたものも多く作っており、子供達はそれを読んでレベルが100越えしている。ちなみに、何人かはこの街で結婚して、子供達が生まれた。その子供達用にレオンは絵本も作ってこの世界の事を簡単に教えている。後は、マンガってやつを書いてあるのがあって、子供達はそれを見てこんなのやってみたいって大騒ぎで。」

「へー。そう何ですか。にしては、あまり見たことない建築ですね。」

「ユーリは以前建築関係を学んでいたから、俺達よりも遙かに上の建築設計が頭に浮かんでいるらしい。俺もここに来たとき驚いたよ。これはなんだ!?って。でも、いわゆるユーリ曰く最新技術を駆使しているから、すごい便利だ。」

クレバーは図書館を見て、関心する。・・・ちなみに、俺がここに来たときには図書館と植物園くらいと自宅しかなかったから、大きな進歩だよな。弟たちが来てから、この街も大きく変わった。娯楽施設も整備され、教育施設も作られた。・・・けれども、何で教育施設を作ったにもかかわらず、ユーリやレオンは王都の魔法学校に行くことにしたのだろう?

△△△△
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