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第三章 ゲームの始まり
生徒会長の目的の話
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☆☆☆☆☆☆
「だから、学校で第三王子であったシルヴェスト王子を殺そうと企んでいたんだな。そして、その護衛であるクレバーも、その幼馴染であったヴィルも殺害を目論んでいた。この3人は学校に入学する事は周知の事実だったからな。・・・一番自分と近い王族とその仲間だったから。」
シルヴェストが問う。
「一体どういう事?」
レオンが続ける。
「でも、学校に入学してみてなかなかその計画が実際に行われることは出来なかった。それで、1年間経って計画を実行しようとした。でも、邪魔が入った。・・・それは俺達の仕業だ。俺達が生徒会長さんの計画を悉く潰していったからな。そして、また1年が経った。生徒会長となり、色んな意味で利用できる立場になってからは動きやすかった。逆に俺達は動き辛かったがな。そこで、邪魔だったんだろ?ディネットという存在が。ヴェスやその他諸々の連中が彼女の周りに集まっていたから。だから、ディネットを殺そうとしたんだよ。」
生徒会長が驚く。まるで、自身の考えが見透かされていると。
「ええっ!?なんで、そこまで分かるんですか!!・・・王太子様が亡くなっていない事からも事情を察せていた自分もいましたが、黒い自分がシルヴェスト王子を殺してしまえと叫ぶのです。」
生徒会長はレオン様の胸倉を掴みながら、必死になって問う。
・・・まぁ、生徒会長の事情は攻略本の中に答えが載っていたんだけどね。流石に、ここでは言えないや。
「7年前と言えば、俺達が王城に不法侵入した時期とちょうど重なるんだよ。そう、たまたま生徒会長さんの母上が亡くなったとされる時期にね。でもね?ヴェスは何もやっちゃあいないんだよ。どっかのギルドに所属しクエストを受けていたからな。そもそも、王城にいなかったんだよ。それをクレバーに怒鳴られているのを確認したからなぁ・・・。」
そう言うと、シルヴェストは驚く。
「スタント伯爵の奥様が亡くなったのは、ちょうどその時だったんですか?」
「そうだ。その頃に亡くなったと聞かされたんじゃねーの?ちょうど王太子様が殺される後になるように。そうすれば自動的にヴェスが殺した事になるからな。国王陛下が生徒会長の母親を殺すメリットがないし、もし、王位継承に関係していたとしたら、真っ先にヴェスが疑われるからな。クローディン王子はどこか別の街にいたしね。・・・だから、ディルク達を王城に忍び込ませた後、残りの俺達で生徒会長の母上を探しに行った。そうしたら、ちょうど、あの場にいたんだよ。この間見に行った、アスガード時代の王族の儀式を行うあの場所で。彼女は魔物化しかかっていた。だから、魔物化する前なら、清浄化出来るから俺は清浄化して、彼女を安全な場所へと移した。俺達の目にとまる所で隔離した。」
そうすると、アーネイルは思い出したように言葉を発する。
「あー。あの女の人ねー?あれがスタント伯爵の奥さんか。見事に魔物化しかかっていたねー?・・・つまり、クローディン王子様はそこまでして、第三王子様を殺したかった訳ねー?あいつはクローディン王子様の会派の連中だから。」
アーネイルはより一層殺意が芽生えたようだった。
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「だから、学校で第三王子であったシルヴェスト王子を殺そうと企んでいたんだな。そして、その護衛であるクレバーも、その幼馴染であったヴィルも殺害を目論んでいた。この3人は学校に入学する事は周知の事実だったからな。・・・一番自分と近い王族とその仲間だったから。」
シルヴェストが問う。
「一体どういう事?」
レオンが続ける。
「でも、学校に入学してみてなかなかその計画が実際に行われることは出来なかった。それで、1年間経って計画を実行しようとした。でも、邪魔が入った。・・・それは俺達の仕業だ。俺達が生徒会長さんの計画を悉く潰していったからな。そして、また1年が経った。生徒会長となり、色んな意味で利用できる立場になってからは動きやすかった。逆に俺達は動き辛かったがな。そこで、邪魔だったんだろ?ディネットという存在が。ヴェスやその他諸々の連中が彼女の周りに集まっていたから。だから、ディネットを殺そうとしたんだよ。」
生徒会長が驚く。まるで、自身の考えが見透かされていると。
「ええっ!?なんで、そこまで分かるんですか!!・・・王太子様が亡くなっていない事からも事情を察せていた自分もいましたが、黒い自分がシルヴェスト王子を殺してしまえと叫ぶのです。」
生徒会長はレオン様の胸倉を掴みながら、必死になって問う。
・・・まぁ、生徒会長の事情は攻略本の中に答えが載っていたんだけどね。流石に、ここでは言えないや。
「7年前と言えば、俺達が王城に不法侵入した時期とちょうど重なるんだよ。そう、たまたま生徒会長さんの母上が亡くなったとされる時期にね。でもね?ヴェスは何もやっちゃあいないんだよ。どっかのギルドに所属しクエストを受けていたからな。そもそも、王城にいなかったんだよ。それをクレバーに怒鳴られているのを確認したからなぁ・・・。」
そう言うと、シルヴェストは驚く。
「スタント伯爵の奥様が亡くなったのは、ちょうどその時だったんですか?」
「そうだ。その頃に亡くなったと聞かされたんじゃねーの?ちょうど王太子様が殺される後になるように。そうすれば自動的にヴェスが殺した事になるからな。国王陛下が生徒会長の母親を殺すメリットがないし、もし、王位継承に関係していたとしたら、真っ先にヴェスが疑われるからな。クローディン王子はどこか別の街にいたしね。・・・だから、ディルク達を王城に忍び込ませた後、残りの俺達で生徒会長の母上を探しに行った。そうしたら、ちょうど、あの場にいたんだよ。この間見に行った、アスガード時代の王族の儀式を行うあの場所で。彼女は魔物化しかかっていた。だから、魔物化する前なら、清浄化出来るから俺は清浄化して、彼女を安全な場所へと移した。俺達の目にとまる所で隔離した。」
そうすると、アーネイルは思い出したように言葉を発する。
「あー。あの女の人ねー?あれがスタント伯爵の奥さんか。見事に魔物化しかかっていたねー?・・・つまり、クローディン王子様はそこまでして、第三王子様を殺したかった訳ねー?あいつはクローディン王子様の会派の連中だから。」
アーネイルはより一層殺意が芽生えたようだった。
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