チート転生～チートって本当にあるものですね～

第2章 魔法騎士学校生活

それはまるで、戦闘狂のようだった。

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ランさんは相手の隙を窺う。俺は神の加護を得たのか、身体が軽い。宝刀を振りかざす。メリー・メリーは宝刀が起こした風によって、隙が生まれる。ランさんはすかさず攻撃を仕掛けた。かくいう俺も持っている敏捷性をフルに使って、瞬時に結界を発動させ、結界の上をジャンプして、メリー・メリーの背後を取る。思いっきり、宝刀を振りかざした。それからは、瞬殺だった。

メリー・メリーは地面に落ちる。地面に伏せれば、後はこっちのものだ。他の人には見えないようなスピードで、メリー・メリーにとどめを刺した。メリー・メリーは消滅した。


その場にいた皆は何が起きたのか分からなかったみたいだ。やっと、先生方が来る。しかし、嫌な予感は継続中。メリー・メリーは集団で今度は攻めてきた。先生方は戦闘態勢につく。それから、俺は戦闘狂のように戦ったそうだ。生憎、その時の記憶がない。気が付けば、戦闘が終わっていたのだ。


ランさんは俺に近寄る。

「君は凄い力を持っているのだな。」

「・・・俺は今まで、何をしていたんだろう。エミリーさんが傷を負って以降の記憶があまりないんだ。」

俺は思わず、頭を抱え始める。ズシッと宝刀の重みで現実に戻る。あぁ、俺は狂っていた？分からないけど、今はもう力が出ないや。俺はその場で宝刀をしまった後、倒れてしまった。後は、起きるまで何も覚えていない。

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