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【ヤンデレβ×性悪α】 高慢αは手折られる
エピローグ (上)
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冬の夜は夏よりも暗い気がする。
ベッドサイドの蝋燭と、暖炉の微かな光に照らされたフェナーラはいつもより妖艶で、顔を見るだけで腹の奥が疼いて仕方なかった。
ここ最近は、体を繋げていなかったからなおさら疼くのかもしれない。
「あっ…やぁっフェナッ」
弱い所を突かれ嬌声があがる。
ベッドのスプリングが軋む音だけじゃなく暖炉の薪が燃えてパチッと鳴る音まで聞こえるのは、行為に集中できてないからだろう。
普段ならフェナーラと繋がった後は、与えられる刺激に溺れ他のことなんて考えられなくなる。でも、今日は異物の違和感にばかり気を取られフェナーラがくれる快感に没頭っきずにいた。
「ごめん。今日は、時間かかるわ」
「んっあっ…んっ」
フェナーラも行為に没頭できていないようで、その顔には貪り尽くすような欲情は見当たらず眉根に皺を寄せ苦悶の表情を浮かべている。
「んっふうっ…あっあああっ」
「くっ…」
通常より時間をかけ、やっと絶頂を迎える。フェナーラの屹立がドクリと脈打つのを感じたが、精は腹に注ぎこまれずフェナーラの屹立の形に沿ってじんわり熱が広がる。
「んっ…ふぅっ」
フェナーラに唇を甘噛みしついばまれ、キスの気持ちよさに蕩ける。そんな私に満足したようにフェナーラは微笑み、私の中から自身を抜く。まだゆるく勃ち上がっている屹立には白くゴワゴワしたものが被せられている。あれが、行為に集中できなかった違和感の原因だ。
フェナーラがそれを外すのをじっと見つめていると
「そんなにじっと見られると、またヤりたくなるんだけど」
フェナーラが私の顔を覗き込んで冗談っぽく軽口をたたく。
「いいけど…もう一回シても」
体の熱は不完全燃焼気味だったので、それを何とかしたかった。でも、素直に抱いてと言うのは気恥ずかしくて、可愛げのない言い方になる。それでも、誘ったことに羞恥を感じ、顔が熱くなる。真っ赤になっているのを、フェナーラに見られたくなくて、顔を背けると
「そっか、そっかぁ。もう一回いいんだ。じゃあ、遠慮なく」
「でも、それは…着けないで」
フェナーラは私の顎に手を添え自分の方へ顔を向かせる。フェナーラの眼には再び欲情の色が浮かんでいた。フェナーラが用意した白いゴワゴワした物体ー避妊具を指差し、要望を伝えると、フェナーラの眼にさらに熱がこもる。
「そんな可愛いこと言われると興奮しすぎて手加減できなくなるんだけど。今日はこれの使用感を試すだけのつもりだったから大分、抑えてたのに」
フェナーラが避妊具を指で摘む。魚の浮き袋のものから改良したらしいが、それでも挿入された時の異物感は否めなかった。
そもそも今日の行為は、その新作の避妊具の使用感の確認をしたいとフェナーラからお願いされたからだ。フェナーラとの関係は良好だが、最近はちょっとした理由から営みを控えていた。
「明日、仕事があるから手加減して。後、それは異物感があるから、いつもよりなんか集中できなくて嫌」
念の為、明日に支障が出ないように予防線を張った。それから、避妊具の感想を伝える。これもバナト商会に役立つための私の仕事の一つだ。だからこれからする行為はあくまで仕事の延長線だと自分に言い訳をする
「やっぱ、異物感あるよな。着けてない方が断然気持ちいいから、まだまだ改良の余地があるな」
そう言ってフェナーラは避妊具をベッドのサイドボードに置く。
そして私の足を持ち上げ、「挿れるぞ」と言い何も着けていない屹立で私の後孔を一息に貫いた。
「んっ…あっはぁっ」
「はっ…セラフの好きな所、たくさん擦ってやるから、俺だけに集中して感じて」
体を起こされフェナーラの膝の上、対面座位の姿勢になる。そのまま下から、一番弱い所を突き上げられ体が跳ねる。さっき不完全燃焼した分の熱も出口を求め体を駆け巡る。
「んっ…あっやぁっ」
「セラフ、気持ちいいか?」
「うんっ…いいっ…あっはぁっ」
「俺とセックスするの好きか?」
「す、すきっ…やっ、そこダメ…っ」
フェナーラに奥をグリグリとこねられ、電流のように快感がつま先から頭のてっぺんまでかけあげる。
「俺のこと愛してる?」
「う、ん…っ。好きっ…あっ、あいっ…してるっ」
快感に溶かされながらも、フェナーラの質問に答えていくと、フェナーラはニヤリと笑った。
「じゃあ、結婚式挙げるよな?」
「んっ…ずるいっ…やぁっ」
フェナーラはねちっこく、私の奥を責め立てる。
私達は夏に相思相愛になり、秋にはパートナーの届出をだして家族になった。それでもフェナーラは何度も「挙式するだろ?いつにする?」と聞いてくるのだ。秋口に親戚を集めた婚姻式を行なったのだから、それが結婚式にあたるのでは?と私は思うのだが、フェナーラに言わせればそれでは不十分らしい。
結婚式はエステートの全貴族と、バナト商会の仕事仲間を呼んで盛大なものにしたいらしい。
そんなことをせずとも、貴族の中では私がレトア家から除名されフェナーラに嫁いだことは噂になっている。それに商会の仲間には取引の際に挨拶を済ませているのだから、今更式を挙げる必要性を感じないのだ。
「ズルいのは、セラフだろ?俺が体で懐柔できないように…散々理由をつけて抱かせてくれなかったじゃん」
「いやっ…あっ…やめっ…イくイッちゃ…っ」
不完全燃焼燃焼だった体はフェナーラが与える刺激に従順に反応し、絶頂を迎えるため全神経がそちらに集中する
「セラフ…イきたいなら分かってるだろ?」
「い、いじわる…っ…やだっ…やだ…」
後もう一歩の所でフェナーラの屹立を抜かれ、ギリギリで堰き止められた熱が体の中で暴れ狂う。もう自分でと思い、自身の中心に触れようとした手を掴まれ阻まれる。
フェナーラは、私が結婚式を承諾するまでイかせないつもりだ。
「ほら、セラフ。これで、奥をガツガツ突かれたいだろ?」
「やっ…やあっ…いじわる…しないでぇ」
フェナーラは私のお尻の割れ目に屹立を擦り付け、時々、先端だけ後孔に浅く抜き差しする。もどかしい刺激に体の奥が疼いて切なくなる。
「意地悪してんのは、セラフの方だろ?俺がセラフを抱きたがってるの知ってて、避けてたじゃん。俺もセラフを目一杯可愛がりたいから、もう諦めて結婚式するって言えよ」
「やっ…やだっ…あっあっ…んっ…しな、い」
「じゃあ、このままでいいんだな?」
「やだっ…おねがいっ…もうっ…イきたい」
「じゃあ、結婚式挙げていいな?もう意地張るの辞めるな?」
フェナーラに意地を張るなと言われるが、私にだって譲れない時があるのだ。
今の何もない私のまま挙式を挙げた所で、フェナーラには相応しくないと言われるのは目に見えている。しかもエステートの全貴族を招待するとなると、フェナーラはご令嬢に人気があるようだから、ご令嬢達も出席するに違いない。フェナーラがご令嬢達に優しくするところなど見たくはない。そんなのは仕事を兼ねたパーティーだけで充分だ。
結婚式の晴れ舞台を嫉妬ばかりの思い出にするくらいなら、しない方がマシだ。
「やっ…ふっうっ…やだぁっ」
素直に心の内を言う事も、目の前の快楽に打ち勝つこともできず、涙が溢れてくる。泣く事しかできない自分が情け無くて仕方ない。
「……。泣かせてごめん。今回は俺の負けだ。気持ちよくするから、許してくれ」
「んっ…んっ…あっやぁっ…フェナ…っ。好きっ」
唇にキスが落とされ、それに酔いしれていると、フェナーラに奥まで穿たれ体が弓形になる。
「俺も好きだ。セラフ、好きだ」
「やっあっ…イくっ…フェナっ…イッちゃっ…あっあああっ」
フェナーラにしがみつき、限界が近いことを告げると胸の飾りを摘まれ、前立腺を刺激される。それで私は絶頂を迎え、フェナーラの屹立をキツく締め上げると私の中で弾け腹に精の熱さが広がる。
ーーー
「そういえば、セラフの明日の仕事、俺も同行するな」
「フェナーラが居てくれるなら、私も心強いです」
事後、一緒にお風呂に入っているとフェナーラがそう言ったので、私は胸を撫で下ろした。
だって、明日は私の天敵と顔を会わせる日だから。私にとっては結婚式以上に、耐え難いことだから。
ベッドサイドの蝋燭と、暖炉の微かな光に照らされたフェナーラはいつもより妖艶で、顔を見るだけで腹の奥が疼いて仕方なかった。
ここ最近は、体を繋げていなかったからなおさら疼くのかもしれない。
「あっ…やぁっフェナッ」
弱い所を突かれ嬌声があがる。
ベッドのスプリングが軋む音だけじゃなく暖炉の薪が燃えてパチッと鳴る音まで聞こえるのは、行為に集中できてないからだろう。
普段ならフェナーラと繋がった後は、与えられる刺激に溺れ他のことなんて考えられなくなる。でも、今日は異物の違和感にばかり気を取られフェナーラがくれる快感に没頭っきずにいた。
「ごめん。今日は、時間かかるわ」
「んっあっ…んっ」
フェナーラも行為に没頭できていないようで、その顔には貪り尽くすような欲情は見当たらず眉根に皺を寄せ苦悶の表情を浮かべている。
「んっふうっ…あっあああっ」
「くっ…」
通常より時間をかけ、やっと絶頂を迎える。フェナーラの屹立がドクリと脈打つのを感じたが、精は腹に注ぎこまれずフェナーラの屹立の形に沿ってじんわり熱が広がる。
「んっ…ふぅっ」
フェナーラに唇を甘噛みしついばまれ、キスの気持ちよさに蕩ける。そんな私に満足したようにフェナーラは微笑み、私の中から自身を抜く。まだゆるく勃ち上がっている屹立には白くゴワゴワしたものが被せられている。あれが、行為に集中できなかった違和感の原因だ。
フェナーラがそれを外すのをじっと見つめていると
「そんなにじっと見られると、またヤりたくなるんだけど」
フェナーラが私の顔を覗き込んで冗談っぽく軽口をたたく。
「いいけど…もう一回シても」
体の熱は不完全燃焼気味だったので、それを何とかしたかった。でも、素直に抱いてと言うのは気恥ずかしくて、可愛げのない言い方になる。それでも、誘ったことに羞恥を感じ、顔が熱くなる。真っ赤になっているのを、フェナーラに見られたくなくて、顔を背けると
「そっか、そっかぁ。もう一回いいんだ。じゃあ、遠慮なく」
「でも、それは…着けないで」
フェナーラは私の顎に手を添え自分の方へ顔を向かせる。フェナーラの眼には再び欲情の色が浮かんでいた。フェナーラが用意した白いゴワゴワした物体ー避妊具を指差し、要望を伝えると、フェナーラの眼にさらに熱がこもる。
「そんな可愛いこと言われると興奮しすぎて手加減できなくなるんだけど。今日はこれの使用感を試すだけのつもりだったから大分、抑えてたのに」
フェナーラが避妊具を指で摘む。魚の浮き袋のものから改良したらしいが、それでも挿入された時の異物感は否めなかった。
そもそも今日の行為は、その新作の避妊具の使用感の確認をしたいとフェナーラからお願いされたからだ。フェナーラとの関係は良好だが、最近はちょっとした理由から営みを控えていた。
「明日、仕事があるから手加減して。後、それは異物感があるから、いつもよりなんか集中できなくて嫌」
念の為、明日に支障が出ないように予防線を張った。それから、避妊具の感想を伝える。これもバナト商会に役立つための私の仕事の一つだ。だからこれからする行為はあくまで仕事の延長線だと自分に言い訳をする
「やっぱ、異物感あるよな。着けてない方が断然気持ちいいから、まだまだ改良の余地があるな」
そう言ってフェナーラは避妊具をベッドのサイドボードに置く。
そして私の足を持ち上げ、「挿れるぞ」と言い何も着けていない屹立で私の後孔を一息に貫いた。
「んっ…あっはぁっ」
「はっ…セラフの好きな所、たくさん擦ってやるから、俺だけに集中して感じて」
体を起こされフェナーラの膝の上、対面座位の姿勢になる。そのまま下から、一番弱い所を突き上げられ体が跳ねる。さっき不完全燃焼した分の熱も出口を求め体を駆け巡る。
「んっ…あっやぁっ」
「セラフ、気持ちいいか?」
「うんっ…いいっ…あっはぁっ」
「俺とセックスするの好きか?」
「す、すきっ…やっ、そこダメ…っ」
フェナーラに奥をグリグリとこねられ、電流のように快感がつま先から頭のてっぺんまでかけあげる。
「俺のこと愛してる?」
「う、ん…っ。好きっ…あっ、あいっ…してるっ」
快感に溶かされながらも、フェナーラの質問に答えていくと、フェナーラはニヤリと笑った。
「じゃあ、結婚式挙げるよな?」
「んっ…ずるいっ…やぁっ」
フェナーラはねちっこく、私の奥を責め立てる。
私達は夏に相思相愛になり、秋にはパートナーの届出をだして家族になった。それでもフェナーラは何度も「挙式するだろ?いつにする?」と聞いてくるのだ。秋口に親戚を集めた婚姻式を行なったのだから、それが結婚式にあたるのでは?と私は思うのだが、フェナーラに言わせればそれでは不十分らしい。
結婚式はエステートの全貴族と、バナト商会の仕事仲間を呼んで盛大なものにしたいらしい。
そんなことをせずとも、貴族の中では私がレトア家から除名されフェナーラに嫁いだことは噂になっている。それに商会の仲間には取引の際に挨拶を済ませているのだから、今更式を挙げる必要性を感じないのだ。
「ズルいのは、セラフだろ?俺が体で懐柔できないように…散々理由をつけて抱かせてくれなかったじゃん」
「いやっ…あっ…やめっ…イくイッちゃ…っ」
不完全燃焼燃焼だった体はフェナーラが与える刺激に従順に反応し、絶頂を迎えるため全神経がそちらに集中する
「セラフ…イきたいなら分かってるだろ?」
「い、いじわる…っ…やだっ…やだ…」
後もう一歩の所でフェナーラの屹立を抜かれ、ギリギリで堰き止められた熱が体の中で暴れ狂う。もう自分でと思い、自身の中心に触れようとした手を掴まれ阻まれる。
フェナーラは、私が結婚式を承諾するまでイかせないつもりだ。
「ほら、セラフ。これで、奥をガツガツ突かれたいだろ?」
「やっ…やあっ…いじわる…しないでぇ」
フェナーラは私のお尻の割れ目に屹立を擦り付け、時々、先端だけ後孔に浅く抜き差しする。もどかしい刺激に体の奥が疼いて切なくなる。
「意地悪してんのは、セラフの方だろ?俺がセラフを抱きたがってるの知ってて、避けてたじゃん。俺もセラフを目一杯可愛がりたいから、もう諦めて結婚式するって言えよ」
「やっ…やだっ…あっあっ…んっ…しな、い」
「じゃあ、このままでいいんだな?」
「やだっ…おねがいっ…もうっ…イきたい」
「じゃあ、結婚式挙げていいな?もう意地張るの辞めるな?」
フェナーラに意地を張るなと言われるが、私にだって譲れない時があるのだ。
今の何もない私のまま挙式を挙げた所で、フェナーラには相応しくないと言われるのは目に見えている。しかもエステートの全貴族を招待するとなると、フェナーラはご令嬢に人気があるようだから、ご令嬢達も出席するに違いない。フェナーラがご令嬢達に優しくするところなど見たくはない。そんなのは仕事を兼ねたパーティーだけで充分だ。
結婚式の晴れ舞台を嫉妬ばかりの思い出にするくらいなら、しない方がマシだ。
「やっ…ふっうっ…やだぁっ」
素直に心の内を言う事も、目の前の快楽に打ち勝つこともできず、涙が溢れてくる。泣く事しかできない自分が情け無くて仕方ない。
「……。泣かせてごめん。今回は俺の負けだ。気持ちよくするから、許してくれ」
「んっ…んっ…あっやぁっ…フェナ…っ。好きっ」
唇にキスが落とされ、それに酔いしれていると、フェナーラに奥まで穿たれ体が弓形になる。
「俺も好きだ。セラフ、好きだ」
「やっあっ…イくっ…フェナっ…イッちゃっ…あっあああっ」
フェナーラにしがみつき、限界が近いことを告げると胸の飾りを摘まれ、前立腺を刺激される。それで私は絶頂を迎え、フェナーラの屹立をキツく締め上げると私の中で弾け腹に精の熱さが広がる。
ーーー
「そういえば、セラフの明日の仕事、俺も同行するな」
「フェナーラが居てくれるなら、私も心強いです」
事後、一緒にお風呂に入っているとフェナーラがそう言ったので、私は胸を撫で下ろした。
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