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【忍び寄る魔の手】⑩
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気持ちとしては非常に開けたくないが、狙われている本人としては中身を確認しなければいけない。
警察に届けるにしても、先ずは自分達が確認するべきという結論に至った二人は、気が進まないが封筒を開けることにした。
「…というか、開けても大丈夫なのか?」
「うーん、前に志乃ちゃんに借りた道具で、薬物反応とかはないのは確認済みだから大丈夫じゃない?」
「そうか。じゃ、快斗よろしく」
「えー、俺が開けるの?」
あまりにもぶつぶつ文句を言っていたので、公平にじゃんけんすることに。数回の相子の末、快斗の勝利に終わった。
「やっりー!じゃ、新一よろしく」
「くっそ!あの時、チョキを出しておけば…」
悔しがる新一だったが、敗けは負け。渋々快斗より封筒を受け取り、意を決して封筒に鋏をいれる。
「………本当に何も起きないな。ええっと、中身は手紙と……」
「SDカード?」
封筒には、二枚の手紙とSDカードが入っていた。ひっくり返して見るが他には何も入っていない。
「うーん、他には無いみたいだな。快斗、先ずは手紙を読んでくれ」
「へーい。えっと、なになに?
【やあ、九條新一君、久神快斗君。元気にしているかな?あの日から、私は君達の夢ばかり見ていたよ。ふふ、こんなにDollが来るのが待ち遠しい時が来るなんてね。君達は、私のDollの中でも特にお気に入りになるだろう。ああ、楽しみだよ。安心したまえ、君達に着せる服を特注で作ったんだ。いやぁ、君達の魅力を最大限に引き出せる服を作るのに苦労したよ。そのぶん、君達にとても似合うだろう。気に入ってくれると思うよ。ああ、今からどう着飾るか考えるだけで、私は胸が高鳴る。色々作ったから、毎日着せ替えるのも良いかもしれないね。ああ、サイズはしっかり調べて作ってるから大丈夫だよ。ふふふ、今から一緒に寝るのが楽しみだ。君達を迎えた夜はとても楽しいものになるだろう…】
「「………」」
一旦読むのを止め手紙を放り捨てた快斗と一緒に、新一は思い切り叫んだ。
「「気色悪いわ、この変態!!」」
…こんな奴の所に行くとか嫌だ、嫌すぎる。
「ぐぅ、気持ち悪い…。これ、もう捨てちゃダメ?」
快斗が気持ち悪そうに腕を擦っている。どうやら、前半部分で既に鳥肌が立ったらしい。気持ち悪くて仕方ないのに直ぐに破かないだけ、かなり自制しているのが新一には手に取るように分かった。分かったが、手紙はまだ序盤。先を読まなければならない。
「すまん。気持ちは分かるが、続きを頼む」
「えー」
文句は言うものの、快斗にもそれは分かっているのか嫌々ながら手紙を拾い、続きを読んでいく。
「………分かったよ。続きいくぞ。【まだまだ書きたいが、それは君達を迎えてからでも良いだろう。その時は、私の君達への愛を聞いてくれ。…ああそうだ、新聞は見てくれたかな?君達を迎え入れる準備が漸く整ったんだよ。でも、君達を迎え入れる前に、少し遊びたくなってね。私はこれまでDollを迎えられなかった事はなかった。今回が初めてだよ。だからこそかな?是非とも、私と遊ぼうじゃないか】」
「遊ぶ…?」
「この前の失敗がよっぽど悔しかったのかね。こいつ、根に持つタイプみたいだな」
まだダメージが残っているのか、若干青白い顔のまま、快斗はふざけたように軽く言った。
……こういうタイプは用意周到だから面倒なんだよな。
警察に届けるにしても、先ずは自分達が確認するべきという結論に至った二人は、気が進まないが封筒を開けることにした。
「…というか、開けても大丈夫なのか?」
「うーん、前に志乃ちゃんに借りた道具で、薬物反応とかはないのは確認済みだから大丈夫じゃない?」
「そうか。じゃ、快斗よろしく」
「えー、俺が開けるの?」
あまりにもぶつぶつ文句を言っていたので、公平にじゃんけんすることに。数回の相子の末、快斗の勝利に終わった。
「やっりー!じゃ、新一よろしく」
「くっそ!あの時、チョキを出しておけば…」
悔しがる新一だったが、敗けは負け。渋々快斗より封筒を受け取り、意を決して封筒に鋏をいれる。
「………本当に何も起きないな。ええっと、中身は手紙と……」
「SDカード?」
封筒には、二枚の手紙とSDカードが入っていた。ひっくり返して見るが他には何も入っていない。
「うーん、他には無いみたいだな。快斗、先ずは手紙を読んでくれ」
「へーい。えっと、なになに?
【やあ、九條新一君、久神快斗君。元気にしているかな?あの日から、私は君達の夢ばかり見ていたよ。ふふ、こんなにDollが来るのが待ち遠しい時が来るなんてね。君達は、私のDollの中でも特にお気に入りになるだろう。ああ、楽しみだよ。安心したまえ、君達に着せる服を特注で作ったんだ。いやぁ、君達の魅力を最大限に引き出せる服を作るのに苦労したよ。そのぶん、君達にとても似合うだろう。気に入ってくれると思うよ。ああ、今からどう着飾るか考えるだけで、私は胸が高鳴る。色々作ったから、毎日着せ替えるのも良いかもしれないね。ああ、サイズはしっかり調べて作ってるから大丈夫だよ。ふふふ、今から一緒に寝るのが楽しみだ。君達を迎えた夜はとても楽しいものになるだろう…】
「「………」」
一旦読むのを止め手紙を放り捨てた快斗と一緒に、新一は思い切り叫んだ。
「「気色悪いわ、この変態!!」」
…こんな奴の所に行くとか嫌だ、嫌すぎる。
「ぐぅ、気持ち悪い…。これ、もう捨てちゃダメ?」
快斗が気持ち悪そうに腕を擦っている。どうやら、前半部分で既に鳥肌が立ったらしい。気持ち悪くて仕方ないのに直ぐに破かないだけ、かなり自制しているのが新一には手に取るように分かった。分かったが、手紙はまだ序盤。先を読まなければならない。
「すまん。気持ちは分かるが、続きを頼む」
「えー」
文句は言うものの、快斗にもそれは分かっているのか嫌々ながら手紙を拾い、続きを読んでいく。
「………分かったよ。続きいくぞ。【まだまだ書きたいが、それは君達を迎えてからでも良いだろう。その時は、私の君達への愛を聞いてくれ。…ああそうだ、新聞は見てくれたかな?君達を迎え入れる準備が漸く整ったんだよ。でも、君達を迎え入れる前に、少し遊びたくなってね。私はこれまでDollを迎えられなかった事はなかった。今回が初めてだよ。だからこそかな?是非とも、私と遊ぼうじゃないか】」
「遊ぶ…?」
「この前の失敗がよっぽど悔しかったのかね。こいつ、根に持つタイプみたいだな」
まだダメージが残っているのか、若干青白い顔のまま、快斗はふざけたように軽く言った。
……こういうタイプは用意周到だから面倒なんだよな。
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