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せ~ぶで~た02:魔法使いの女の子がゴブリンに捕まり花嫁にされ孕まされて助からない話

03.敗北者って、戦利品

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「捕マエタゾ!」
「ソレモ魔法使イノ女ノ子!」

 フィオを囲むゴブリン達は、にんまりと笑います。互いに目を合わせ、より品のない笑み浮かべ、少女へと手を伸ばします。そして……。

「村マデ運ブゾ!」
「ココハ寒クテ可哀想ダシナ!」

 ゴブリン達はフィオの手足をまとめて縛れば、木の棒に結びつけ、ぶら下げる形で運び始めました。スカートがめくれてパンツが見えてしまいますが、気絶しているフィオは隠すことも抵抗することもできません。

 えっちらおっちら。ゴブリン達は列を成して村へ戻っていきます。村は、この廃墟群のさらに奥、洞窟にありました。ようやくたどり着けば、そこにいた仲間のゴブリン達が、収穫に喜びます。

「女ノ子ダ!」
「ツイニ捕マエタンダナ!」
「……デモ、俺達ノモノニハ、ナラナインダヨナァ」
「王サマノ花嫁ナノダ!」

 そんな声を通り過ぎ、フィオが運ばれたのは、洞窟にできた一室。決して狭くはない部屋で、中央には奇妙な形をした台座がありました。石と木でできたそこに、ゴブリン達はフィオを下ろします。

 台座は、手足を縛れるようにできていました。両手は頭上で縛ります。足はM字に、股を大きく広げる形で縛ります。
 フィオはまだ目が覚めません。意識のないまま、台座に拘束されてしまいました。

「儀式長、『婚礼祭壇』ニ縛リツケマシタ!」

 ゴブリンの一体が声を響かせます。別のゴブリンが前に出ます――鳥の羽飾りのある輪を頭につけたゴブリンです。ゴブリンは服装の派手さで、その集落における位がわかります。そのゴブリンは、いまこの場で一番位の高いゴブリンでした。

「デハ……王サマヲ呼ビ、儀式ヲ始メル前ニ、花嫁ノちぇっくダ!」

 周囲のゴブリン達は、目を輝かせて息を呑みます。位の高いゴブリンこと儀式長もにやりと笑い、フィオへ手を伸ばしました。

 儀式長はまず、フィオのスカートをめくり上げました。抵抗もできず、そもそもそんなことをされていると気付かないフィオは、ありのままを晒します……今日のおパンツは、薄いピンク色のおパンツでした。ワンポイントで正面に小さなリボンがついています。子供らしくも、可愛らしいおパンツです。

「女ノ子デアルコトニ……間違イハナイナ。子ヲ孕ムコトノデキル身体ダ……」

 儀式長はナイフを取り出します。けれども斬り裂いたのは、フィオのスカートのみ。ぱさりと、スカートは床に落とされてしまいました。パンツにはまだ触りません……ここは神聖な場所のため、最後に行わなくてはいけないのです。それがこの儀式のルールなのです。

 儀式長はナイフを滑らし、そのままフィオの服を斬り裂き捨てていきます。どんどん裸に近付いていくフィオ。白い肌が見え始め、ついにブラジャーだけにされてしまいます。
 そのブラジャーの間に、儀式長がナイフを滑らせれば、ブラジャーは真ん中から分かたれ儚くも肌を滑っていきました。

「ん……」

 露わになったのは、フィオの白い胸。小さな膨らみの上で、乳首がピンク色を湛えています。
 周囲のゴブリン達がわずかに声を漏らします。儀式長は、そっと、撫でるようにフィオの胸に手を伸ばしました。小さくも柔らかい胸の上を、ごつごつとした指が這っていきます。

 フィオは変わらず目を覚まさないまま。けれどもかすかに顔を歪めて、小さな吐息を漏らしました。
 と、儀式長の指が、フィオの乳首を弾きます。

「んんっ……」

 ぴんぴんっ、と弾かれて、乳首はわずかに固くなり始めます。

「……胸ハ小サイガ、子ヲ孕メバ、ソノウチ乳ガ出ルヨウニナルダロウ」

 儀式長は、やんわりと胸を掴み、硬くなり始めた乳首を慰めるかのように揉み始めます。膨らみが足りないものの、かわいらしいおっぱいです。フィオはまたしても吐息を漏らします。
 それを見ていたゴブリンの一体が、耐えきれなくなったのでしょう。

「ギ、儀式長! 俺モ、手伝イマス!」

 顔を赤くした一人がそう手を上げれば、他のゴブリン達もそろそろと手を上げようとしましたが。

「オマエ! 良カラヌコトヲ考エテイルナ! コノ娘ハ王サマノ花嫁ニナルノダゾ!」

 ぴしゃりと儀式長は言います。その間も、フィオの胸を揉んだまま。

「デ、デモ儀式長! 儀式長ダッテソノ子ノオッパイヲソンナニ……」
「コレハダナ! 乳ガ出ルカノちぇっくダ! 全ク若イ連中ハ手順モ何モワカッテイナイノォ……」

 やがて儀式長の手はフィオの胸を離れ、ナイフを握り直します。最後の場所を、開けるのです。一番大事な場所を……。

 フィオのおパンツには、かすかにシミができ始めていました。胸を揉まれた際に、感じていたようです。
 儀式長は器用にナイフを滑らせ、フィオのパンツを斬り裂いていきます。果てに花開くようにパンツは取れ、ついにフィオのワレメがさらけ出されます。

 ほんの少し濡れて輝く、可愛らしいワレメです。少しピンクに色付いたそこは、まだぴっちりと閉じています。感じてはいたようですが、こちらもまだ、おねむのようです。

「ウムウム、申シ分ノナイマンコダ。小サイガ、コレクライノ方ガ狭クテ王サマモ喜ブニ違イナイ……」

 するりと、儀式長の手がフィオのスジを撫でます。かすかにお汁が手につきました。

「ふ……ぅ……」

 大事なところを触られて、フィオの声が艶を帯びます。未だに目を覚ませない少女は、頭を軽く振ります。
 その様子に、儀式長は口の端をつり上げ笑い、より指でワレメをなぞりました。温かく柔らかいおまんこは、より熱を帯びて濡れてきます。

「う……ん……」

 少しおまんまんに咥えさせるように、なぞれば。

「んぁ……」

 フィオは眉を寄せます。ワレメからは、静かに汁が垂れ流れ始めていました。
 見守るゴブリン達の股間は、もうそれだけでカチコチです。しかし手を出すことはできません。人間の女の子は、王の花嫁ですから。

「――ヨシ、コノ娘ニ問題ハナイ! ソレデハ、婚姻ノ儀ノ準備ヲ始メルゾ!」

 ようやくフィオのおまんまんから手を離した儀式長が声を響かせます。はっとしたゴブリン達は準備にかかります――部屋の隅に積まれた薬草に、火を入れ始めます。激しく燃え上がることはなく燻り、煙がもくもくと上がりはじめました。

「人間ニダケ作用ノアル煙ダガ、コレハ花嫁ガ王サマヲ迎エ入レルタメノ準備、清メノ煙デモアルノダ。我々ハ外ニ……」

 儀式長の指示により、ゴブリン達は部屋の外に出て行きます。ぴったりと扉を閉じられ、残されたのはほとんど裸に剥かれ、大事なところをさらけ出したまま眠るフィオだけになりました。そんなフィオを包むように、部屋は奇妙な煙で満ちていきます。
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