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第六話
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ご飯を食べ終えた後は、自分はまだ若いと言い張るお父さんの頭にときどき生えている若白髪を抜いた。
一本抜くごとに十円くれたけど、百円には満たなかった(その結果にお父さんは上機嫌だった)。
自分の部屋に戻り、ベッドへダイブする。
横にはすぐ勉強机が、押し込まれたようにある。
このマンションはせまい。
かべにかかっている時計を見ると、もう八時だった。
とくん、と胸が高まる。
「あと一時間ぐらいしたら、もう寝よう……」
それまで香由花は、ハムスターを飼うとしたら、その家となるゲージをこのせまい自分の部屋のどこに配置しようかと考えてみることにした。
どこに置く? 枕元近く?
――人間の枕元にハムスターとおがくずの入ったゲージ置くのは、ちょっとよくないか。
じゃあ、ベッドの足元かな?
いや、勉強机の横にしようか。
そうこうしているうちに……
九時となった。
まどの外は、真っ暗だろう。
赤チェックのパジャマ姿の香由花は今、木のベッドに敷いたふとんの上にぴしっと正座していた。
花がらのかけぶとんは足元にたたんである。
宿題も、その気になったらものの五分で終わった。
学校の準備も万端。
かべにかかっている時計の短針が九をさし、長針は十二から、ひとメモリ動いた。
香由花は、ごくりとつばを飲みこんだ。
(よ、よし……もう、寝れば、いいのかな……)
香由花はそのままベッドの上に寝転んで布団をかぶると、すぐ横のカーテンを手をのばして開けると、小さい窓の外をながめてみた。
なんのへんてつもない夜景。
香由花の部屋に窓は二つある。
香由花の家はマンションのはじっこなので、東と南の窓があるのだ。
しかし、もう一つの窓を見ても結果は同じだろう。
まだ、なにも起こりはしないのだ。
そう、夢を見なくちゃ!
香由花はそうっと、目を閉じた。
そして、
(ハムⅠレース、ハムⅠレース、ハムⅠレース……!)
強く念じながら、レースの夢を見ようとした。
でも、これでハムⅠレースの夢、見られるだろうか。
どうだろう。
お願い、私をハムⅠレースの夢の中へ連れて行って――!
香由花は目を閉じても、すぐには眠れなかった。
昼間、ペットショップでのできごとが思い出される。
(すごかったなぁわたし、ハムスターもらえちゃうなんてさ……)
樺さんの肩に乗ったハムスターもかわいかったけど、店員さんがくれるって言ったあの子もホントにホントにかわいかった!
(……そうだ、まだ名前考えてないよなぁ……)
どうしようかな……あの子の特徴とか……?
特徴と言えば、あの子頭の毛がぽよぽよ上向いてたなぁ……
ぽよぽよと上かぁ……
だから、じゃあ――『ぽよ』とか?
“ぽよ ”
“ぽよちゃん ”
“おいで、ぽよちゃん。”
“ほら、いっしょにレースがんばろう! ぽよちゃん! ”
なじんできたかもしれない。
(うん……悪くないよね。ううん、すっごくいいかもしれない! よし! きっとそうしよう……)
それにしても明日からハムスターといっしょかあ……
早く、ひきとりに行きたいなぁ……
ぐるぐる、ぐるぐる……
意識が落ちていく――
気が付くと香由花はぼうっとした気分の中にいた――
のろのろと、ゆっくり思考がめぐっているのを感じる――
なんだろう――
ええっと、ハムスター――
そうそう、あれ――
なんだっけ――
ハムスター?
ハムスターってなんだぁ? ――
ハムスター――
ん?
ハムスター?
レースに? 出場? ――
なんだ? ――レース?
――レース……
レース、レース……――
ハムⅠレース!
いやに意識がはっきりしたと思ったら、香由花はベッドの上にいた。
真っ白の天井が、視界いっぱいに映っている。
「え、なに?」
声を出してみれば、ふつうに声が出る。
あたりはしんと静まり返っている。
すぐとなりには見なれた勉強机のシルエット。
窓からは月明かり。
空気はこおったように動かなくて少し寒い。
自分で自分の手を触ってみたら、いつもと変わらない感触もした。
そこかしこに、いやに現実味があふれている。
(あ……ああっ、そう……ハム、ハムⅠレース、ハムⅠレースの夢を見るんじゃなかったの?)
香由花は上半身を起こした。
頬をつねる。
ふつうにつねられた感触。
こくりと唾を飲めば、のどを、液体がおりていく感覚。
――夢、見れてない?
香由花は思わず自分のほっぺたをつねる力を強くした。
――見れて、ない。
目が、冴え冴えとした。
鼓動が、ドク、ドクと強く脈打つのを感じる。
香由花は、そのまま脱力して、ベッドにあおむけに倒れた。香由花の体重を受けてスプリングがはずみ、たわむ。
自分は――
天井とベッドが香由花をサンドイッチするように、おしつぶそうとしてくるように感じた。
――見れなかった……。
いや、天井は上にあり、ベッドは下で香由花を支えているだけだ。
(店員さんは、私ならハムⅠレースの夢を見られるって言ったのに……)
裏切られた気分と、まだ期待にすがる気分を半分ずつ感じながら上半身を起こし、横にかかっているカーテンを一気にめくる。
私、なにかまちがえたのかな。
行きたいって念じる力が足りなかった、とか……。
ううん、そんなことなかった……。
外は真っ暗。
カーテンと……ガラガラっと窓も開け、落ちないように気をつけつつ、顔を出し身も乗り出す。
やさしい春の風。
寒くもないし暑くもない風が、香由花の髪をなびかせ、くびすじをくすぐる。
外の空気。
目の前に、広い広い夜の街が広がっている。
黒一色の闇の中に、ぱっと色とりどりの宝石をまぶしたような、マンションの八階の絶景。
でも、今それは香由花の心をいやしてはくれなかった。
(これが現実なの……?)
あれは店員さんの作り話で、実際は夢の中で行われるハムⅠレースなんて、存在しなくて、樺さんと話した内容を大きく解釈させて、からかおうとしただけ――
なのかもしれない。
そんな人ではないと思ったけど、なんだかもうわからない。
自分が何かやり方をまちがえたのかもしれない。
ハムスターと夢の中でレースをする、たくさんの小学生がそんな夢を見ている――
そう聞いたとき、なんだか自分もそれに参加したいって思ったのに。
せっかく、そんなふうに思えたのに。
でも、自分はその夢を見られなかったみたいだ。
長い夜になるだろうと覚悟を決めたものの、どうやら次に起きるときはいつもの朝のようだ。
ハムⅠレースの夢を見られないということは、出場の話もなしになる。
ハムスターがゲージごともらえるという話も、パアだろう。
現実は、うまくいかない。
人は、だから夢を見るのか。
(こんな現実こそ、覚めたら消える、夢だったらいいのに……)
胸をせりあがるものがあった。
好きな子にふられたわけじゃない、友達にひどいことを言われたわけじゃない。
それなのにこんな気分になるのは初めてだった。
目の前がぐにゃりとゆがむ。
宝石のようだった夜景が、きらきらとしたにごり絵となり、クリアな夜景とはまたちがった美を奏でる。
私、ハムⅠレースに行きたかった――
その時、涙でにじんだ夜景の中に、見なれぬものが見えた。
「……なに、あれ……」
遠いのか近いのか、ふしぎなところに、高い高い建物が見える。
香由花は目をパジャマのそででごしごしとぬぐった。
視界がはっきりとする。
しかし、やはりそこには、
「あれ……は……」
細く長く、天にまで塔が立っていた。
塔には数百の窓が、並び、黄金にかがやいている。
あやしく、夜空の霧のなか、おぼろげに。
夜空を二つに分けるように、それは地面から天へと生えている。
思わず香由花は身を乗り出して、空を見上げた。
月と、雲と、星。
その空になんと、塔が、天まで高く生えている。
「こんな……」
こんな塔、昼にはなかったはずだ。
突然現れたというのに街は静かで何事もないように……
(っていうことは、えっ、えっ?!)
香由花は、全身があわだつような感覚におそわれた。
ずいぶんと、リアルな夢だけど、静まり返りながらも、赤・青・黄・緑ときらきらと宝石のようにきらめく街・星空の夜景のど真ん中に、高々とそびえたつ塔。
「もしかして……もしかして……! なんて、言ってたっけ……パン……? パンドラ? の、塔……」
それじゃあこれは、店員さんの言っていた、夢……?
口元が、むずむずした。
息が、荒くなるのを感じた。
えっ、うそ!? やっぱ夢、見れたの!?
今、その夢の中なの!?
私も、できたんだ!?
ハムⅠレースに、行けるんだ!!
一本抜くごとに十円くれたけど、百円には満たなかった(その結果にお父さんは上機嫌だった)。
自分の部屋に戻り、ベッドへダイブする。
横にはすぐ勉強机が、押し込まれたようにある。
このマンションはせまい。
かべにかかっている時計を見ると、もう八時だった。
とくん、と胸が高まる。
「あと一時間ぐらいしたら、もう寝よう……」
それまで香由花は、ハムスターを飼うとしたら、その家となるゲージをこのせまい自分の部屋のどこに配置しようかと考えてみることにした。
どこに置く? 枕元近く?
――人間の枕元にハムスターとおがくずの入ったゲージ置くのは、ちょっとよくないか。
じゃあ、ベッドの足元かな?
いや、勉強机の横にしようか。
そうこうしているうちに……
九時となった。
まどの外は、真っ暗だろう。
赤チェックのパジャマ姿の香由花は今、木のベッドに敷いたふとんの上にぴしっと正座していた。
花がらのかけぶとんは足元にたたんである。
宿題も、その気になったらものの五分で終わった。
学校の準備も万端。
かべにかかっている時計の短針が九をさし、長針は十二から、ひとメモリ動いた。
香由花は、ごくりとつばを飲みこんだ。
(よ、よし……もう、寝れば、いいのかな……)
香由花はそのままベッドの上に寝転んで布団をかぶると、すぐ横のカーテンを手をのばして開けると、小さい窓の外をながめてみた。
なんのへんてつもない夜景。
香由花の部屋に窓は二つある。
香由花の家はマンションのはじっこなので、東と南の窓があるのだ。
しかし、もう一つの窓を見ても結果は同じだろう。
まだ、なにも起こりはしないのだ。
そう、夢を見なくちゃ!
香由花はそうっと、目を閉じた。
そして、
(ハムⅠレース、ハムⅠレース、ハムⅠレース……!)
強く念じながら、レースの夢を見ようとした。
でも、これでハムⅠレースの夢、見られるだろうか。
どうだろう。
お願い、私をハムⅠレースの夢の中へ連れて行って――!
香由花は目を閉じても、すぐには眠れなかった。
昼間、ペットショップでのできごとが思い出される。
(すごかったなぁわたし、ハムスターもらえちゃうなんてさ……)
樺さんの肩に乗ったハムスターもかわいかったけど、店員さんがくれるって言ったあの子もホントにホントにかわいかった!
(……そうだ、まだ名前考えてないよなぁ……)
どうしようかな……あの子の特徴とか……?
特徴と言えば、あの子頭の毛がぽよぽよ上向いてたなぁ……
ぽよぽよと上かぁ……
だから、じゃあ――『ぽよ』とか?
“ぽよ ”
“ぽよちゃん ”
“おいで、ぽよちゃん。”
“ほら、いっしょにレースがんばろう! ぽよちゃん! ”
なじんできたかもしれない。
(うん……悪くないよね。ううん、すっごくいいかもしれない! よし! きっとそうしよう……)
それにしても明日からハムスターといっしょかあ……
早く、ひきとりに行きたいなぁ……
ぐるぐる、ぐるぐる……
意識が落ちていく――
気が付くと香由花はぼうっとした気分の中にいた――
のろのろと、ゆっくり思考がめぐっているのを感じる――
なんだろう――
ええっと、ハムスター――
そうそう、あれ――
なんだっけ――
ハムスター?
ハムスターってなんだぁ? ――
ハムスター――
ん?
ハムスター?
レースに? 出場? ――
なんだ? ――レース?
――レース……
レース、レース……――
ハムⅠレース!
いやに意識がはっきりしたと思ったら、香由花はベッドの上にいた。
真っ白の天井が、視界いっぱいに映っている。
「え、なに?」
声を出してみれば、ふつうに声が出る。
あたりはしんと静まり返っている。
すぐとなりには見なれた勉強机のシルエット。
窓からは月明かり。
空気はこおったように動かなくて少し寒い。
自分で自分の手を触ってみたら、いつもと変わらない感触もした。
そこかしこに、いやに現実味があふれている。
(あ……ああっ、そう……ハム、ハムⅠレース、ハムⅠレースの夢を見るんじゃなかったの?)
香由花は上半身を起こした。
頬をつねる。
ふつうにつねられた感触。
こくりと唾を飲めば、のどを、液体がおりていく感覚。
――夢、見れてない?
香由花は思わず自分のほっぺたをつねる力を強くした。
――見れて、ない。
目が、冴え冴えとした。
鼓動が、ドク、ドクと強く脈打つのを感じる。
香由花は、そのまま脱力して、ベッドにあおむけに倒れた。香由花の体重を受けてスプリングがはずみ、たわむ。
自分は――
天井とベッドが香由花をサンドイッチするように、おしつぶそうとしてくるように感じた。
――見れなかった……。
いや、天井は上にあり、ベッドは下で香由花を支えているだけだ。
(店員さんは、私ならハムⅠレースの夢を見られるって言ったのに……)
裏切られた気分と、まだ期待にすがる気分を半分ずつ感じながら上半身を起こし、横にかかっているカーテンを一気にめくる。
私、なにかまちがえたのかな。
行きたいって念じる力が足りなかった、とか……。
ううん、そんなことなかった……。
外は真っ暗。
カーテンと……ガラガラっと窓も開け、落ちないように気をつけつつ、顔を出し身も乗り出す。
やさしい春の風。
寒くもないし暑くもない風が、香由花の髪をなびかせ、くびすじをくすぐる。
外の空気。
目の前に、広い広い夜の街が広がっている。
黒一色の闇の中に、ぱっと色とりどりの宝石をまぶしたような、マンションの八階の絶景。
でも、今それは香由花の心をいやしてはくれなかった。
(これが現実なの……?)
あれは店員さんの作り話で、実際は夢の中で行われるハムⅠレースなんて、存在しなくて、樺さんと話した内容を大きく解釈させて、からかおうとしただけ――
なのかもしれない。
そんな人ではないと思ったけど、なんだかもうわからない。
自分が何かやり方をまちがえたのかもしれない。
ハムスターと夢の中でレースをする、たくさんの小学生がそんな夢を見ている――
そう聞いたとき、なんだか自分もそれに参加したいって思ったのに。
せっかく、そんなふうに思えたのに。
でも、自分はその夢を見られなかったみたいだ。
長い夜になるだろうと覚悟を決めたものの、どうやら次に起きるときはいつもの朝のようだ。
ハムⅠレースの夢を見られないということは、出場の話もなしになる。
ハムスターがゲージごともらえるという話も、パアだろう。
現実は、うまくいかない。
人は、だから夢を見るのか。
(こんな現実こそ、覚めたら消える、夢だったらいいのに……)
胸をせりあがるものがあった。
好きな子にふられたわけじゃない、友達にひどいことを言われたわけじゃない。
それなのにこんな気分になるのは初めてだった。
目の前がぐにゃりとゆがむ。
宝石のようだった夜景が、きらきらとしたにごり絵となり、クリアな夜景とはまたちがった美を奏でる。
私、ハムⅠレースに行きたかった――
その時、涙でにじんだ夜景の中に、見なれぬものが見えた。
「……なに、あれ……」
遠いのか近いのか、ふしぎなところに、高い高い建物が見える。
香由花は目をパジャマのそででごしごしとぬぐった。
視界がはっきりとする。
しかし、やはりそこには、
「あれ……は……」
細く長く、天にまで塔が立っていた。
塔には数百の窓が、並び、黄金にかがやいている。
あやしく、夜空の霧のなか、おぼろげに。
夜空を二つに分けるように、それは地面から天へと生えている。
思わず香由花は身を乗り出して、空を見上げた。
月と、雲と、星。
その空になんと、塔が、天まで高く生えている。
「こんな……」
こんな塔、昼にはなかったはずだ。
突然現れたというのに街は静かで何事もないように……
(っていうことは、えっ、えっ?!)
香由花は、全身があわだつような感覚におそわれた。
ずいぶんと、リアルな夢だけど、静まり返りながらも、赤・青・黄・緑ときらきらと宝石のようにきらめく街・星空の夜景のど真ん中に、高々とそびえたつ塔。
「もしかして……もしかして……! なんて、言ってたっけ……パン……? パンドラ? の、塔……」
それじゃあこれは、店員さんの言っていた、夢……?
口元が、むずむずした。
息が、荒くなるのを感じた。
えっ、うそ!? やっぱ夢、見れたの!?
今、その夢の中なの!?
私も、できたんだ!?
ハムⅠレースに、行けるんだ!!
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