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make a break 真10
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証言A。
「二年二組の大川晴久です。
あれは土曜の一時ぐらいだったかな。
その日はたまたま部活が無かったもんだから家でゴロゴロしてたんだ。
そしたら急にインターフォンが鳴って、んで誰だよって思いながらも重い腰上げて玄関に行ったんだ。
そしたらさ、そこにいたんだよ。
メイド服姿の雨宮楽斗ちゃんが。
あれは絶対アレだよね。
自分が女の子だって自覚したんだよね!
あー、書類?覚えてないけど何か書いた気もするなぁ」
証言B。
「二年四組、渡辺瑞季で~す。
確か土曜の二時くらいだったっけ?
まぁ、あんま覚えてないけどたぶんそのくらいの時刻!
私は買い物に行ってて、それは帰り道に見ちゃったんだ~!
何か背の高い男の子とメイド服の女の子が仲良さげに話してたの!
で、理想のカップルだなぁと遠くから眺めてたら、その女の子がこちらに気づいて駆け寄ってきて、それでようやく気づいたんだ~。
その女の子は楽斗ちゃん何だって。
それで私、もしやと思って男の子をもう一度見てみたんだ。
そしたらなんと驚き、大毅くんだったんだよ!
やっぱあの二人って出来てるのかなぁ。
ん?書類?そういえば何かそんなものにサインしたっけ」
証言C。
「あ、あー!こんにちわ。二年二組、花吹茜です。
そう!それは土曜の二時半くらいでした!
私が宿題をやってると突如チャイムが鳴ったのです!です!
で、何だろうと思いつつも出たわけですよ!です!
そしたら、そこにはなんと学園のアイドル大毅様がいたんですよ!ですです!
しかも驚くのはまだ早く、その隣には絶世の美少女が!
あんな美少女は生まれて初めて見ました!
今までは大毅様のことが大好きで、ライバルが増えようものなら阻止してやるって考えだったんですが、その娘の可愛さの前には無力。抗う気も失せ、むしろ祝福をしてあげたいと思いました。です!
えっ、書類ですか?あーあー!何か大毅様が書いてほしいって言ってたので書きましたよ!です!」
証言D。
「えっと。一応、二年三組の焔木舞彩ッす。
あっ、一応って言うのは実は私恥ずかしながら不登校ってやつなんですよ。
で、そんな不登校な私の家なんて訪ねてくる人なんていないわけで......だから、時刻は鮮明に覚えてるんすよ。
あれは土曜の午後三時八分。
って言ってもいつもはその時間は本屋でバイトしてるんですが、その日は何か急なシフト変更とかで休みだったんすよ。
で、なにしろ急に休みができたわけだから予定も作れずとりあえず家でのんびりくつろいでいたら、突然チャイムが鳴って、新聞勧誘ならぶん殴ってやろうかと玄関のドアを開けたんですよ。
そしたら、そこにはいつぞやに見たイケメンなお兄さんと、何故かメイド服のその彼女が立ってたんすよ。
実は私BLのほかにも、丈の差カップルに嵌まってて、二人の丈の差から思わず歓声が出ちゃいました。
書類?とにかくその光景を目に焼き付けるので必死で覚えてないんすけど、何か書いた気もしないこともないっすね」
証言E。
「どうも、二年一組の大野秀生です。
って、高校生を名乗るのも変な感じなんですけどね。
実は僕、今は停学を言い渡されてる身でして、自宅謹慎の真っ最中なんですよ。
で、これから話すのは半分恨み言何ですがね。
あれは土曜の午後四時過ぎですかね。
さっきも言った通り僕は自宅謹慎の最中でして、当然その日も自宅で自習勉強をして過ごしてたんですよ。
で、数学が終わったから次は化学の勉強をやろうと教科書に手を伸ばした、その時丁度チャイムが鳴ったんです。
で、最初は無視しようかと思ったんですけど、親が駐車場の月金を回収しに来るおばちゃんが今月まだ来てない、と言ってたことを思いだし、しぶしぶ向かったわけですよ。
で、今思い出しても腹立たしい。
僕のアイドルかつ彼女かつ婚約者の楽斗ちゃんがそこにいたまでは良かったんですよ。
何故か険しい顔つきでしたが。
......ですが、その横。
我が物顔で立っている男に殺意が湧いたわけです。
あのドヤ顔。今でも忘れません。
書類?もちろん書きましたよ。楽斗ちゃんの頼みでしたからね」
後日これらの証言が学年を越えて学校中で飛び交い、楽斗と大毅はしばらくの間「がくけん」と呼ばれることになるのだが、これは別のお話。
「......で、何だかんだ宗吾の言う通りに巡回した俺達って真面目だよな」
「真面目と言うより従順な犬だな、オレ達」
すっかり日が落ちた頃、町中を歩き回って見事全件制覇した楽斗と大毅が、教室の縁で燃え尽きたように崩れ落ちる。
「お、おう大丈夫かお前ら」
「......楽斗は動かないただの屍のようだ。よって独りよがりはやめろ偽善者が!」
「まて大毅。気持ちはわかるがそれだと俺死んでるから!屍になってるから!」
「うるさい楽斗!屍は黙ってろ!大体こいつはオレ達に一日で同学年の家すべて回らせたクソ野郎だぞ!」
「おい!フツーに暴言だからな誰が屍じゃあ!!」
楽斗が発言を撤回しないどころか更に暴言を繰り返す大毅の胸ぐらを掴んだ。
「って、お前ら。一日で全件回ったのかよ......」
「「あぁ!?」」
宗吾の感心するような台詞に、お前がやれって言ったんだろうが、と喧嘩腰で殺意を向ける。
すると殺意を同時に向けられた宗吾はコホンと咳払いしたあと苦笑いで、
「いや、あれだ。俺的にはまだ明日もあるわけだし、二日に分けてって意味で送り出したんだが......」
「「......それを先に言え!!」」
今までの苦労は何だったんだよ......。
今日中だと思ってたからハイペースでやったのに......明日もあると分かってたらもうちょっとペースダウンできたのに......。
ドッと疲れが込み上げる。が、何故か怒りは込み上げてこなかった。どうやら呆れに変換されたらしい。
「......まぁ過ぎたことはいい。で、宗吾、制服作りの方は順調なのか?」
「ああ。お前達は知らなかったんだな......」
その顔に影が落ちる。
まさか何かあったのか......。
「「おいおい!?」」
「......実はお前達が巡回に行ってから三十分後位に真愛が起きたんだ。だから、流石にお前達みたいに今日中は不可能だが、明日には終わるだろう」
「「紛らわしいわ!」」
急に満面な笑みにシフトされた宗吾の顔を見て、思わず楽斗と大毅は突っ込んだ。
「ははははっ。相変わらず仲が良いな」
「いや、笑い事じゃねぇからな」
「こっちは本気で心配したんだぞ!」
「いやー、悪い悪い。で、二人は準備できてるか?」
突然の宗吾のフリに楽斗と大毅が目を丸くして顔を合わせる。
しかし、顔を見合わせても当たり前ながら何の情報も入ってこなかった。
「えっ?何の準備?」
仕方がないので自ら聞くことにする。
「無論、クソ社畜教員どもを敵にまわす準備に決まってるだろ」
「いや、敵にまわすって大袈裟な」
「奴等の陰謀を阻止するんだ。恨まれて当然だろ?」
宗吾のきっぱりとした言葉に楽斗は「う"」と喉を詰まらせる。
だが、それと正反対に大毅は、頭を縦に振り
「元々オレは教員共に良い印象持たれてないからな。敵にまわすぐらい容易いさ。なっ、楽斗?」
「まて!そこで俺に話を振るのはおかしくないか!俺は別に問題児じゃ......」
「うるせぇ!もうお前はとっくに問題児なんだよ馬鹿楽斗!それともなんだ、先生を敵にまわすのが怖いのか?」
「あぁ?宗吾=馬鹿の代名詞は黙ってろ!怖いわけねぇじゃねぇか!あんなクソども十人いようが二十人いようが蹴散らしてやる......あっ」
宗吾の口元が大きく歪んだことで、そこでようやく楽斗は自分が嵌められたのだと気づく。
「言っちまったな、楽斗。先生に対する暴言、しっかり録音させて貰ったぞ」
「これで楽斗も仲間だな」
「ふはははは、仲良くしようぜ!ほらっ」
しかしなぜだろう。嵌められたと言うのに悪い気はしない。むしろ清々しい気分だ。
あぁ。そうか。
俺は自分がようやくコイツらと同じ舞台に立てることを、心から喜んでいるんだ。
楽斗は宗吾に差し出された右手を強く掴むと、ニヤリと大きく口元を歪めて笑う。
「絶対に成功させてあの社畜どもに一泡吹かせてやろうぜ」
「......あぁ!勿論だ!」
「失敗する気なんて更々ないさ!じゃあ決意を固まるため、少し早いが俺達男だけで円陣でも組むか」
「いや何故に!?」
「その方が迫力があるだろう?」
「ていうか円陣って何やるんだよ」
「肩組んでるだけっていうな......」
「細かいことは気にするな。こういうのは雰囲気が大事なんだ!
じゃあ行くぞ!【作戦開始】だ!」
「「おーー!!」」
辺り暗くなり教室を照らす月明かりに、楽しそうな三人の影が映っていた。
「(で、大毅。ぶっちゃけ円陣した意味あったと思う?)」
「(ない!)」
「(即答かよ......)」
「二年二組の大川晴久です。
あれは土曜の一時ぐらいだったかな。
その日はたまたま部活が無かったもんだから家でゴロゴロしてたんだ。
そしたら急にインターフォンが鳴って、んで誰だよって思いながらも重い腰上げて玄関に行ったんだ。
そしたらさ、そこにいたんだよ。
メイド服姿の雨宮楽斗ちゃんが。
あれは絶対アレだよね。
自分が女の子だって自覚したんだよね!
あー、書類?覚えてないけど何か書いた気もするなぁ」
証言B。
「二年四組、渡辺瑞季で~す。
確か土曜の二時くらいだったっけ?
まぁ、あんま覚えてないけどたぶんそのくらいの時刻!
私は買い物に行ってて、それは帰り道に見ちゃったんだ~!
何か背の高い男の子とメイド服の女の子が仲良さげに話してたの!
で、理想のカップルだなぁと遠くから眺めてたら、その女の子がこちらに気づいて駆け寄ってきて、それでようやく気づいたんだ~。
その女の子は楽斗ちゃん何だって。
それで私、もしやと思って男の子をもう一度見てみたんだ。
そしたらなんと驚き、大毅くんだったんだよ!
やっぱあの二人って出来てるのかなぁ。
ん?書類?そういえば何かそんなものにサインしたっけ」
証言C。
「あ、あー!こんにちわ。二年二組、花吹茜です。
そう!それは土曜の二時半くらいでした!
私が宿題をやってると突如チャイムが鳴ったのです!です!
で、何だろうと思いつつも出たわけですよ!です!
そしたら、そこにはなんと学園のアイドル大毅様がいたんですよ!ですです!
しかも驚くのはまだ早く、その隣には絶世の美少女が!
あんな美少女は生まれて初めて見ました!
今までは大毅様のことが大好きで、ライバルが増えようものなら阻止してやるって考えだったんですが、その娘の可愛さの前には無力。抗う気も失せ、むしろ祝福をしてあげたいと思いました。です!
えっ、書類ですか?あーあー!何か大毅様が書いてほしいって言ってたので書きましたよ!です!」
証言D。
「えっと。一応、二年三組の焔木舞彩ッす。
あっ、一応って言うのは実は私恥ずかしながら不登校ってやつなんですよ。
で、そんな不登校な私の家なんて訪ねてくる人なんていないわけで......だから、時刻は鮮明に覚えてるんすよ。
あれは土曜の午後三時八分。
って言ってもいつもはその時間は本屋でバイトしてるんですが、その日は何か急なシフト変更とかで休みだったんすよ。
で、なにしろ急に休みができたわけだから予定も作れずとりあえず家でのんびりくつろいでいたら、突然チャイムが鳴って、新聞勧誘ならぶん殴ってやろうかと玄関のドアを開けたんですよ。
そしたら、そこにはいつぞやに見たイケメンなお兄さんと、何故かメイド服のその彼女が立ってたんすよ。
実は私BLのほかにも、丈の差カップルに嵌まってて、二人の丈の差から思わず歓声が出ちゃいました。
書類?とにかくその光景を目に焼き付けるので必死で覚えてないんすけど、何か書いた気もしないこともないっすね」
証言E。
「どうも、二年一組の大野秀生です。
って、高校生を名乗るのも変な感じなんですけどね。
実は僕、今は停学を言い渡されてる身でして、自宅謹慎の真っ最中なんですよ。
で、これから話すのは半分恨み言何ですがね。
あれは土曜の午後四時過ぎですかね。
さっきも言った通り僕は自宅謹慎の最中でして、当然その日も自宅で自習勉強をして過ごしてたんですよ。
で、数学が終わったから次は化学の勉強をやろうと教科書に手を伸ばした、その時丁度チャイムが鳴ったんです。
で、最初は無視しようかと思ったんですけど、親が駐車場の月金を回収しに来るおばちゃんが今月まだ来てない、と言ってたことを思いだし、しぶしぶ向かったわけですよ。
で、今思い出しても腹立たしい。
僕のアイドルかつ彼女かつ婚約者の楽斗ちゃんがそこにいたまでは良かったんですよ。
何故か険しい顔つきでしたが。
......ですが、その横。
我が物顔で立っている男に殺意が湧いたわけです。
あのドヤ顔。今でも忘れません。
書類?もちろん書きましたよ。楽斗ちゃんの頼みでしたからね」
後日これらの証言が学年を越えて学校中で飛び交い、楽斗と大毅はしばらくの間「がくけん」と呼ばれることになるのだが、これは別のお話。
「......で、何だかんだ宗吾の言う通りに巡回した俺達って真面目だよな」
「真面目と言うより従順な犬だな、オレ達」
すっかり日が落ちた頃、町中を歩き回って見事全件制覇した楽斗と大毅が、教室の縁で燃え尽きたように崩れ落ちる。
「お、おう大丈夫かお前ら」
「......楽斗は動かないただの屍のようだ。よって独りよがりはやめろ偽善者が!」
「まて大毅。気持ちはわかるがそれだと俺死んでるから!屍になってるから!」
「うるさい楽斗!屍は黙ってろ!大体こいつはオレ達に一日で同学年の家すべて回らせたクソ野郎だぞ!」
「おい!フツーに暴言だからな誰が屍じゃあ!!」
楽斗が発言を撤回しないどころか更に暴言を繰り返す大毅の胸ぐらを掴んだ。
「って、お前ら。一日で全件回ったのかよ......」
「「あぁ!?」」
宗吾の感心するような台詞に、お前がやれって言ったんだろうが、と喧嘩腰で殺意を向ける。
すると殺意を同時に向けられた宗吾はコホンと咳払いしたあと苦笑いで、
「いや、あれだ。俺的にはまだ明日もあるわけだし、二日に分けてって意味で送り出したんだが......」
「「......それを先に言え!!」」
今までの苦労は何だったんだよ......。
今日中だと思ってたからハイペースでやったのに......明日もあると分かってたらもうちょっとペースダウンできたのに......。
ドッと疲れが込み上げる。が、何故か怒りは込み上げてこなかった。どうやら呆れに変換されたらしい。
「......まぁ過ぎたことはいい。で、宗吾、制服作りの方は順調なのか?」
「ああ。お前達は知らなかったんだな......」
その顔に影が落ちる。
まさか何かあったのか......。
「「おいおい!?」」
「......実はお前達が巡回に行ってから三十分後位に真愛が起きたんだ。だから、流石にお前達みたいに今日中は不可能だが、明日には終わるだろう」
「「紛らわしいわ!」」
急に満面な笑みにシフトされた宗吾の顔を見て、思わず楽斗と大毅は突っ込んだ。
「ははははっ。相変わらず仲が良いな」
「いや、笑い事じゃねぇからな」
「こっちは本気で心配したんだぞ!」
「いやー、悪い悪い。で、二人は準備できてるか?」
突然の宗吾のフリに楽斗と大毅が目を丸くして顔を合わせる。
しかし、顔を見合わせても当たり前ながら何の情報も入ってこなかった。
「えっ?何の準備?」
仕方がないので自ら聞くことにする。
「無論、クソ社畜教員どもを敵にまわす準備に決まってるだろ」
「いや、敵にまわすって大袈裟な」
「奴等の陰謀を阻止するんだ。恨まれて当然だろ?」
宗吾のきっぱりとした言葉に楽斗は「う"」と喉を詰まらせる。
だが、それと正反対に大毅は、頭を縦に振り
「元々オレは教員共に良い印象持たれてないからな。敵にまわすぐらい容易いさ。なっ、楽斗?」
「まて!そこで俺に話を振るのはおかしくないか!俺は別に問題児じゃ......」
「うるせぇ!もうお前はとっくに問題児なんだよ馬鹿楽斗!それともなんだ、先生を敵にまわすのが怖いのか?」
「あぁ?宗吾=馬鹿の代名詞は黙ってろ!怖いわけねぇじゃねぇか!あんなクソども十人いようが二十人いようが蹴散らしてやる......あっ」
宗吾の口元が大きく歪んだことで、そこでようやく楽斗は自分が嵌められたのだと気づく。
「言っちまったな、楽斗。先生に対する暴言、しっかり録音させて貰ったぞ」
「これで楽斗も仲間だな」
「ふはははは、仲良くしようぜ!ほらっ」
しかしなぜだろう。嵌められたと言うのに悪い気はしない。むしろ清々しい気分だ。
あぁ。そうか。
俺は自分がようやくコイツらと同じ舞台に立てることを、心から喜んでいるんだ。
楽斗は宗吾に差し出された右手を強く掴むと、ニヤリと大きく口元を歪めて笑う。
「絶対に成功させてあの社畜どもに一泡吹かせてやろうぜ」
「......あぁ!勿論だ!」
「失敗する気なんて更々ないさ!じゃあ決意を固まるため、少し早いが俺達男だけで円陣でも組むか」
「いや何故に!?」
「その方が迫力があるだろう?」
「ていうか円陣って何やるんだよ」
「肩組んでるだけっていうな......」
「細かいことは気にするな。こういうのは雰囲気が大事なんだ!
じゃあ行くぞ!【作戦開始】だ!」
「「おーー!!」」
辺り暗くなり教室を照らす月明かりに、楽しそうな三人の影が映っていた。
「(で、大毅。ぶっちゃけ円陣した意味あったと思う?)」
「(ない!)」
「(即答かよ......)」
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漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
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