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孤児から冒険者へ
2話どうやら女神はポンコツらしい
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ババアとの会話の最中にバァンと扉が思いっきり開かれた。
「院長!ヴィンが話したって本当なのっ!?」
赤い髪のツインテールにした女の子が部屋に入ってきて大声で叫んでいた。
うるさ……いや待て話した事でなぜ大事になる?
「コラっモア扉は大切にしなっていつも言ってるだろ!ボロボロ孤児院を廃墟にする気かい!」
いや、扉思いっきり開けて廃墟になるならそこは最早廃墟だろ……
「ヒッ、ごめんなさい。でも昨日まで感情も声も発さなかったヴィンが外から戻ったら救護室に入ったって言ったから……」
うむ、ご都合解説ありがとうモアちゃんやったかなぁ。
女神よ、何故5歳までの記憶が無いのだ……そして普通こういうのは5歳までの記憶+前世記憶の上乗せじゃねぇの?
声も感情もって人形じゃん?そりゃ驚くわ、昨日まで無感情反応無しだったら
次の日悪ガキになってましたなんて笑えねーだろうよ。
よし、ここを脱出する為にも人形になりきろう。
前世を思い出して……すんっ感情は消えた。
モアちゃん可愛いな、そんなに俺を見つめないで怖いから、近いから。
ババアニヨニヨしてねぇで助けろよ!
腕を組んでババアはモアちゃんの後ろに立つ。
「おんやぁ、ここの孤児院の子供達にちょっかい出してくるクソガキ共とっちめ様としてたクソガキは女の子に見つめられると石像になるらしいねくくく、ぷぷぷ」
心の中で俺は精一杯念じる。
やーいババアババア40過ぎのバーーゴンッ
「いでぇぇぇぇ、何すんだくそババア!あ、やべっ」
俺は芋虫状態でウニョウニョ逃げようとするとガバッとモアちゃんに抱き締められた。
「ピャー良かったぁぁヴィンが喋ったよぉぉぉ」
俺はモアちゃんが泣き出した事にオロオロしてしまう。
「ヴィン、モアはねぇ。昨日まであんたの世話係だったのさ。お前はトイレも食事もお風呂も全部出来なかったからね。トイレですら出して良いよって言われないと出来ないと来たもんだ」
「ヴァァァァ!ババアそういうもんは同性にして貰うんもんだろぉぉがぁぁぁ。お婿にいけない」
「大丈夫よ、ヴィンがお婿に行けなかったら私が貰ってあげるからぐすん」
目を真っ赤にしつつ、モアが良い笑顔で話しかけてきた。
「あ、うん。でもお風呂もトイレも今日から1人で出来るからありがとう」
多分俺は顔真っ赤になってるんだろうな。
そんな時だった。
パァンとババアが手を叩いて注目を集める。
「モアこれからヴィンと大事な話があるから孤児院に戻ってな」
心配そうな目で見つめられたが、渋々出ていった後、ババアが部屋に鍵をかけた。
「さて、ヴィン。いやあんたは誰なんだい?」
「 うむ、ヴィンなんだろうなぁ。昨日までの記憶が無いから多分急に自分を発見した感じだ」
凄く難しそうな顔をしているババア。
「もう1つ質問するよ。あんた何でクソガキ共を殺そうとしたんだい?」
俺はその質問に首を傾げた。
そして素直に答えた。
「は?殺らなきゃ殺られるからだ。アイツらは多人数で1人に暴力を振るっていたけど人がどれ位で壊れるかなんて気付いてなかった。最初は丸まっていたけど当たり所が悪きゃ死んでた。殺される位なら俺は相手を殺してでも死にたくなかった」
ババアため息を吐いた後俺を抱き締めてきた。
「ヴィンが怪我なくて良かったよ。アイツらには怪我を治して2度近付かない様に言ったから次からは警告無しでも良いよ」
ちょっと気恥しい時間だった。
その後俺は解放され俺がここに入った経緯等を聞かされたけどたった2行でまとめられる内容だった。
ある日突然、死にかけの女がこの子を助けて欲しいとババアに渡したらしい。
はい、終わり。
そしてこの孤児院はババアが出資100%のスーパー個人経営孤児院との事だった。
場所はスラムと商業区の境目にある。
そして職員は全員冒険者らしい、そうする事でスラムから逃げて来た子供や流民孤児を受け入れる事が出来るらしい。
まぁ、国や教会の共同出資の孤児院はきな臭くて危険らしい。
本当に最後の砦ってやつだ。
そこでふと気付いた。
「なぁ、ババアは冒険者の中でどれ位強いんだ?」
ババアは首にかけてあったネックレスの先からタグを出した。
「ミスリルランクさ。まぁ上から3つ目だよ」
は?ちょー強くね?
「強くね?」
心の声が漏れていたらしい。
ニヤリと笑ったババアがそこに居た。
「ヴィンが意思を持ったという事はここからこの孤児院で出せる道が3つある」
ババアの長い長い語りが始まったので簡潔に書こう。
1、勉強優先で大体勉強8の戦闘訓練2で商人見習いを目指す事
2、戦闘訓練8の勉強2で冒険者を目指す事
3、スーパースパルタで国内の学園の特待生を目指す事
「さて、ヴィンはどうしたいんだい?」
俺は悩んだが1つ気付いた事がある。
「ん?これって選ぶ意味無くね?」
「どういう意味だい?」
ババアもよく分かってないらしい。
「だって勉強も戦闘訓練も教える側次第だろうに。それなりに出来るなら熱中するだろ?なら勝手に難易度上がってどうせどれ選んでも変わらなくね?」
「た、確かにそうだね」
「脳筋ゴリラババアめ」
小声で言ったつもりだったが聞こえたらしい。
この後思いっきりゲンコツされたのは分かりきっていた事だろうに。
「院長!ヴィンが話したって本当なのっ!?」
赤い髪のツインテールにした女の子が部屋に入ってきて大声で叫んでいた。
うるさ……いや待て話した事でなぜ大事になる?
「コラっモア扉は大切にしなっていつも言ってるだろ!ボロボロ孤児院を廃墟にする気かい!」
いや、扉思いっきり開けて廃墟になるならそこは最早廃墟だろ……
「ヒッ、ごめんなさい。でも昨日まで感情も声も発さなかったヴィンが外から戻ったら救護室に入ったって言ったから……」
うむ、ご都合解説ありがとうモアちゃんやったかなぁ。
女神よ、何故5歳までの記憶が無いのだ……そして普通こういうのは5歳までの記憶+前世記憶の上乗せじゃねぇの?
声も感情もって人形じゃん?そりゃ驚くわ、昨日まで無感情反応無しだったら
次の日悪ガキになってましたなんて笑えねーだろうよ。
よし、ここを脱出する為にも人形になりきろう。
前世を思い出して……すんっ感情は消えた。
モアちゃん可愛いな、そんなに俺を見つめないで怖いから、近いから。
ババアニヨニヨしてねぇで助けろよ!
腕を組んでババアはモアちゃんの後ろに立つ。
「おんやぁ、ここの孤児院の子供達にちょっかい出してくるクソガキ共とっちめ様としてたクソガキは女の子に見つめられると石像になるらしいねくくく、ぷぷぷ」
心の中で俺は精一杯念じる。
やーいババアババア40過ぎのバーーゴンッ
「いでぇぇぇぇ、何すんだくそババア!あ、やべっ」
俺は芋虫状態でウニョウニョ逃げようとするとガバッとモアちゃんに抱き締められた。
「ピャー良かったぁぁヴィンが喋ったよぉぉぉ」
俺はモアちゃんが泣き出した事にオロオロしてしまう。
「ヴィン、モアはねぇ。昨日まであんたの世話係だったのさ。お前はトイレも食事もお風呂も全部出来なかったからね。トイレですら出して良いよって言われないと出来ないと来たもんだ」
「ヴァァァァ!ババアそういうもんは同性にして貰うんもんだろぉぉがぁぁぁ。お婿にいけない」
「大丈夫よ、ヴィンがお婿に行けなかったら私が貰ってあげるからぐすん」
目を真っ赤にしつつ、モアが良い笑顔で話しかけてきた。
「あ、うん。でもお風呂もトイレも今日から1人で出来るからありがとう」
多分俺は顔真っ赤になってるんだろうな。
そんな時だった。
パァンとババアが手を叩いて注目を集める。
「モアこれからヴィンと大事な話があるから孤児院に戻ってな」
心配そうな目で見つめられたが、渋々出ていった後、ババアが部屋に鍵をかけた。
「さて、ヴィン。いやあんたは誰なんだい?」
「 うむ、ヴィンなんだろうなぁ。昨日までの記憶が無いから多分急に自分を発見した感じだ」
凄く難しそうな顔をしているババア。
「もう1つ質問するよ。あんた何でクソガキ共を殺そうとしたんだい?」
俺はその質問に首を傾げた。
そして素直に答えた。
「は?殺らなきゃ殺られるからだ。アイツらは多人数で1人に暴力を振るっていたけど人がどれ位で壊れるかなんて気付いてなかった。最初は丸まっていたけど当たり所が悪きゃ死んでた。殺される位なら俺は相手を殺してでも死にたくなかった」
ババアため息を吐いた後俺を抱き締めてきた。
「ヴィンが怪我なくて良かったよ。アイツらには怪我を治して2度近付かない様に言ったから次からは警告無しでも良いよ」
ちょっと気恥しい時間だった。
その後俺は解放され俺がここに入った経緯等を聞かされたけどたった2行でまとめられる内容だった。
ある日突然、死にかけの女がこの子を助けて欲しいとババアに渡したらしい。
はい、終わり。
そしてこの孤児院はババアが出資100%のスーパー個人経営孤児院との事だった。
場所はスラムと商業区の境目にある。
そして職員は全員冒険者らしい、そうする事でスラムから逃げて来た子供や流民孤児を受け入れる事が出来るらしい。
まぁ、国や教会の共同出資の孤児院はきな臭くて危険らしい。
本当に最後の砦ってやつだ。
そこでふと気付いた。
「なぁ、ババアは冒険者の中でどれ位強いんだ?」
ババアは首にかけてあったネックレスの先からタグを出した。
「ミスリルランクさ。まぁ上から3つ目だよ」
は?ちょー強くね?
「強くね?」
心の声が漏れていたらしい。
ニヤリと笑ったババアがそこに居た。
「ヴィンが意思を持ったという事はここからこの孤児院で出せる道が3つある」
ババアの長い長い語りが始まったので簡潔に書こう。
1、勉強優先で大体勉強8の戦闘訓練2で商人見習いを目指す事
2、戦闘訓練8の勉強2で冒険者を目指す事
3、スーパースパルタで国内の学園の特待生を目指す事
「さて、ヴィンはどうしたいんだい?」
俺は悩んだが1つ気付いた事がある。
「ん?これって選ぶ意味無くね?」
「どういう意味だい?」
ババアもよく分かってないらしい。
「だって勉強も戦闘訓練も教える側次第だろうに。それなりに出来るなら熱中するだろ?なら勝手に難易度上がってどうせどれ選んでも変わらなくね?」
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「脳筋ゴリラババアめ」
小声で言ったつもりだったが聞こえたらしい。
この後思いっきりゲンコツされたのは分かりきっていた事だろうに。
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