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第三譚:憎悪爆散の魔人譚
人物紹介②
しおりを挟む黒騎士アベリア・白騎士カイナス:
地獄を見た、地獄を見た、無限に折り重なる書類の地獄を見た。
はい、賢王グシャ不在の為に書類仕事に追われたお二人です。
騎士としても非常に優秀な二人だが、文官としての能力もありグシャ不在時にはちょくちょく仕事を振られる。(どちらかと言えばアベリアよりカイナスの方が政務能力は高い。)
他の国であれば近衛騎士が政務にあたるなど職務を逸脱した行為なのだが、賢王グシャの戴冠以降はほとんどの役職は形骸化(グシャが一人で大概やってしまうため)しており、彼らに対するやっかみなどをする者はいない。そういう傾向のある者たちはグシャ戴冠時に更迭されている。
今回書類仕事で地獄を見た彼らだが、もしグシャが城に残っていた場合、ハルジアの城下町で大暴れしたエミルの対処をすることになるため、どちらにしても地獄が待っていた模様。
エミル・ハルカゼ:
人類最強の魔法使い、歩く災厄。見た目は13歳の実年齢23歳の女性。
自身の思うがままに生き、戦いたいように闘い、納得のいかないことは力ずくで解決してしまう。
今回も大概のことは力技で済ませてしまった。
彼女が同行していると誰が主人公かわからなくなるので、今回は一旦別行動。
ユリウスとカタリナを(力技で)心機一転させて再び合流した。
彼女はどこに国の法にも基本従わないイリーガル少女(成人済み)だが、自分の行動を良いと思ってるわけでも悪いと思ってるわけでもなく、ただやりたいようにやっているだけである。(うらやましい。)
もちろんそんな自分が世間とはずれていることは承知していて、なんとなく周囲に申し訳ないなあ、くらいは思っている。(もっと思え。)
ユリウスとカタリナ:
赤髪の少年ユリウス・ガトーショコラ。青髪の少女カタリナ・ザッハトルテ。
アスキルドの地獄から抜け出せた彼らは、彼らにとっての諸悪の根源「勇者」と向き合うことを迫られた。
そしてそれは、自分自身と向き合うことでもあった。
自分に何ができず、これから何ができるのかを彼らは探していく。
頑張れ、少年少女。
四天王:
コールタール・オーシャンブルー
トリアエス・トリアス
ルシュグル・グーテンターク
カッサンドーラ・アンブレラ
魔王軍を率いて人間領を侵略した張本人たち。
この内、二人はイリアたちによって討伐されている。
現在はルシュグル・グーテンタークが魔王軍の中心となって模様。
大の人間嫌いであり、人間たちを虫やゴミクズと呼称する。
カッサンドーラ・アンブレラはルシュグルに追従しているが、彼女は彼女で目的がある様子。
セスナ・アルビオン:
ルシュグルの策に嵌まって捕まった大魔王の近衛騎士。
真面目で真っ直ぐな性格なので簡単に罠にかかってしまう。
能力面では封印前のアゼルと比較しても遜色ないと言われている。
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