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婚約破棄の破棄を回避する技
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「まあ、実際、私が国王にというのは無理でしょう。私を推す貴族もいるが、王妃の一声で兄上が次期国王になるのはほぼ決定。私は王弟として宰相になるのも確実。ただその時に有力な味方が欲しい。そして今日、ここへはせ参じたのは兄上が婚約破棄をしたエアリス嬢に結婚を申し込むためです」
とゼキアス様は言った。
え~~。
ガイラス様もリリアン様もちょっと驚いて目を開いた。
「実際、エアリス嬢は優秀だ。王妃教育も完璧、国一番の美姫でもあり、公爵家の血筋。そんな人との婚約を破棄して、下品な伯爵家の娘と恋仲など兄上にはほとほと愛想が尽きました。エアリス嬢が兄上や王妃にいいように扱われるもの我慢ならない。兄上に嫁しても国にいいように使われるだけですよ」
そう言ってゼキアス様は私を見た。
超絶美少年なんだよね。
「私は兄上が国王でも構いません。私が目を光らせますし、その時には賛同者が多い方がいいだけの話です。そして私を支えてくれる優秀な妻は必要です。それはエアリス嬢以外には考えられません。私にとって兄上の婚約破棄は朗報でした」
と言ってゼキアス様は私の方を見て笑った。
「ゼキアス様、そういうお話しはお二人でなされた方が良いですわ」
と言ったのはリリアン様だったけど、ランランと目が光り興味津々の顔だった。
「ねえ、エアリス様、あなたはどうなのですか? ゼキアス様と面識はおありなのでしょう?」
リリアン様、さっそく仕切る方へ回ってるし。
「はい、ゼキアス様は王宮の図書室でよくお見かけしました。私は幼少より皇太子殿下の婚約者でしたから、そうそうゼキアス様とお話しをする機会はなかったですが」
「そうなのですか。私はエアリス様のお気持ち次第だと思いますが、エアリス様が心配なさっていた国外追放や貴族籍剥奪などはゼキアス様のお力があれば回避されると思いますけど」
「もちろんですよ。国外追放は兄上が言っているだけです。あなたが国内に留まれば自分の選んだ娘が恥をかくだけなのは理解しているようですよ。あなたを悪者にしてしまえば多少、できの悪い娘でも王妃にしてしまえばなんとかなると思っているのでしょう。真実の愛だかなんだか知らないが」
とゼキアス様はイライラとした口調で言い放った。
「真実の愛? それは素敵な事ですわ」
と私は言ってみた。ここまでたいした意見を言えてなかったからだ。
ゼキアス様は私を見て、
「あなたは……」
と言いかけてから止めた。
「ゼキアス様、エアリス様との御結婚、王家がどう受け取るかの問題もあるのでは」
とガイラス様が言い、ゼキアス様は少しだけ笑った。
「別にどのように思われても構いませんが、王妃がエアリス嬢の優秀さを惜しんで、婚約破棄は破棄、再び兄上の正妻にと正式に望むでしょうから、その前に私と婚約していただきたいのです。あなたがどうしても兄上の正妻として働き、あの二人を祝福したいと言うのなら私も無理は言いませんが」
ちょっとバカにされたような気がしたので、
「いいえ! 私は皇太子殿下との結婚は……無理って言うか……嫌です」
「では、私と結婚していただけますか?」
それもなぁ、と思ったら。
「そこに愛はありますの?」
とリリアン様が不満げに言った。
「愛……」
ゼキアス様は不思議そうな顔をそした。
「愛がなければ駄目ですわ」
「リリアン様、これは国家に関わる……」
「駄目ですわ。愛も知らない人間に国を民を守るなんて出来やしませんわ」
とリリアン様はキリッとした顔で言った。
とゼキアス様は言った。
え~~。
ガイラス様もリリアン様もちょっと驚いて目を開いた。
「実際、エアリス嬢は優秀だ。王妃教育も完璧、国一番の美姫でもあり、公爵家の血筋。そんな人との婚約を破棄して、下品な伯爵家の娘と恋仲など兄上にはほとほと愛想が尽きました。エアリス嬢が兄上や王妃にいいように扱われるもの我慢ならない。兄上に嫁しても国にいいように使われるだけですよ」
そう言ってゼキアス様は私を見た。
超絶美少年なんだよね。
「私は兄上が国王でも構いません。私が目を光らせますし、その時には賛同者が多い方がいいだけの話です。そして私を支えてくれる優秀な妻は必要です。それはエアリス嬢以外には考えられません。私にとって兄上の婚約破棄は朗報でした」
と言ってゼキアス様は私の方を見て笑った。
「ゼキアス様、そういうお話しはお二人でなされた方が良いですわ」
と言ったのはリリアン様だったけど、ランランと目が光り興味津々の顔だった。
「ねえ、エアリス様、あなたはどうなのですか? ゼキアス様と面識はおありなのでしょう?」
リリアン様、さっそく仕切る方へ回ってるし。
「はい、ゼキアス様は王宮の図書室でよくお見かけしました。私は幼少より皇太子殿下の婚約者でしたから、そうそうゼキアス様とお話しをする機会はなかったですが」
「そうなのですか。私はエアリス様のお気持ち次第だと思いますが、エアリス様が心配なさっていた国外追放や貴族籍剥奪などはゼキアス様のお力があれば回避されると思いますけど」
「もちろんですよ。国外追放は兄上が言っているだけです。あなたが国内に留まれば自分の選んだ娘が恥をかくだけなのは理解しているようですよ。あなたを悪者にしてしまえば多少、できの悪い娘でも王妃にしてしまえばなんとかなると思っているのでしょう。真実の愛だかなんだか知らないが」
とゼキアス様はイライラとした口調で言い放った。
「真実の愛? それは素敵な事ですわ」
と私は言ってみた。ここまでたいした意見を言えてなかったからだ。
ゼキアス様は私を見て、
「あなたは……」
と言いかけてから止めた。
「ゼキアス様、エアリス様との御結婚、王家がどう受け取るかの問題もあるのでは」
とガイラス様が言い、ゼキアス様は少しだけ笑った。
「別にどのように思われても構いませんが、王妃がエアリス嬢の優秀さを惜しんで、婚約破棄は破棄、再び兄上の正妻にと正式に望むでしょうから、その前に私と婚約していただきたいのです。あなたがどうしても兄上の正妻として働き、あの二人を祝福したいと言うのなら私も無理は言いませんが」
ちょっとバカにされたような気がしたので、
「いいえ! 私は皇太子殿下との結婚は……無理って言うか……嫌です」
「では、私と結婚していただけますか?」
それもなぁ、と思ったら。
「そこに愛はありますの?」
とリリアン様が不満げに言った。
「愛……」
ゼキアス様は不思議そうな顔をそした。
「愛がなければ駄目ですわ」
「リリアン様、これは国家に関わる……」
「駄目ですわ。愛も知らない人間に国を民を守るなんて出来やしませんわ」
とリリアン様はキリッとした顔で言った。
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