46 / 47
世にも奇妙な家系図と姉兄弟そして孫
しおりを挟む
加藤凛はつねづね疑問だった。
先輩であり恋人の近衛十六夜には姉兄がいる。
上から桜羅という姉、続いて糸というこれまた姉、そして十六夜にとってすぐ上の兄となる双子の暁&千である。
ここでややこしいのが、長女の桜羅が表向きは十六夜の姉に該当しないことだ。
事実上の戸籍には十六夜の一番上の姉である桜羅は赤ちゃんの時に養女に出され、公的には次姉の糸からが十六夜の姉兄とされている。
そして、本来の長女である桜羅の公的立場はシュラさん(久世音の世話係の王様)の妹となる。
この謎過ぎる養子縁組が凛には理解不能だ。
久世や十六夜の家系について追及するとガルシア・マルケスの小説バリに頭が混乱するのは確実だが凛は気になる。
「何か一番上のお姉さんだけ養子に出したのには訳が?」
十六夜の母はスパイで久世の祖父の側室なので子供が多いと正室に疎まれそうな立場だが、久世の祖母にあたる正室はそこんとこ割りきってるタイプなので側室が何匹ガキを産もうが余裕らしい。
久世音も十六夜に多少複雑な感情はあるが、決して嫌悪してない。
普通は自分の祖父が祖母の他に妻を持ち子供を量産すれば、どんな権力者だってキレるし面白くはないと思う。
むしろ、権力者の家系ほどそういう泥沼な事態で惨劇が起こる可能性大だ。
歴史において正妻と側室と子供をめぐるバトルは世界中に存在する。
久世の家が化け物でも王族クラスの権威を持ってるなら血を見るようなバトルが勃発しそうだがしない。
「そういう家族構成がメジャーな国なのかな?」
十六夜の母はとうに亡くなっているが陰謀に巻き込まれたでなく単なる事故死だ。
事故死に見せかけた陰謀なんてチャチな理由はなくミニッツメイドも真っ青になる完璧な自滅である。
死因はくどいようだが遊び半分で断崖絶壁からダイブして溺死なので本当に自業自得。
そんなヤバい人を側室にした久世祖父も苦労したと察するが実はそうでもないことが判明した。
現在、白珠旅人と設楽玄の実家の和菓子屋は色々ありリヨという十六夜には叔父にあたる男性が切り盛りしてる。
このリヨのすぐ上の兄が十六夜の母なので更にこんがらがる。
リヨは村民オールスパイな里の有力者一族の長なのだか、スパイとしては妻のアマネよりポンコツらしく任務失敗してペナルティで白珠と設楽の店を任されている。
つまり、十六夜の叔父であるリヨなら久世家周辺のややこしい事情がわかるのだ。
十六夜のことがもっと知りたい凛は思いきってリヨに複雑怪奇な十六夜の実家の事情を訊くことにした。
スパイなので口はかたいと思っていたが、リヨはさすが任務失敗するだけあり、余裕で久世家と十六夜をめぐる面倒な真相を暴露する。
暴露しまくるので抹殺でもされないか凛が心配になるほどリヨは理路整然と語った。
「特にシュラ殿にも口止めされてないし、僕もアマネがいなくて暇だから」
「それ、暗黙の了解で喋るなって意味では?」
「それは平気!本当に極秘事項を漏らしたら僕の首輪が爆発して死ぬ。これねアマネと結婚した時に買ったんだ。首輪にアマネって彫ってある。その細工が爆弾なんだよ。これ以上任務ミスしたらアマネが遠隔で僕を殺すって契約になってる。ちなみに防水加工してて溶岩で溺れても壊れない!」
「生殺与奪の権を嫁に握られてますね」
アマネはリヨの嫁で王様シュラさんの側近で性別男子だが、それは別の機会に掘りさげる。
細くて美しい蠱惑的な男性だが、夫のリヨに対して超絶サディステックである。
ちなみに無敵さんな久世音が唯一苦手なものはアマネである。
リヨはわざわざホワイトボードで家系図を描いて説明してくれた。
温和で聡明そうな人だが凛の目から判断してもリヨさん、スパイに向いてない。
「十六夜の母は僕の兄上で音君の祖父の側室まではOKだよね?兄上の本名は菫(スミレ)だよ。ちなみに僕は末っ子で兄は全部で4人いる。そのなかでメスを伴侶にしたのは長男と次男で三男から僕まではオスを伴侶にした。更にうちの故郷の村では末子相続がポピュラーなんだ。ほら、任務で長男がタヒすると面倒じゃん?」
「リヨさん。リヨさんのお家も複雑そうですが、さりげなくタヒって言わないでください」
「タヒの方がシャレオツかなと思った。話はそれたけど菫兄上が側室になろうが、子供を何人産もうが別に問題はないよ」
リヨが軽く言うので凛は本当かと疑った。
「でも、十六夜さんの一番上のお姉さんは養女に出されてますよね?問題ないなら一緒に暮らさないのですが?」
「そこ気になる?そこまで複雑な事情もないよ。兄上が桜羅を妊娠したとき、まだ正式な側室じゃなくてさ。任務中の妊娠だから任務の邪魔になると兄上が判断して捨てた」
真相が複雑を軽く越えて悲惨すぎる。
十六夜の母親、ヤンデレとサイコパスのハイブリッドか!
任務中に妊娠は菫という十六夜の母の落ち度であり、邪魔だから捨てたは身勝手を越えて警察沙汰だ。
予想以上にヘビーな真相を知りドン引く凛にリヨさんは平然と語る。
「そのあとね。初産で兄上も体壊してさ。必死に妊娠を隠してたけどバレた。うちの村の掟で子捨ては禁忌なんだ。だから兄上は形式上は僕の一族とは絶縁。捨てた子供をシュラ殿が保護して実妹って戸籍を操作してくれた。だから、桜羅だけは養女。兄上も避妊薬を飲んでたのに妊娠して焦ったんだね」
「焦ったからって捨てるはアウトですよ」
「う~ん。兄上って基本は優しいけど何を考えてるか謎だったからな~。村を追放されたら僕も表向きは助けられない。見かねた音君の祖母…正室様だね。彼女のはからいで兄上は菫姫という名をもらい側室になった。側室になってから産まれたのが糸という娘だから国での公式記録では糸が最初の娘にされてる」
聞けば聞くほど十六夜の母が鬼畜でヤンデレでサイコパスで強か。
邪魔だから養女に出された長女は哀れだが、見方によればシュラさんの妹という立場の方が幸せである。
絶対に聞いてはアウトな話を聞かされた凛は微妙な気分。
「でも、誰も十六夜さんのお母さんを悪く言わないですよね?普通なら各方面に非難されそうなのに?」
凛の問いにリヨは苦笑いすると言った。
「菫の兄上は問題が多い人だったけど、バカではない。子捨てはシュラ殿に予め伝えて計画的に実行した」
「つまり、十六夜さんのお母さんは村を出たかった?」
「そう。身勝手だが、姫の身体である兄上は好きでもない相手と結婚が決まってた。掟やぶりでもしなけりゃ破談にできない。桜羅を妊娠したときチャンスだと思ったんだ」
十六夜の母は手放した長女に会うことは生涯なく、桜羅という十六夜の姉も事情は知っていたが納得していた。
身勝手だと言えばそこまでだが、菫というリヨの兄が命がけで村を出なければ十六夜は産まれていない。
「要するに誰も不幸にはなってないからいいのか」
凛がポツリと呟くとリヨは切なげに息をはいた。
「うちの実家はバタバタしたけどね。実は十六夜の兄の暁と千に手を出したのは僕の孫なんだ」
ん?
待て、切ない余韻で終われそうなタイミングでリヨが聞き捨てならんことを吐いた。
「えっ?リヨさんとアマネさんって子供いるの?」
「いるよ。養子だけど。血縁では僕の甥っ子。この子がまだ、少年なのにデキ婚しちゃって。学校の先輩と!そんで、双子が産まれて大変だった。菫兄上より息子のデキ婚の方が精神に来たね」
十六夜のヤバさって完全にリヨさんの一族の遺伝子!!
そして、そのどら息子がデキ婚して誕生した双子の兄弟(戸籍ではリヨの孫)が十六夜のすぐ上の兄2名と関係を持った。
「音君の祖父もさすがに激怒して漆黒のドラゴンでお城焼いたんだよ!まったく手が早い息子と孫に苦労する!」
すごくリヨだけが苦労してるようだが、凛は前にアマネさんに聞いている。
「リヨさん。学生時代に子供だったアマネさんに手を出したと聞きましたが?」
「あれは双方合意でアマネは婚約者だったから無罪!」
もう、何が有罪で無罪かわからん。
凛が頭痛を感じたとき、実はずっと話を横で聞いてた白珠と設楽が言った。
「この話で最後まで天使なのシュラさんじゃね?」
「もしくは久世の祖母だな」
正常石井が2名いたので十六夜は誕生して母方譲りのイカれたヤンデレに育ち、凛と愛を育んでいる。
end
先輩であり恋人の近衛十六夜には姉兄がいる。
上から桜羅という姉、続いて糸というこれまた姉、そして十六夜にとってすぐ上の兄となる双子の暁&千である。
ここでややこしいのが、長女の桜羅が表向きは十六夜の姉に該当しないことだ。
事実上の戸籍には十六夜の一番上の姉である桜羅は赤ちゃんの時に養女に出され、公的には次姉の糸からが十六夜の姉兄とされている。
そして、本来の長女である桜羅の公的立場はシュラさん(久世音の世話係の王様)の妹となる。
この謎過ぎる養子縁組が凛には理解不能だ。
久世や十六夜の家系について追及するとガルシア・マルケスの小説バリに頭が混乱するのは確実だが凛は気になる。
「何か一番上のお姉さんだけ養子に出したのには訳が?」
十六夜の母はスパイで久世の祖父の側室なので子供が多いと正室に疎まれそうな立場だが、久世の祖母にあたる正室はそこんとこ割りきってるタイプなので側室が何匹ガキを産もうが余裕らしい。
久世音も十六夜に多少複雑な感情はあるが、決して嫌悪してない。
普通は自分の祖父が祖母の他に妻を持ち子供を量産すれば、どんな権力者だってキレるし面白くはないと思う。
むしろ、権力者の家系ほどそういう泥沼な事態で惨劇が起こる可能性大だ。
歴史において正妻と側室と子供をめぐるバトルは世界中に存在する。
久世の家が化け物でも王族クラスの権威を持ってるなら血を見るようなバトルが勃発しそうだがしない。
「そういう家族構成がメジャーな国なのかな?」
十六夜の母はとうに亡くなっているが陰謀に巻き込まれたでなく単なる事故死だ。
事故死に見せかけた陰謀なんてチャチな理由はなくミニッツメイドも真っ青になる完璧な自滅である。
死因はくどいようだが遊び半分で断崖絶壁からダイブして溺死なので本当に自業自得。
そんなヤバい人を側室にした久世祖父も苦労したと察するが実はそうでもないことが判明した。
現在、白珠旅人と設楽玄の実家の和菓子屋は色々ありリヨという十六夜には叔父にあたる男性が切り盛りしてる。
このリヨのすぐ上の兄が十六夜の母なので更にこんがらがる。
リヨは村民オールスパイな里の有力者一族の長なのだか、スパイとしては妻のアマネよりポンコツらしく任務失敗してペナルティで白珠と設楽の店を任されている。
つまり、十六夜の叔父であるリヨなら久世家周辺のややこしい事情がわかるのだ。
十六夜のことがもっと知りたい凛は思いきってリヨに複雑怪奇な十六夜の実家の事情を訊くことにした。
スパイなので口はかたいと思っていたが、リヨはさすが任務失敗するだけあり、余裕で久世家と十六夜をめぐる面倒な真相を暴露する。
暴露しまくるので抹殺でもされないか凛が心配になるほどリヨは理路整然と語った。
「特にシュラ殿にも口止めされてないし、僕もアマネがいなくて暇だから」
「それ、暗黙の了解で喋るなって意味では?」
「それは平気!本当に極秘事項を漏らしたら僕の首輪が爆発して死ぬ。これねアマネと結婚した時に買ったんだ。首輪にアマネって彫ってある。その細工が爆弾なんだよ。これ以上任務ミスしたらアマネが遠隔で僕を殺すって契約になってる。ちなみに防水加工してて溶岩で溺れても壊れない!」
「生殺与奪の権を嫁に握られてますね」
アマネはリヨの嫁で王様シュラさんの側近で性別男子だが、それは別の機会に掘りさげる。
細くて美しい蠱惑的な男性だが、夫のリヨに対して超絶サディステックである。
ちなみに無敵さんな久世音が唯一苦手なものはアマネである。
リヨはわざわざホワイトボードで家系図を描いて説明してくれた。
温和で聡明そうな人だが凛の目から判断してもリヨさん、スパイに向いてない。
「十六夜の母は僕の兄上で音君の祖父の側室まではOKだよね?兄上の本名は菫(スミレ)だよ。ちなみに僕は末っ子で兄は全部で4人いる。そのなかでメスを伴侶にしたのは長男と次男で三男から僕まではオスを伴侶にした。更にうちの故郷の村では末子相続がポピュラーなんだ。ほら、任務で長男がタヒすると面倒じゃん?」
「リヨさん。リヨさんのお家も複雑そうですが、さりげなくタヒって言わないでください」
「タヒの方がシャレオツかなと思った。話はそれたけど菫兄上が側室になろうが、子供を何人産もうが別に問題はないよ」
リヨが軽く言うので凛は本当かと疑った。
「でも、十六夜さんの一番上のお姉さんは養女に出されてますよね?問題ないなら一緒に暮らさないのですが?」
「そこ気になる?そこまで複雑な事情もないよ。兄上が桜羅を妊娠したとき、まだ正式な側室じゃなくてさ。任務中の妊娠だから任務の邪魔になると兄上が判断して捨てた」
真相が複雑を軽く越えて悲惨すぎる。
十六夜の母親、ヤンデレとサイコパスのハイブリッドか!
任務中に妊娠は菫という十六夜の母の落ち度であり、邪魔だから捨てたは身勝手を越えて警察沙汰だ。
予想以上にヘビーな真相を知りドン引く凛にリヨさんは平然と語る。
「そのあとね。初産で兄上も体壊してさ。必死に妊娠を隠してたけどバレた。うちの村の掟で子捨ては禁忌なんだ。だから兄上は形式上は僕の一族とは絶縁。捨てた子供をシュラ殿が保護して実妹って戸籍を操作してくれた。だから、桜羅だけは養女。兄上も避妊薬を飲んでたのに妊娠して焦ったんだね」
「焦ったからって捨てるはアウトですよ」
「う~ん。兄上って基本は優しいけど何を考えてるか謎だったからな~。村を追放されたら僕も表向きは助けられない。見かねた音君の祖母…正室様だね。彼女のはからいで兄上は菫姫という名をもらい側室になった。側室になってから産まれたのが糸という娘だから国での公式記録では糸が最初の娘にされてる」
聞けば聞くほど十六夜の母が鬼畜でヤンデレでサイコパスで強か。
邪魔だから養女に出された長女は哀れだが、見方によればシュラさんの妹という立場の方が幸せである。
絶対に聞いてはアウトな話を聞かされた凛は微妙な気分。
「でも、誰も十六夜さんのお母さんを悪く言わないですよね?普通なら各方面に非難されそうなのに?」
凛の問いにリヨは苦笑いすると言った。
「菫の兄上は問題が多い人だったけど、バカではない。子捨てはシュラ殿に予め伝えて計画的に実行した」
「つまり、十六夜さんのお母さんは村を出たかった?」
「そう。身勝手だが、姫の身体である兄上は好きでもない相手と結婚が決まってた。掟やぶりでもしなけりゃ破談にできない。桜羅を妊娠したときチャンスだと思ったんだ」
十六夜の母は手放した長女に会うことは生涯なく、桜羅という十六夜の姉も事情は知っていたが納得していた。
身勝手だと言えばそこまでだが、菫というリヨの兄が命がけで村を出なければ十六夜は産まれていない。
「要するに誰も不幸にはなってないからいいのか」
凛がポツリと呟くとリヨは切なげに息をはいた。
「うちの実家はバタバタしたけどね。実は十六夜の兄の暁と千に手を出したのは僕の孫なんだ」
ん?
待て、切ない余韻で終われそうなタイミングでリヨが聞き捨てならんことを吐いた。
「えっ?リヨさんとアマネさんって子供いるの?」
「いるよ。養子だけど。血縁では僕の甥っ子。この子がまだ、少年なのにデキ婚しちゃって。学校の先輩と!そんで、双子が産まれて大変だった。菫兄上より息子のデキ婚の方が精神に来たね」
十六夜のヤバさって完全にリヨさんの一族の遺伝子!!
そして、そのどら息子がデキ婚して誕生した双子の兄弟(戸籍ではリヨの孫)が十六夜のすぐ上の兄2名と関係を持った。
「音君の祖父もさすがに激怒して漆黒のドラゴンでお城焼いたんだよ!まったく手が早い息子と孫に苦労する!」
すごくリヨだけが苦労してるようだが、凛は前にアマネさんに聞いている。
「リヨさん。学生時代に子供だったアマネさんに手を出したと聞きましたが?」
「あれは双方合意でアマネは婚約者だったから無罪!」
もう、何が有罪で無罪かわからん。
凛が頭痛を感じたとき、実はずっと話を横で聞いてた白珠と設楽が言った。
「この話で最後まで天使なのシュラさんじゃね?」
「もしくは久世の祖母だな」
正常石井が2名いたので十六夜は誕生して母方譲りのイカれたヤンデレに育ち、凛と愛を育んでいる。
end
0
あなたにおすすめの小説
ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結・BL】春樹の隣は、この先もずっと俺が良い【幼馴染】
彩華
BL
俺の名前は綾瀬葵。
高校デビューをすることもなく入学したと思えば、あっという間に高校最後の年になった。周囲にはカップル成立していく中、俺は変わらず彼女はいない。いわく、DTのまま。それにも理由がある。俺は、幼馴染の春樹が好きだから。だが同性相手に「好きだ」なんて言えるはずもなく、かといって気持ちを諦めることも出来ずにダラダラと片思いを続けること早数年なわけで……。
(これが最後のチャンスかもしれない)
流石に高校最後の年。進路によっては、もう春樹と一緒にいられる時間が少ないと思うと焦りが出る。だが、かといって長年幼馴染という一番近い距離でいた関係を壊したいかと問われれば、それは……と踏み込めない俺もいるわけで。
(できれば、春樹に彼女が出来ませんように)
そんなことを、ずっと思ってしまう俺だが……────。
*********
久しぶりに始めてみました
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~
青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」
その言葉を言われたのが社会人2年目の春。
あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。
だが、今はー
「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」
「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」
冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。
貴方の視界に、俺は映らないー。
2人の記念日もずっと1人で祝っている。
あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。
そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。
あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。
ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー
※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。
表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
【花言葉】
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!
【異世界短編】単発ネタ殴り書き随時掲載。
◻︎お付きくんは反社ボスから逃げ出したい!:お馬鹿主人公くんと傲慢ボス
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる