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第6話 金貨で願いが叶うなら、安いものね
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フランスが見上げると、元の姿に戻ったイギリスがすごい顔でこちらを睨んでいた。
気持ちはわかります。
そうでしょうとも。
ここは、なんとか、切り抜けねばならない。
フランスは、壇上にいるシャルトル教皇に顔をむけて、笑顔で言った。
「聖下、昼餐会までしばし時間がございます。ぜひ、帝国の光であられるイギリス陛下に、聖女として、祈りを捧げたいと思います」
しぶい顔をするシャルトル教皇に、フランスはさらに重ねて言った。
笑顔は倍増しておく。
「ぜひ、そうさせてください。陛下は、主の愛について、知りたいとおっしゃって下さったのです」
なんとなく、掴まれている腕にぎゅっと力がはいったような気がした。
シャルトル教皇は、自身をしずめるように息をついて、言った。
「陛下、どうか我が国の聖女に、敬意をとめてくださいますよう」
「心にとめよう」
イギリスはたった一言、そう言って、さっさと歩きだす。フランスがしたのと同様に、大股で進む。フランスは走った。半分引きずられるようにして、イギリスの部屋への道をもどる。
しばらく行って、部屋に近づくと、イギリスは振り返りもせずに、厳しい声で言った。
「部屋にはだれも近づくな」
フランスが引きずられながらうしろを振り向くと、小走りについてきていた使用人たちが、立ち止まった。その場で、おそれるように顔をふせる。そこから先には、だれひとりついては来なかった。
まあ、こわいわね。
イギリスの部屋の前についたときには、フランスはすっかり息が上がっていた。
投げ込むように、部屋に入れられる。
イギリスは、乱暴に扉をしめた。
フランスは刺激しないように、黙って、息を整えた。
イギリスが、いらつきを隠そうともせずに言う。
「ずいぶんと、お喋りのうまい聖女様のようだ。さぞかし祈祷は人気だろうな」
「おかげさまで」
フランスがそう返すと、イギリスがすごい顔をした。
おっと。
まずい、まずい。
とりあえず、落ち着いてもらわないと。
話を変えよう。
フランスはつとめて落ち着いた声で言った。
「入れかわった原因に、お心当たりはございますか?」
昼餐会まで、さほど時間はない。
言い争ったりしている暇があるなら、話せることは、今のうちに話しておく必要がある。
フランスはじっと、イギリスの瞳を見つめた。
イギリスはしばらくすると、疲れたように、こめかみに手をやってためいきをついた。彼は、納得がいかなさそうな顔をしながらも、考えるようにする。
あら、ちゃんと考えてくれるのね。
さっきも、すんなりとサインをしてくれたし、意外といい人なのかしら。いや、在位三百年とも聞くし、人かどうかも、分からないけれど。
フランスも、記憶をたどって入れかわりの原因について、考えてみる。
すぐに、イギリスははっきりと言った。
「ない」
「わたくしには、ひとつ、ございます」
フランスの答えに、イギリスが、なんだ、という顔をした。
「陛下は、昨日、ベルンの泉に金貨をなげていらっしゃいましたね」
「見ていたのか」
「ええ、たまたま」
フランスは、昨日、荷ほどきをおえて、城内を散歩していた時のことを思い出した。
*
まあ、ずいぶん頑丈そうなつくりの城ね。
しかも、とんでもなく大きいわ。
フランスは、大公国の巨城カステル・グランデの様子を堪能しながら、歩いた。どこもかしこも、大きな石が、きっちりと並べられて、つけいる隙を与えない印象の城だ。
フランスは、となりを歩く、背の高い侍女を見上げて言った。
「アミアン、金貨はある?」
アミアンは、女性にしては、かなり身長が高い。彼女はフランスの顔を完全に見下ろすかたちで答える。
「ええ、ございますよ。何にお使いになるのですか?」
「ベルンの泉に投げ込むのよ」
「ええ⁉ 金貨を投げ込むのですか」
アミアンが信じられないという顔をした。
まあ、わかるけど。
「ベルンの泉は、伝説持ちの泉よ。くわしくは知らないけれど、金貨を投げ込んで願うと、願いを叶えてくれるらしいわ」
アミアンが露骨にいやそうな顔をした。
「もったいない……」
「いいじゃない、大公国の城内に入れる機会なんて、滅多にないわよ。永世中立国とはいえ、他国に対してあけっぴろげに門を開いているわけじゃないからね」
アミアンが感心したように言う。
「スイス大公陛下はすごいお方ですね。帝国と教国のはざまにあって、一国をたもてるというのは……」
アミアンがフランスに腕をからめてくっつき、声を小さくして、ひそひそと言った。
「正直、大公国って、そんなに大きな国ではないじゃないですか」
フランスも、ひそひそと返す。
「小さいけれど、経済力では負けてないわ。超、お金持ちよ」
フランスが手で、いやらしくお金の形をつくると、アミアンがうれしそうに「素敵ですね」と言った。
フランスは、大公国に来るまでに調べておいた内容を、思い出しながら言った。
「大公陛下がやり手というのもあるけれど、この国は多くの水門をおさえているからね。そう簡単に攻め込めないわ」
「そういえば、街中、噴水だらけでしたね」
「そうよ、すべての清い水はこの国から出るとまで言われているくらいよ。その中でも、城の中に湧くベルンの泉は、最も清い水と言われているわ」
「そう聞くと、なんだか、伝説もまんざらではないような気もいたしますね」
「でしょ? アミアンも金貨投げる?」
アミアンは、真剣な表情で言った。
「投げませんが、金貨はください」
「アミアン……あなた誰に似たの」
「お嬢様です」
笑いながら歩いていると、目の前に泉が見えた。
城の中にありながら、そこだけ、吹き抜けになっている。二階と三階を突きぬけて、空が見えた。
泉に午後の光がさしこんで、清い水の青を輝かせていた。反射した光が、城内を青白くゆらゆらと照らしている。
「ベルンの泉だわ」
フランスの目の前に、こんこんと湧き続ける、美しい泉があった。
***********************************
おまけ 他意はない豆知識
***********************************
【ベルン】
ベルン旧市街は、スイスの世界遺産。
ベルンは100を超える噴水で構成され、モーセやサムソンなど聖書の登場人物の個性的な彫刻が刻まれていることで有名です。
【カステル・グランデ】
カステル・グランデは、スイスの世界遺産。
今でもイタリア、ドイツ、フランスを結ぶ街道が集まる場所で、古くから交通の要衝であったベッリンツォーナ旧市街にある巨城です。
【アミアン】
アミアン大聖堂は、フランスの世界遺産。
フランスで最も高い大聖堂です。
室内のアーチ天井の高さは、なんと42.30メートルもあります。
気持ちはわかります。
そうでしょうとも。
ここは、なんとか、切り抜けねばならない。
フランスは、壇上にいるシャルトル教皇に顔をむけて、笑顔で言った。
「聖下、昼餐会までしばし時間がございます。ぜひ、帝国の光であられるイギリス陛下に、聖女として、祈りを捧げたいと思います」
しぶい顔をするシャルトル教皇に、フランスはさらに重ねて言った。
笑顔は倍増しておく。
「ぜひ、そうさせてください。陛下は、主の愛について、知りたいとおっしゃって下さったのです」
なんとなく、掴まれている腕にぎゅっと力がはいったような気がした。
シャルトル教皇は、自身をしずめるように息をついて、言った。
「陛下、どうか我が国の聖女に、敬意をとめてくださいますよう」
「心にとめよう」
イギリスはたった一言、そう言って、さっさと歩きだす。フランスがしたのと同様に、大股で進む。フランスは走った。半分引きずられるようにして、イギリスの部屋への道をもどる。
しばらく行って、部屋に近づくと、イギリスは振り返りもせずに、厳しい声で言った。
「部屋にはだれも近づくな」
フランスが引きずられながらうしろを振り向くと、小走りについてきていた使用人たちが、立ち止まった。その場で、おそれるように顔をふせる。そこから先には、だれひとりついては来なかった。
まあ、こわいわね。
イギリスの部屋の前についたときには、フランスはすっかり息が上がっていた。
投げ込むように、部屋に入れられる。
イギリスは、乱暴に扉をしめた。
フランスは刺激しないように、黙って、息を整えた。
イギリスが、いらつきを隠そうともせずに言う。
「ずいぶんと、お喋りのうまい聖女様のようだ。さぞかし祈祷は人気だろうな」
「おかげさまで」
フランスがそう返すと、イギリスがすごい顔をした。
おっと。
まずい、まずい。
とりあえず、落ち着いてもらわないと。
話を変えよう。
フランスはつとめて落ち着いた声で言った。
「入れかわった原因に、お心当たりはございますか?」
昼餐会まで、さほど時間はない。
言い争ったりしている暇があるなら、話せることは、今のうちに話しておく必要がある。
フランスはじっと、イギリスの瞳を見つめた。
イギリスはしばらくすると、疲れたように、こめかみに手をやってためいきをついた。彼は、納得がいかなさそうな顔をしながらも、考えるようにする。
あら、ちゃんと考えてくれるのね。
さっきも、すんなりとサインをしてくれたし、意外といい人なのかしら。いや、在位三百年とも聞くし、人かどうかも、分からないけれど。
フランスも、記憶をたどって入れかわりの原因について、考えてみる。
すぐに、イギリスははっきりと言った。
「ない」
「わたくしには、ひとつ、ございます」
フランスの答えに、イギリスが、なんだ、という顔をした。
「陛下は、昨日、ベルンの泉に金貨をなげていらっしゃいましたね」
「見ていたのか」
「ええ、たまたま」
フランスは、昨日、荷ほどきをおえて、城内を散歩していた時のことを思い出した。
*
まあ、ずいぶん頑丈そうなつくりの城ね。
しかも、とんでもなく大きいわ。
フランスは、大公国の巨城カステル・グランデの様子を堪能しながら、歩いた。どこもかしこも、大きな石が、きっちりと並べられて、つけいる隙を与えない印象の城だ。
フランスは、となりを歩く、背の高い侍女を見上げて言った。
「アミアン、金貨はある?」
アミアンは、女性にしては、かなり身長が高い。彼女はフランスの顔を完全に見下ろすかたちで答える。
「ええ、ございますよ。何にお使いになるのですか?」
「ベルンの泉に投げ込むのよ」
「ええ⁉ 金貨を投げ込むのですか」
アミアンが信じられないという顔をした。
まあ、わかるけど。
「ベルンの泉は、伝説持ちの泉よ。くわしくは知らないけれど、金貨を投げ込んで願うと、願いを叶えてくれるらしいわ」
アミアンが露骨にいやそうな顔をした。
「もったいない……」
「いいじゃない、大公国の城内に入れる機会なんて、滅多にないわよ。永世中立国とはいえ、他国に対してあけっぴろげに門を開いているわけじゃないからね」
アミアンが感心したように言う。
「スイス大公陛下はすごいお方ですね。帝国と教国のはざまにあって、一国をたもてるというのは……」
アミアンがフランスに腕をからめてくっつき、声を小さくして、ひそひそと言った。
「正直、大公国って、そんなに大きな国ではないじゃないですか」
フランスも、ひそひそと返す。
「小さいけれど、経済力では負けてないわ。超、お金持ちよ」
フランスが手で、いやらしくお金の形をつくると、アミアンがうれしそうに「素敵ですね」と言った。
フランスは、大公国に来るまでに調べておいた内容を、思い出しながら言った。
「大公陛下がやり手というのもあるけれど、この国は多くの水門をおさえているからね。そう簡単に攻め込めないわ」
「そういえば、街中、噴水だらけでしたね」
「そうよ、すべての清い水はこの国から出るとまで言われているくらいよ。その中でも、城の中に湧くベルンの泉は、最も清い水と言われているわ」
「そう聞くと、なんだか、伝説もまんざらではないような気もいたしますね」
「でしょ? アミアンも金貨投げる?」
アミアンは、真剣な表情で言った。
「投げませんが、金貨はください」
「アミアン……あなた誰に似たの」
「お嬢様です」
笑いながら歩いていると、目の前に泉が見えた。
城の中にありながら、そこだけ、吹き抜けになっている。二階と三階を突きぬけて、空が見えた。
泉に午後の光がさしこんで、清い水の青を輝かせていた。反射した光が、城内を青白くゆらゆらと照らしている。
「ベルンの泉だわ」
フランスの目の前に、こんこんと湧き続ける、美しい泉があった。
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おまけ 他意はない豆知識
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【ベルン】
ベルン旧市街は、スイスの世界遺産。
ベルンは100を超える噴水で構成され、モーセやサムソンなど聖書の登場人物の個性的な彫刻が刻まれていることで有名です。
【カステル・グランデ】
カステル・グランデは、スイスの世界遺産。
今でもイタリア、ドイツ、フランスを結ぶ街道が集まる場所で、古くから交通の要衝であったベッリンツォーナ旧市街にある巨城です。
【アミアン】
アミアン大聖堂は、フランスの世界遺産。
フランスで最も高い大聖堂です。
室内のアーチ天井の高さは、なんと42.30メートルもあります。
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