212 / 243
第5章 慈愛の聖女、クラリス
閑話 スライムの仕事
しおりを挟む
スラ介という名前のスライムは、数日に一度冒険に出かけなければならない。
どうしても採集しなければならない薬草があるのだ。
スライムの技術をもってすれば栽培することもできるのだが、しかし日頃タツシに様々なことを頼まれて忙しいスライムにとって丹念に数か月間も植物の面倒を見るということは効率が悪い。
そう判断して以来、その薬草が群生している森を見つけては、数が減りすぎないようによく考えながら薬草を採集しに出かけることにしていた。
出かけるといっても、近くまで転移し、そのあと少し探索するだけだ。
満月と半月の間くらいの、半端な形の月の光が木の葉の隙間を照らす深夜、スライムはいつものように森へと出かけた。
辺りに鳴り響くのは夜行性の鳥の鳴き声と虫の羽音だけだ。
めぼしい薬草をいくつか見つけるとそのまま近寄り、そして茎ごと覆いかぶさってそのまま収納する。
ほかにも必要なものがいくつかあるためそれらも探索する。中には毒草と呼ばれるものもあるが、それも採集する。
そしてスライムは1時間ほどでタツシの住むスライム・リフレへと戻った。
しかし、まだスライムのやらなければならないことは残っている。
むしろ、ここからが重要なのだ。
スライムは丁寧にその薬草たちから必要な成分を抽出しにかかる。
昔は荒く抽出するだけでよかったが、最近はタツシも良質なものを求めるし、それに応えられるだけの能力をスライムも身に着けていった。
そして、いくらかの刻が過ぎ、月も沈もうとする夜明け。
ようやく、無くなりかけていた媚薬の補充が完了した。
どうしても採集しなければならない薬草があるのだ。
スライムの技術をもってすれば栽培することもできるのだが、しかし日頃タツシに様々なことを頼まれて忙しいスライムにとって丹念に数か月間も植物の面倒を見るということは効率が悪い。
そう判断して以来、その薬草が群生している森を見つけては、数が減りすぎないようによく考えながら薬草を採集しに出かけることにしていた。
出かけるといっても、近くまで転移し、そのあと少し探索するだけだ。
満月と半月の間くらいの、半端な形の月の光が木の葉の隙間を照らす深夜、スライムはいつものように森へと出かけた。
辺りに鳴り響くのは夜行性の鳥の鳴き声と虫の羽音だけだ。
めぼしい薬草をいくつか見つけるとそのまま近寄り、そして茎ごと覆いかぶさってそのまま収納する。
ほかにも必要なものがいくつかあるためそれらも探索する。中には毒草と呼ばれるものもあるが、それも採集する。
そしてスライムは1時間ほどでタツシの住むスライム・リフレへと戻った。
しかし、まだスライムのやらなければならないことは残っている。
むしろ、ここからが重要なのだ。
スライムは丁寧にその薬草たちから必要な成分を抽出しにかかる。
昔は荒く抽出するだけでよかったが、最近はタツシも良質なものを求めるし、それに応えられるだけの能力をスライムも身に着けていった。
そして、いくらかの刻が過ぎ、月も沈もうとする夜明け。
ようやく、無くなりかけていた媚薬の補充が完了した。
10
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる