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最終章 ~それぞれの道~
1,会えなくて……
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数日後、タツシは正式に王様に挨拶をした。
タツシは心臓がバックバクだったようだがもともと知り合いだったし今更問題はない。
王は「はははは、娘がこんな立派な人と結婚できるなんて、親としても誇らしいよ」とタツシに向かって言った。
立派な人……?
と疑問に思ったのはスライムだけだった。
そして、結婚するとなればクラリスの立場上、世間に公表しなければならない。
しかし聖女が結婚するとなれば大騒ぎになるし、ましてやその相手がマッサージ店の店長だなんて話が許されるはずもない。
したがって勇者と第一王女が結婚するという形で世間に公表された。また、同時に勇者が再び魔王を討伐したことも明らかにされた。
これのせいでタツシは連日様々な街を巡って魔王討伐記念式典みたいなものに出させられることになった。
前の王様(タツシを召喚した人)に、
「国民に安心感を与えるためにはお主が各地を回って、前のように剣を振りかざしてもらうのが一番早いんじゃ。よろしく頼むぞ。」
と言われ、
「いや、面倒くさいんでちょっと……」
とふざけて言ったところ
「そうかそうか、じゃあ別にやらんでもよい。じゃがクラリスとの結婚は無しになるぞ??」
と脅され結局やらなければならなくなった。
クラリスはクラリスでいつもの仕事があり普通に忙しい。
結局二人は結婚しようと言ってから落ち着いて会えていないのだった。
しかも、この世界には新婚旅行という概念もないためますます会えなくなってくる。護衛やその他もろもろ様々な人が常にタツシのそばに付いてしまうせいで転移もできない。
そうなってくると、お互いいろいろ溜まってきてしまう。
(あ~~、マッサージしたい……うーん……)
しばらくマッサージをしていないだけで自然に手が空中で動き始めてしまうタツシ。
そして――
「あっ……んんんっ……タツシ……タツシぃ……んっ」
夜、布団の中で横になって自分の大事なところを丁寧に刺激するクラリス。
彼女もタツシの刷り込みのせいか、すこし刺激をするだけでアソコがとろとろになるような体になってしまった。
十分に柔らかくなった穴に中指を入れてくちゅくちゅと刺激する。
「あぁっ……んっ……」
しばらく前まではすぐそばにずっといたのに、今は全く会えていない。
その反動からかクラリスの頭の中はタツシを求めるのに必死だった。
しかし、クラリスの部屋にタツシの残しているものはほとんどない。
いつも空間魔法を使ってドラ〇もんの様に物を運んでいるせいで全くクラリスの部屋に私物を置いていないのだ。
しかもクラリスの布団にわずかばかり残っていたタツシの匂いも完全に消えてしまった。
そんな中、唯一タツシとかかわりのあるものと言えば……
「タツシ……タツシの杖……」
いまクラリスが使っている、タツシが作った杖だ。
先端には丸みを帯びた大きめのダイアモンドが嵌っている。
「あ……んっ…」
そして、クラリスはこの杖の持ち手の部分を股に擦り付け始めてしまった。
タツシは心臓がバックバクだったようだがもともと知り合いだったし今更問題はない。
王は「はははは、娘がこんな立派な人と結婚できるなんて、親としても誇らしいよ」とタツシに向かって言った。
立派な人……?
と疑問に思ったのはスライムだけだった。
そして、結婚するとなればクラリスの立場上、世間に公表しなければならない。
しかし聖女が結婚するとなれば大騒ぎになるし、ましてやその相手がマッサージ店の店長だなんて話が許されるはずもない。
したがって勇者と第一王女が結婚するという形で世間に公表された。また、同時に勇者が再び魔王を討伐したことも明らかにされた。
これのせいでタツシは連日様々な街を巡って魔王討伐記念式典みたいなものに出させられることになった。
前の王様(タツシを召喚した人)に、
「国民に安心感を与えるためにはお主が各地を回って、前のように剣を振りかざしてもらうのが一番早いんじゃ。よろしく頼むぞ。」
と言われ、
「いや、面倒くさいんでちょっと……」
とふざけて言ったところ
「そうかそうか、じゃあ別にやらんでもよい。じゃがクラリスとの結婚は無しになるぞ??」
と脅され結局やらなければならなくなった。
クラリスはクラリスでいつもの仕事があり普通に忙しい。
結局二人は結婚しようと言ってから落ち着いて会えていないのだった。
しかも、この世界には新婚旅行という概念もないためますます会えなくなってくる。護衛やその他もろもろ様々な人が常にタツシのそばに付いてしまうせいで転移もできない。
そうなってくると、お互いいろいろ溜まってきてしまう。
(あ~~、マッサージしたい……うーん……)
しばらくマッサージをしていないだけで自然に手が空中で動き始めてしまうタツシ。
そして――
「あっ……んんんっ……タツシ……タツシぃ……んっ」
夜、布団の中で横になって自分の大事なところを丁寧に刺激するクラリス。
彼女もタツシの刷り込みのせいか、すこし刺激をするだけでアソコがとろとろになるような体になってしまった。
十分に柔らかくなった穴に中指を入れてくちゅくちゅと刺激する。
「あぁっ……んっ……」
しばらく前まではすぐそばにずっといたのに、今は全く会えていない。
その反動からかクラリスの頭の中はタツシを求めるのに必死だった。
しかし、クラリスの部屋にタツシの残しているものはほとんどない。
いつも空間魔法を使ってドラ〇もんの様に物を運んでいるせいで全くクラリスの部屋に私物を置いていないのだ。
しかもクラリスの布団にわずかばかり残っていたタツシの匂いも完全に消えてしまった。
そんな中、唯一タツシとかかわりのあるものと言えば……
「タツシ……タツシの杖……」
いまクラリスが使っている、タツシが作った杖だ。
先端には丸みを帯びた大きめのダイアモンドが嵌っている。
「あ……んっ…」
そして、クラリスはこの杖の持ち手の部分を股に擦り付け始めてしまった。
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