【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話

白木 白亜

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最終章 ~それぞれの道~

7,再会

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「うわっ、でっけえな!!」

 タツシが転移したサンレアンという名前の村のすぐそばには巨大な魔物がいた。

 ほとんど茶色い像と言った感じで、以上に鋭い牙さえ持たなければ動物園の特設コーナーとかにいてもおかしくない。

 とはいえ、今はそれがまさに村に侵入しようと何度も結界に突進しているためかなり迫力がある。


「勇者様!!!」

「おおー! 勇者様だ!!」

「お願いします勇者様、どうかお助けを!!!」


 村人たちはすでに避難を終えようとしており、常駐の騎士など数人がタツシを出迎える。

 仮面をつけているタツシは何も言わずに頷くとそのまま巨大な魔物に向かって走り出した。


 駅前の雑居ビルくらいの高さ――具体的には10メートル以上ありそうな魔物を、どうやって倒すか。

 具体的に言えば、どのような派手な演出をするか。


 タツシはそれを考えながらわざわざ転移を魔法を使わないで魔物のところまで走っていった。

「よし、やっぱりここは炎の演出かな!!」



 魔剣と呼ばれる属性付きの剣を使うと、その属性に従った攻撃となる。

 タツシはいつも使っている剣を取り出すと未だ結界に阻まれている魔物の足を切り込んだ。


 と同時に、スライムが派手な炎の竜巻を周囲に展開する。

 なお、この炎は赤く温度が低いものであるため周囲の草木に引火しない安全使用。もちろん攻撃力もほとんどない。


 カッコイイ雰囲気で魔物を炎の竜巻が取り巻く中、タツシは地味に、とても地味に何度も剣で魔物の足に刺突を繰り返した。


「うおら! うおら!! 早く倒れろ!!!」


 もちろん普段なら魔物の攻撃をよけながら刺突を繰り広げなければならないためそこそこ迫力のある戦闘になるのだが、今は魔物は結界に拘束されほとんど動けない。

 そのためはめ殺しのような状態になっており全くタツシは動かなくていいのだ。


 3分もたつと攻撃力の高いタツシはその魔物を倒すことに成功した。

「ふ~。やれやれ。あ~疲れた。」


 といいながらタツシは村にいた騎士のところまで走り、

「少し休憩してくる。3時間ほど後に私の護衛が到着するはずだから、その時にはしばらく待つように言ってくれ。」

「本当にありがとうございます!! 流石勇者様!!! このご恩は……」

「例はいらない。では。」


 そういうなりタツシは走り出し、同時に謎の砂埃が巻き上がりしばらく経つと勇者の姿は消えた。




 一方そのころ、聖女の自室では。

「ん!っん……っ…っあ…!ん!あん…っ………!?!?」

 まだ夕方なのに必死に自慰行為に耽る聖女クラリス。

 魔力の操作に長けた彼女が、急に部屋の中央の魔力の流れが変わったことに気が付いた。

「ダメ!! 待って! いやっ!!!」

 クラリスは動揺しながらも天才的な俊敏さで身だしなみを整え、かつてと同じように腕を広げて部屋の中央に向かった。

 そこに、村の魔物を倒しセレモニーのための巡行を勝手に抜けてきたタツシが到着した。

「おかえりなさい、タツシ。」

「ただいま」


 クラリスがギュッとタツシに抱き着いた。



(どうしよう……垂れてきちゃったわ……)

 そう、今、クラリスはあまりに時間がなかったため私服として来ているドレスは完璧に整えられているもののノーパンなのだ。

 そして、寸前までオナニーしていたせいでクラリスのトロトロになった秘部からは透明な粘液が太ももの内側につたって……。
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