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《小話》
深雪の転機②
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結婚して…楽しいはずの新婚生活、圭樹さんの心の限界を迎えたwhiteday。
予期せぬ事態に戸惑いはあったが、生きていてくれてることにホッとした。
少し圭樹さんはお休みをもらい、休んだ間に、営業担当のデパートの店長さんが甘えっぱなしだった従業員を鍛える良い機会だと、指導しているそうだ。
休みの間、彼は近くの弁当屋で昼を買ってきてたべていて、私は仕事に行って…
ある日、近くで、目の届く場所で働けたなら…私も安心かもしれない…
そこでふと思い出したのは、以前もらった名刺の存在だった。
そして、試しに行ってみようと、連絡をした。
「お電話ありがとうございます。こちらはアジュール化粧品〇〇支店店長の宮地です。ご予約でしょうか、」
「あ、もしもし…以前名刺をいただいた戸山深雪です。お客としてうかがいたいです…」
「はい、でしたら、まずは無料体験をお薦めいたします。フェイスエステを行ないメイクをするのが主な流れです。お肌のチェックは当日行わせていただきますので、ご安心ください。ご予約ですがいつになさいますか?」
「じゃあ、今週木曜休みなんでその時…」
「少しお待ちください…、はい、大丈夫です。お時間ですが12時が今空いているんですが、12時でもよろしいでしょうか…」
「はい。よろしくお願いします。」
こうして私はまず一歩踏み出した。
*
こうして数年後、私はここに転職することになるのだが、また別の話。
予期せぬ事態に戸惑いはあったが、生きていてくれてることにホッとした。
少し圭樹さんはお休みをもらい、休んだ間に、営業担当のデパートの店長さんが甘えっぱなしだった従業員を鍛える良い機会だと、指導しているそうだ。
休みの間、彼は近くの弁当屋で昼を買ってきてたべていて、私は仕事に行って…
ある日、近くで、目の届く場所で働けたなら…私も安心かもしれない…
そこでふと思い出したのは、以前もらった名刺の存在だった。
そして、試しに行ってみようと、連絡をした。
「お電話ありがとうございます。こちらはアジュール化粧品〇〇支店店長の宮地です。ご予約でしょうか、」
「あ、もしもし…以前名刺をいただいた戸山深雪です。お客としてうかがいたいです…」
「はい、でしたら、まずは無料体験をお薦めいたします。フェイスエステを行ないメイクをするのが主な流れです。お肌のチェックは当日行わせていただきますので、ご安心ください。ご予約ですがいつになさいますか?」
「じゃあ、今週木曜休みなんでその時…」
「少しお待ちください…、はい、大丈夫です。お時間ですが12時が今空いているんですが、12時でもよろしいでしょうか…」
「はい。よろしくお願いします。」
こうして私はまず一歩踏み出した。
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こうして数年後、私はここに転職することになるのだが、また別の話。
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