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#7 現代 フーコ編
#7.2 現状を変えたければ未来を変えろ (2/2)
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薄暗い部屋で俺は、キーボートを叩き続ける。そこに、俺の未来や過去は無い。得体の知れない十字架を背負い、心の炎を燃やし続けた。
「バキューン」
俺は突然、奇声を上げた。何故だか、分からない。
「静かにしろー、474!」
誰かに怒鳴られた。それが自分に向けられたものなのかどうか、判断がつかない。
「おい、フーコ。俺は外出してくる。7時までには戻る。そいつが使い物にならなくなったら処分しておけ」
「分かりました。部長」
俺の部長様が、外出なされた。
そこへ、隣のお姉さんからチャット攻撃を喰らう。
天才のフーコ > 君。成敗の時間だ。
無能の俺さま > ガチョーン。
天才のフーコ > 未来を変える、
無能の俺さま > ボヨよ~ん。
天才のフーコ > 悲惨な現状を変えるため、未来を変えるのだ。
無能の俺さま > お・れ・の・み・ら・い
天才のフーコ > こっちを見るな。黙って指示を読め。
無能の俺さま > お・れ・の・き・ぼ・う
天才のフーコ > そうだ。目を覚ませ。
無能の俺さま > お・れ・の・き・ぼ・う
無能の俺さま > 俺は、俺は・・・・・・・・・・
「おりゃー」
天才のフーコ > そうだ。君は私のタイムマシーンで、未来を監視するのだ。
無能の俺さま > 何故、未来を?
天才のフーコ > 未来を変えるためだ。
無能の俺さま > 変えると?
天才のフーコ > 現在が変わる。
無能の俺さま > OK
天才のフーコ > 分かってないようだな。説明する。
無能の俺さま > NG
天才のフーコ > イカれた野郎を始末するには、過去に行ってもダメなのだ。
無能の俺さま > ...
天才のフーコ > 確定した過去は変えることが出来ない。
無能の俺さま > hoge
天才のフーコ > 仮に過去を変えられたとしよう。
無能の俺さま > umu
天才のフーコ > そうしたら、現在の私達はどうなる?
無能の俺さま > sa-
「ククク」
天才のフーコ > そうだ。矛盾が生じるのだ、だだだ。
無能の俺さま > da
天才のフーコ > そこで、未来を変えるのだ。
無能の俺さま > だだだ
天才のフーコ > 君は、自動車の製造ラインを見たことがあるか?
無能の俺さま > no
天才のフーコ > 私も無い.
無能の俺さま > Oh-
天才のフーコ > しかし、想像したまえ。
製造ラインの、あるポイントを現在としよう。その手間が過去。完成した車が未来だ。
その車を乗用車としよう。それがバスに変わったらどうなる。製造ラインは、過去に遡ってバス。つまり結果に向かって変わるのだ。結果が変われば、原因も変わる。未来が変われば、それに合わせるために現在が変わる。分かるかな?
無能の俺さま > aaa
天才のフーコ > 君の仕事は、未来のイカれた野郎を失脚させることにある。
無能の俺さま > ds,dadecsxzapewvv
天才のフーコ > これに成功するば、君は彼女と思う存分、
あんなことや、こんなことが出来るのだよ。
無能の俺さま > \(^o^)/
天才のフーコ > しかし、失敗すれば、君は彼女と二度と会えなくなる。
無能の俺さま > ( ; _ ; )
天才のフーコ > 諸君らの、成功を祈る。なお、このメッセージは自動的に消滅する。
無能の俺さま > (T . T)
俺のパソコンが、勝手に再起動を始めた。
俺のパソコン > やあ、残念だったね。僕、疲れちゃったよ。また一緒に、頑張ろう!
◇
薄暗い部屋で俺は、キーボートを叩き続ける。そこに、俺の感情や怨念は無い。得体の知れない十字架を背負い、闇の炎を燃やし続けた。
至福の時間が到来。さあ、餌の時間だ。
「おい! 474。9分で戻ってこい」
そのうち、俺の鼻息で吹き飛ばしてやる。
俺は部屋を出て、従業員食堂を目指す。エレベーターに乗り込み、51階で激流に押し流される。券売機の行列に並ぶこと15分。前方右側に購買部を発見。”購買部 ツアーレ 24時間 働きます” を見て、胸を打たれる。
ひとり優雅に食事中のお姉さんに接近。
「すいません。相席、いいですか?」
俺は偶然、話しかける。
「どうぞ、空いてますから」
俺は、カツ丼を頬張りながら、お姉さんを見る振りをして食べ続ける。
「イカれた野郎の尻尾を掴んだ」
お姉さんが得意満面で……その顔にあるメガネは一体?
「ああ、君も気が付いてしまったのか。なかなか隠せないものだね」
「性格……目が悪かったんですか?」
「これは、ブルーライトから目を保護するためのメガネだ」
「それ、良さそうですね。俺も欲しいです」
「しかしその実体は、何を隠そう、あの、タイムシーンの端末になっているのだ。思はず、作ってしまった」
「その勢いで、俺の分まで作って貰えませんか。端末でなくていいので」
「これで、イカれた野郎の尻尾を掴んだのだ」
「このカツ丼、ウッメー」
「助成金不正疑惑。社長の指示で、国からの助成金を不正に受給している証拠を掴んだ」
「すごいじゃないですか」
「既に、社内の通報窓口に連絡した。後は時間の問題だ」
「さすがは、てん……お姉さんだ。仕事が早いです」
「遠慮はいらない。素直に呼んでみてはどうだね?」
『すいません。相席、いいですか?』
勇気ある若者が、鼻の下を伸ばし、玉砕覚悟で挑んできた。
「シャー」
『すいません。他所に行きます』
勇気ある若者が、玉砕した。
◇
「バキューン」
俺は突然、奇声を上げた。何故だか、分からない。
「静かにしろー、474!」
誰かに怒鳴られた。それが自分に向けられたものなのかどうか、判断がつかない。
「おい、フーコ。俺は外出してくる。7時までには戻る。そいつが使い物にならなくなったら処分しておけ」
「分かりました。部長」
俺の部長様が、外出なされた。
そこへ、隣のお姉さんからチャット攻撃を喰らう。
天才のフーコ > 君。成敗の時間だ。
無能の俺さま > ガチョーン。
天才のフーコ > 未来を変える、
無能の俺さま > ボヨよ~ん。
天才のフーコ > 悲惨な現状を変えるため、未来を変えるのだ。
無能の俺さま > お・れ・の・み・ら・い
天才のフーコ > こっちを見るな。黙って指示を読め。
無能の俺さま > お・れ・の・き・ぼ・う
天才のフーコ > そうだ。目を覚ませ。
無能の俺さま > お・れ・の・き・ぼ・う
無能の俺さま > 俺は、俺は・・・・・・・・・・
「おりゃー」
天才のフーコ > そうだ。君は私のタイムマシーンで、未来を監視するのだ。
無能の俺さま > 何故、未来を?
天才のフーコ > 未来を変えるためだ。
無能の俺さま > 変えると?
天才のフーコ > 現在が変わる。
無能の俺さま > OK
天才のフーコ > 分かってないようだな。説明する。
無能の俺さま > NG
天才のフーコ > イカれた野郎を始末するには、過去に行ってもダメなのだ。
無能の俺さま > ...
天才のフーコ > 確定した過去は変えることが出来ない。
無能の俺さま > hoge
天才のフーコ > 仮に過去を変えられたとしよう。
無能の俺さま > umu
天才のフーコ > そうしたら、現在の私達はどうなる?
無能の俺さま > sa-
「ククク」
天才のフーコ > そうだ。矛盾が生じるのだ、だだだ。
無能の俺さま > da
天才のフーコ > そこで、未来を変えるのだ。
無能の俺さま > だだだ
天才のフーコ > 君は、自動車の製造ラインを見たことがあるか?
無能の俺さま > no
天才のフーコ > 私も無い.
無能の俺さま > Oh-
天才のフーコ > しかし、想像したまえ。
製造ラインの、あるポイントを現在としよう。その手間が過去。完成した車が未来だ。
その車を乗用車としよう。それがバスに変わったらどうなる。製造ラインは、過去に遡ってバス。つまり結果に向かって変わるのだ。結果が変われば、原因も変わる。未来が変われば、それに合わせるために現在が変わる。分かるかな?
無能の俺さま > aaa
天才のフーコ > 君の仕事は、未来のイカれた野郎を失脚させることにある。
無能の俺さま > ds,dadecsxzapewvv
天才のフーコ > これに成功するば、君は彼女と思う存分、
あんなことや、こんなことが出来るのだよ。
無能の俺さま > \(^o^)/
天才のフーコ > しかし、失敗すれば、君は彼女と二度と会えなくなる。
無能の俺さま > ( ; _ ; )
天才のフーコ > 諸君らの、成功を祈る。なお、このメッセージは自動的に消滅する。
無能の俺さま > (T . T)
俺のパソコンが、勝手に再起動を始めた。
俺のパソコン > やあ、残念だったね。僕、疲れちゃったよ。また一緒に、頑張ろう!
◇
薄暗い部屋で俺は、キーボートを叩き続ける。そこに、俺の感情や怨念は無い。得体の知れない十字架を背負い、闇の炎を燃やし続けた。
至福の時間が到来。さあ、餌の時間だ。
「おい! 474。9分で戻ってこい」
そのうち、俺の鼻息で吹き飛ばしてやる。
俺は部屋を出て、従業員食堂を目指す。エレベーターに乗り込み、51階で激流に押し流される。券売機の行列に並ぶこと15分。前方右側に購買部を発見。”購買部 ツアーレ 24時間 働きます” を見て、胸を打たれる。
ひとり優雅に食事中のお姉さんに接近。
「すいません。相席、いいですか?」
俺は偶然、話しかける。
「どうぞ、空いてますから」
俺は、カツ丼を頬張りながら、お姉さんを見る振りをして食べ続ける。
「イカれた野郎の尻尾を掴んだ」
お姉さんが得意満面で……その顔にあるメガネは一体?
「ああ、君も気が付いてしまったのか。なかなか隠せないものだね」
「性格……目が悪かったんですか?」
「これは、ブルーライトから目を保護するためのメガネだ」
「それ、良さそうですね。俺も欲しいです」
「しかしその実体は、何を隠そう、あの、タイムシーンの端末になっているのだ。思はず、作ってしまった」
「その勢いで、俺の分まで作って貰えませんか。端末でなくていいので」
「これで、イカれた野郎の尻尾を掴んだのだ」
「このカツ丼、ウッメー」
「助成金不正疑惑。社長の指示で、国からの助成金を不正に受給している証拠を掴んだ」
「すごいじゃないですか」
「既に、社内の通報窓口に連絡した。後は時間の問題だ」
「さすがは、てん……お姉さんだ。仕事が早いです」
「遠慮はいらない。素直に呼んでみてはどうだね?」
『すいません。相席、いいですか?』
勇気ある若者が、鼻の下を伸ばし、玉砕覚悟で挑んできた。
「シャー」
『すいません。他所に行きます』
勇気ある若者が、玉砕した。
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