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第百十話『クレア3』〇
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そう告げるのに合わせ、また視界が揺らいだ。景色の移り変わりの途中にルルニアは俺の胸板に顔を寄せ、昼間の尻尾打ちでついた腫れ痕を指でなぞった。
「……これ、痛いですか?」
「そんなにだな。服が擦れると多少ヒリつきはするが……」
「少しやりすぎましたね。すいません」
一箇所二箇所と触っていき、一番赤みが強い箇所に舌を這わせた。唾液の湿り気が冷たい外気を敏感に感じさせ、自然に身体が震える。俺は嬌声を漏らさぬように声を押し殺した。
「ちゅっちゅ……んちゅ、あむ……ちゅぷ」
「……っ、ふっ……」
「声出しても……いいん……れす……よ?」
すべての腫れ痕を舐め終えると、ルルニアは身を離した。
「私の乳首、吸われます?」
「吸う」
「体型はどうされますか?」
「そのままで」
受け攻めを後退し、今度は俺がルルニアの乳首を舐めた。そうこうしているうちに景色の輪郭が明確になるが、映し出されたのは港町ではなかった。どこかの屋根裏部屋だ。
小さなベッドの上には二人分の人影があった。片方はルルニアであり、もう片方は上着をはだけたクレアだ。クレアは自分の乳首を手で押し、ジワリと母乳を染み出させた。
『ではクレア、今日もお世話になります』
『いいよ。だってあたしとルルニアの仲でしょ』
『いただきます。できれば手はそのままにして下さい』
濡れた乳首を食むと、「んっ」と喘ぎ声が上がった。ルルニアの顔に食事以上の意思はなかったが、クレアは分かりやすく感じていた。
「……すい、ません。ここ……見せたい場面では……なかったですね」
俺に乳首を吸われている影響か、引き出す記憶を間違えたようだ。
(……何でだ? クレアを見ているとこう、負けられない気がしてくる)
ただの勘だが、クレアはルルニアを友人以上の相手として見ている気がした。俺は幻影の光景に対抗心を燃やし、ルルニアの乳首を吸って舐める勢いを強めた。
「ひゃっ!? グレイゼ……ル、どうしてこんな……強……くぅっ!?」
先端を甘く噛んでいると、ルルニアが軽めに絶頂した。溢れた愛液が太ももを伝い、それを指ですくおうとした。だが瞳の輝きで動きを封じられ、再度受け攻めが後退された。
「は……ふぅ、お話しの続きを……しますよ」
屋根裏部屋の景色が消え、夕暮れの港町が映し出された。ルルニアは二階建ての酒場で働いており、髪を二つに結って店内を走っている。客の顔は全体的にボヤケがちだった。
『いらっしゃいませ! 三名様ですね、こちらへどうぞ!』
『おぉう、ルルニアちゃん。今日も元気だねぇ』
『もちろん、私はいつでも元気ですよ!』
パチリと片目を閉じ、お尻をクイと上げる仕草が可愛らしかった。
ルルニアの働きぶりを目で追っていると、店主らしきお爺さんがルルニアに声を掛けた。そろそろお祭りの時間だと言われ、ルルニアは駆け足で酒場を後にした。
『…………着替えは良し、後はこれですね』
屋根裏部屋に戻って着替え、衣装箱の奥に手を入れた。取り出したのは綺麗な石がはめ込まれた首飾りであり、それをポケットに入れた。聞けばクレアに日頃の感謝を伝えるための贈り物だそうだ。
『────すいません、クレア。遅れました』
待ち合わせ場所はあの高台だった。クレアは先に着いてベンチに座っており、無表情に海を眺めていた。続く呼び掛けにも声を返さず、ルルニアはキョトンとした顔で後ろに立った。
『クレア、クレア! 聞こえてるんですか?』
『うわっ、びっくりした!? 何だ、ルルニアじゃん』
『何だって、さっきから何度も呼びましたよ』
心配事でもあるのかと聞くが、クレアは答えをはぐらかした。早速贈り物を渡そうとするが、ポケットをまさぐっているうちにクレアは階段まで駆けて行った。
『ほらほら! 急がないとお祭りが逃げるよ、ルルニア!』
『もうっ、そんなに走ると転びますよ! 待って下さい!』
首飾りをしまい直し、高台を後にした。道を走っているうちに人の数が増え、二人の距離が縮まっていく。ルルニアが手を握ると、そこでクレアも足を止めた。
『……おぉう!? あたしに追いつく何てやるね』
『……ぜぇはぁ、私もやる時はやるん……ですよ』
はぐれないように手を重ね、二人は大通りの人混みに紛れた。
『うわ、すご! 去年はこんなに人いなかったよね?』
『今日は町ができてちょうど三十周年という節目で、方々から行商人や船が集まっているそうです。国王も観覧に来ているとお客様から聞きました』
『ふーん、それでこのお祭りって何をするんだっけ?』
『漁の安全と大漁を祈願するためのものです。毎年冬と夏に二回行って……って、何回この話をさせるんですか。いい加減に覚えて下さい、クレア』
大通りのそこら中から人の声が聞こえ、楽器の音色が賑わいを盛り立てる。壊れた小舟と小舟を男たちが担いでぶつける催しがあり、その周囲で踊りが行われている。幻影越しでも楽しさが伝わるお祭りだった。
『ねぇねぇ、ルルニア。あそこの上半身裸で楽器叩いてる男とかどう?』
『うーん、精気は多めですけど……ちょっと』
『ダメかぁ。このお祭りで最初の一人を見つけてあげたかったんだけど』
サキュバスの目線でああだこうだと意見を交わし、人混みをかき分けて進んだ。一通り遊び尽くして高台に戻る道中、クレアは忘れ物をしたと言って来た道を戻っていた。
『ごめーん! すぐに戻って来るから!』
『もう、そのまま帰らないで下さいよ』
『分かってるって、それじゃ!』
何気ないやり取りだったが、それが最後の言葉となった。
クレアは高台に戻ってこず、首飾りを渡す機会は失われた。
後日、ルルニアは危険を承知で衛兵を頼った。クレアは花屋で働いており、看板娘ということもあって大騒ぎになった。結局消息は分からず、一ヵ月が経つ頃には空腹に耐えられなくなった。
『────私が不甲斐なかったから、クレアはいなくなったんですか? なら自分の力で大物を捕えてみせれば、また会ってくれますか?』
首飾りを片手に海を眺めていた時、視界を横切る影があった。一羽の海鳥がルルニアの手にあった首飾りを奪い取り、どこぞへと飛んで行ってしまった。
ルルニアはしばらく空に手を伸ばし、歩き出した。酒場の老夫婦に別れを告げ、クレアを探しながら吸精をするための相手を探す旅へ繰り出した。そして、
「…………立ち寄った町で、グレイゼルの残り香を嗅ぎました」
その言葉でまた自室の景色が戻ってきた。
道中で他の男性を襲わなかったのは、自分に対する意地だそうだ。最弱であり最悪な体質な自分が獲物を捕らえられる機会は一度きり、ならば友に誇れる挑戦をしようと大物を狙った。
そうして出会いの夜に繋がり、俺に殺されかけた。一時は刻印でしのぐが、それも力不足で効力を失った。万策尽きたところでナイフを隠し持つ俺を見て、終わりの時が来たと覚悟した。
『ありがとう……ございます』
『何の話だ』
『話を聞いてくれたから……それだけ、です』
最後に映し出されたのは俺がルルニアを殺すのを諦めた瞬間の会話だった。
「私とクレアのお話はこんなところです。別れの前後で喧嘩したりもしてませんから、誰かに殺されたのか愛想を尽かされたと考えていました」
「…………」
「単に邪魔と思ったなら、そう言ってくれれば良かったんです。上等な縄張りを捨てて私の前を去って、クレアは何をしたかったんでしょうか」
ルルニアは俺の腹筋に顔をうずめ、頬を伝う涙を隠した。俺は壊れ物を扱うように両肩を掴み、コロリとベッドの上で寝転がり、仰向けとうつ伏せを入れ替えた。
「腋、舐めるぞ」
「え」
「いいから出せ」
ルルニアは両腕を上げ、手を頭の後ろに置いた。俺は広げられた腋に鼻を寄せ、スンと嗅いでから全体を舐めた。くすぐったさからかルルニアは目を潤ませたままで笑った。
「……グレイゼルには敵いませんね。色々言いはしましたが、結論は同じです。クレアのことは向こうから何かしてこない限り忘れます」
「いいんだな」
「他ならぬあなたが、傍にいてくれと言って下さいました。愛した人がここ一番で欲しい言葉をくれる。これほど嬉しいことはないです」
その日の夜はお互いの身体を舐め合って過ごした。失った過去を愛で塗り潰すように、月明りの傾きが大きく変わるまで性の欲求に身を任せた。
「……これ、痛いですか?」
「そんなにだな。服が擦れると多少ヒリつきはするが……」
「少しやりすぎましたね。すいません」
一箇所二箇所と触っていき、一番赤みが強い箇所に舌を這わせた。唾液の湿り気が冷たい外気を敏感に感じさせ、自然に身体が震える。俺は嬌声を漏らさぬように声を押し殺した。
「ちゅっちゅ……んちゅ、あむ……ちゅぷ」
「……っ、ふっ……」
「声出しても……いいん……れす……よ?」
すべての腫れ痕を舐め終えると、ルルニアは身を離した。
「私の乳首、吸われます?」
「吸う」
「体型はどうされますか?」
「そのままで」
受け攻めを後退し、今度は俺がルルニアの乳首を舐めた。そうこうしているうちに景色の輪郭が明確になるが、映し出されたのは港町ではなかった。どこかの屋根裏部屋だ。
小さなベッドの上には二人分の人影があった。片方はルルニアであり、もう片方は上着をはだけたクレアだ。クレアは自分の乳首を手で押し、ジワリと母乳を染み出させた。
『ではクレア、今日もお世話になります』
『いいよ。だってあたしとルルニアの仲でしょ』
『いただきます。できれば手はそのままにして下さい』
濡れた乳首を食むと、「んっ」と喘ぎ声が上がった。ルルニアの顔に食事以上の意思はなかったが、クレアは分かりやすく感じていた。
「……すい、ません。ここ……見せたい場面では……なかったですね」
俺に乳首を吸われている影響か、引き出す記憶を間違えたようだ。
(……何でだ? クレアを見ているとこう、負けられない気がしてくる)
ただの勘だが、クレアはルルニアを友人以上の相手として見ている気がした。俺は幻影の光景に対抗心を燃やし、ルルニアの乳首を吸って舐める勢いを強めた。
「ひゃっ!? グレイゼ……ル、どうしてこんな……強……くぅっ!?」
先端を甘く噛んでいると、ルルニアが軽めに絶頂した。溢れた愛液が太ももを伝い、それを指ですくおうとした。だが瞳の輝きで動きを封じられ、再度受け攻めが後退された。
「は……ふぅ、お話しの続きを……しますよ」
屋根裏部屋の景色が消え、夕暮れの港町が映し出された。ルルニアは二階建ての酒場で働いており、髪を二つに結って店内を走っている。客の顔は全体的にボヤケがちだった。
『いらっしゃいませ! 三名様ですね、こちらへどうぞ!』
『おぉう、ルルニアちゃん。今日も元気だねぇ』
『もちろん、私はいつでも元気ですよ!』
パチリと片目を閉じ、お尻をクイと上げる仕草が可愛らしかった。
ルルニアの働きぶりを目で追っていると、店主らしきお爺さんがルルニアに声を掛けた。そろそろお祭りの時間だと言われ、ルルニアは駆け足で酒場を後にした。
『…………着替えは良し、後はこれですね』
屋根裏部屋に戻って着替え、衣装箱の奥に手を入れた。取り出したのは綺麗な石がはめ込まれた首飾りであり、それをポケットに入れた。聞けばクレアに日頃の感謝を伝えるための贈り物だそうだ。
『────すいません、クレア。遅れました』
待ち合わせ場所はあの高台だった。クレアは先に着いてベンチに座っており、無表情に海を眺めていた。続く呼び掛けにも声を返さず、ルルニアはキョトンとした顔で後ろに立った。
『クレア、クレア! 聞こえてるんですか?』
『うわっ、びっくりした!? 何だ、ルルニアじゃん』
『何だって、さっきから何度も呼びましたよ』
心配事でもあるのかと聞くが、クレアは答えをはぐらかした。早速贈り物を渡そうとするが、ポケットをまさぐっているうちにクレアは階段まで駆けて行った。
『ほらほら! 急がないとお祭りが逃げるよ、ルルニア!』
『もうっ、そんなに走ると転びますよ! 待って下さい!』
首飾りをしまい直し、高台を後にした。道を走っているうちに人の数が増え、二人の距離が縮まっていく。ルルニアが手を握ると、そこでクレアも足を止めた。
『……おぉう!? あたしに追いつく何てやるね』
『……ぜぇはぁ、私もやる時はやるん……ですよ』
はぐれないように手を重ね、二人は大通りの人混みに紛れた。
『うわ、すご! 去年はこんなに人いなかったよね?』
『今日は町ができてちょうど三十周年という節目で、方々から行商人や船が集まっているそうです。国王も観覧に来ているとお客様から聞きました』
『ふーん、それでこのお祭りって何をするんだっけ?』
『漁の安全と大漁を祈願するためのものです。毎年冬と夏に二回行って……って、何回この話をさせるんですか。いい加減に覚えて下さい、クレア』
大通りのそこら中から人の声が聞こえ、楽器の音色が賑わいを盛り立てる。壊れた小舟と小舟を男たちが担いでぶつける催しがあり、その周囲で踊りが行われている。幻影越しでも楽しさが伝わるお祭りだった。
『ねぇねぇ、ルルニア。あそこの上半身裸で楽器叩いてる男とかどう?』
『うーん、精気は多めですけど……ちょっと』
『ダメかぁ。このお祭りで最初の一人を見つけてあげたかったんだけど』
サキュバスの目線でああだこうだと意見を交わし、人混みをかき分けて進んだ。一通り遊び尽くして高台に戻る道中、クレアは忘れ物をしたと言って来た道を戻っていた。
『ごめーん! すぐに戻って来るから!』
『もう、そのまま帰らないで下さいよ』
『分かってるって、それじゃ!』
何気ないやり取りだったが、それが最後の言葉となった。
クレアは高台に戻ってこず、首飾りを渡す機会は失われた。
後日、ルルニアは危険を承知で衛兵を頼った。クレアは花屋で働いており、看板娘ということもあって大騒ぎになった。結局消息は分からず、一ヵ月が経つ頃には空腹に耐えられなくなった。
『────私が不甲斐なかったから、クレアはいなくなったんですか? なら自分の力で大物を捕えてみせれば、また会ってくれますか?』
首飾りを片手に海を眺めていた時、視界を横切る影があった。一羽の海鳥がルルニアの手にあった首飾りを奪い取り、どこぞへと飛んで行ってしまった。
ルルニアはしばらく空に手を伸ばし、歩き出した。酒場の老夫婦に別れを告げ、クレアを探しながら吸精をするための相手を探す旅へ繰り出した。そして、
「…………立ち寄った町で、グレイゼルの残り香を嗅ぎました」
その言葉でまた自室の景色が戻ってきた。
道中で他の男性を襲わなかったのは、自分に対する意地だそうだ。最弱であり最悪な体質な自分が獲物を捕らえられる機会は一度きり、ならば友に誇れる挑戦をしようと大物を狙った。
そうして出会いの夜に繋がり、俺に殺されかけた。一時は刻印でしのぐが、それも力不足で効力を失った。万策尽きたところでナイフを隠し持つ俺を見て、終わりの時が来たと覚悟した。
『ありがとう……ございます』
『何の話だ』
『話を聞いてくれたから……それだけ、です』
最後に映し出されたのは俺がルルニアを殺すのを諦めた瞬間の会話だった。
「私とクレアのお話はこんなところです。別れの前後で喧嘩したりもしてませんから、誰かに殺されたのか愛想を尽かされたと考えていました」
「…………」
「単に邪魔と思ったなら、そう言ってくれれば良かったんです。上等な縄張りを捨てて私の前を去って、クレアは何をしたかったんでしょうか」
ルルニアは俺の腹筋に顔をうずめ、頬を伝う涙を隠した。俺は壊れ物を扱うように両肩を掴み、コロリとベッドの上で寝転がり、仰向けとうつ伏せを入れ替えた。
「腋、舐めるぞ」
「え」
「いいから出せ」
ルルニアは両腕を上げ、手を頭の後ろに置いた。俺は広げられた腋に鼻を寄せ、スンと嗅いでから全体を舐めた。くすぐったさからかルルニアは目を潤ませたままで笑った。
「……グレイゼルには敵いませんね。色々言いはしましたが、結論は同じです。クレアのことは向こうから何かしてこない限り忘れます」
「いいんだな」
「他ならぬあなたが、傍にいてくれと言って下さいました。愛した人がここ一番で欲しい言葉をくれる。これほど嬉しいことはないです」
その日の夜はお互いの身体を舐め合って過ごした。失った過去を愛で塗り潰すように、月明りの傾きが大きく変わるまで性の欲求に身を任せた。
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