エッチな精気が吸いたいサキュバスちゃんは皆の癒しの女神

のっぺ

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第百十六話『天使の神託3』〇

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 とある日の昼下がり、俺はルルニアの足と向き合っていた。
 プレステスの新人研修の時に散々イジメられた影響か、ここ最近はルルニアの足に目が行きがちがった。足組みされただけで軽く勃起する始末であり、欲求不満を早期に解消すべきだと思い立った。

「────あなたから性行為の提案をされるのは久しぶりですね。挿入せずにひたすら足を性的に消費したいと、もちろん構いませんよ」

 昼食の終わりにお願いし、秒で了承してもらった。自室に移動した後は俺が床に片膝をつき、ルルニアがベッドの縁に座って足を投げ出した。

 俺は桶に張った湯から布巾を取り出し、きつめに絞った。
 温かな布を足先に当て、すみずみまで表面を拭き取った。

「足拭きからやりたいなんて、グレイゼルもこだわりますね」
「子どもの時は綺麗な石を磨くのが好きだったんだ。ルルニアの足を見てたらこう、同じことをしたくなった」
「グレイゼルの子ども時代ですか、いいですね。今の私が対面したら、可愛すぎて襲ってしまうんでしょうね」

 足の裏を拭き終え、次に指の一本一本まで拭く。甲の部分を通過しながら足首へと行き、そこで濡れ布巾を桶に戻した。水気の乗った足は薄っすら光っており、喉が鳴った。

「何だか悪いな。こんな一方的に」
「普段は私が好きにしてますし構いませんよ。ですが触られてるうちに興奮してきたので自慰はしますね?」
「いい。それじゃあその、始めるぞ」

 了承を受け、俺はルルニアの足の裏に口を近づけた。最初は上側にキスをし、右に左に舌を這わせていった。ここはタコや魚の目ができる場所だが、そういう出っ張りは見受けられなかった。

(……これを見るのも味わえるのも、俺だけの特権だ)

 中心にキスマークをつけ、今度は側面に移動した。チュッチュッと触れるようなキスをしながら踵まで移動し、全体を頬張るように舐め回した。
 存分に固さと丸みを堪能していると、ルルニアが自慰を始めた。入口周辺をなぞるような動きで、なかなか膣の奥に指を挿れようとしなかった。

「………………ふふっ♡」

 いつでもこちらにどうぞ、と誘ってきていた。
 陰茎が挿入したいと騒ぐが、今日の趣旨は違う。

 俺は意識を足に戻し、小指と薬指を咥えた。裏側の関節をたっぷり舐め、次に小ぶりな爪を甘噛みする。指と指の隙間にも舌を差し込み、親指まで同じ行程を繰り返した。

「……ふっ、んん、グレイゼル……グレイゼ……んぅ♡」

 ルルニアは物欲しそうな声で自慰を続けていた。俺が視線を向けたところで股のワレメを開き、濡れそぼった中を見せてくる。五秒ほど注視すると、ルルニアはしたり顔を浮かべた。

「……ん、ふっ、そろそろ……っ、どうです?」
「し、しない。今日は足を堪能するって決めたんだ」
「それは残念……っですね。私のここ、寂しい……のに」

 膣に浅く指を入れ、チュクチュクと淫らな水音を響かせる。
 ズボンの中で陰茎が苦しさを訴えるが、無視して足の甲を舐めた。

 ハリの良い地肌を唇で吸い、まんべんなく舐めた。ここにもキスマークをつけ、今度は足首に移動した。出っ張った骨の部分に頬ずりをし、足先のすべてを舐め終えた。

「…………綺麗だ」

 唾液にまみれた足をジッと眺め、脛を撫でながらふくらはぎに移動した。ここの肉は乳房とも違う独特な柔らかさがあり、しばらく揉んだ。途中で足を上げてもらい、お願いした。

「噛み痕、つけていいか……?」

 どうぞと言われ、強めに歯を押しつけた。ルルニアは「んぁっ」と息を漏らし、自慰の抽挿を速めた。五秒ほどで口を離すと、ふくらはぎには歯の痕がくっきり浮かんでいた。

「…………エッチだ。エッチ過ぎる」
 俺は我慢できなくなり、座ったままズボンをずり下げて陰茎をしごいた。

「……くぅ、ぐっ、出る」
「足はどうされますか?」
「亀頭の前に、頼……む」

 要望を受けて足が移動し、そこで射精した。ルルニアは位置取りを上手く調整し、足の裏全体に精子がかかるようにしてくれた。あれだけ愛でた足が白く汚れていった。

「……まだ垂れてしまった分が残ってますね。もう足の裏で拭うことはできないので、全体を使って綺麗にしていいですよ」

 魅力的過ぎる提案だった。俺は足の甲と脛とふくらはぎに陰茎を押しつけ、精子のヌメリを取った。次は膝の裏と太ももを味わおうとすると、ルルニアはうつ伏せになって尻を持ち上げた。

「さぁ、グレイゼルがされたいようにどうぞ♡」

 股のワレメは愛液でテカっており、尻の丸みが挿入の意欲を高めてくる。陰茎はやっと出番が来たのかと勘違いし、射精の直後なのにバキバキに勃起した。

 両手で股のワレメが開かれ、目線が釘づけになる。粘り気のある雫が垂れ落ちるのを見て、我慢の限界がきた。足から意識を離して尻を掴み、陰茎をズンと挿入した。

「あっ♡♡ ひゃんっ♡ やっとおちんちん……来て、んぁっ♡♡♡」

 ルルニアの嬌声で我に返る。太ももを舐めるはずなのに何をやっているのだと、陰茎を引き抜こうとした。しかし引いた腰はルルニアの膣に再度突き込まれた。

 俺の好きにさせるという言葉は嘘だったのかと、文句を言いながら腰を振りまくった。すいませんと謝罪されるが、見返り顔は快楽で染まり切っていた。

「うぅ♡ んん♡♡!? お腹の赤ひゃんも……喜んで、〝ま〝すっ♡♡♡!!」
「分かるわけあるか! 約束を破った罰は、安くないぞ!!」
「〝あ♡ あ〝ん♡ もっともっと強くしてくらさい♡♡ グレイゼりゅ♡♡♡」

 挿入の速度を上げていた時、自室の扉が開かれた。

「あ、あのぅ。ノックしたんですがえと……わひゃ!?」
 乱暴に性行為を行う俺を見て、プレステスが驚いた。切羽詰まった声で用件を聞くと、しどろもどろになりながら使っていい紙がないかと聞いてきた。

「そこの机の棚だ! 三番目の引き出しの中の物を持っていけ!」
「ひゃ、ひゃい!? し、ししし、失礼しましたぁ!?」
「許さないぞ、ルルニア! 今は昼、失神するまで攻めてやる!」

 プレステスは紙の束を胸に抱え、部屋の中頃で立ち止まった。
 お仕置きエッチする様を興味深げに眺め、吐息と共に言った。

「……こ、これも愛の形ですか。さ、参考になります……です」
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