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第百十八話『天使の神託5』
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プレステスの決意から五日が経った。未だクレア率いるサキュバスの群れの出没はなく、アストロアス内での問題事もなかった。日々は平穏に過ぎ去るが、いくつか目を見張る変化があった。
一つ目の変化は大工頭のサハクの謝罪だ。怒鳴り散らして暴力を振るいかけたこと、三年という無茶な工程を強要したこと、一方的な価値観を押しつけたこと、それらについて真摯に頭を下げた。
「────すまねぇ! もう一度、俺に機会をくれねぇか!」
サハクの変化に部下たちは溜飲を下げる……以上に怖がった。体調不良で一日休んだ後の出来事だったため、酔って変な物を食べただの頭を打っただのと心配された。
「んなことしてねぇよ! ただ天使様と会って話をしただけだ!」
「え、天使様と?」
「どんな話をしたんだべ?」
「それが不思議なんだが、よく覚えてねぇんだ! でも悩みを聞いてもらって、間違いを正してもらったことは覚えてる。ここからは心機一転で励むつもりだ!」
薬売りで大通りを歩いていた時、すれ違った大工たちから以上の話を聞かされた。天使と会った後のサハクは気さくな性格となり、無理難題を言わなくなったそうだ。
「確かに接しやすくなったけんど、なぁ?」
「べ、別人過ぎてちょっと怖いべ」
「先生、どうか容体を診てくれませんか?」
俺から声を掛けてみると、サハクは仕事中にも関わらず応じた。
結果は健康そのものであり、大手を振って仕事へ戻っていった。
二つ目の変化はパン屋に勤めるラライについてだ。頑なに頭の包帯を外さなかったが、ある日を境に傷を晒すようになった。無理をしなくていいと店主が言うが、ラライはブレなかった。
「────もう気にしません。この傷は私を苦しめる証じゃなくなったから」
天使に「赤くて綺麗だ」と褒めてもらったと、自信を持って語った。ただれた顔を見て往来の人々はギョッとするが、そこから続く流れがあった。
「その傷はこの村で起きた魔物災害で?」
「違います。この傷はアレスタからここに来る道中でつきました。この村にも群れはきたけど、それは女神様と天使様が退けてくれたから」
「女神と天使か、一度見てみたいものだな。何にせよ、君もここまで大変だっただろう。せめてもの応援としてここのパンを買わせてくれ」
「どうぞ、こちらとかオススメですよ!」
あえて傷を露出したおかげか、会話の取っ掛かりが生まれた。
ラライの前向きさに惹かれ、店に立ち寄る者が日ごとに増えた。
「薬屋さん、ずっと古傷のことを黙っていてくれて助かりました。辛いことばっかりでしたけど、頑張って耐えたことで前を向けました。天使様と会うきっかけをくれて、ありがとうございます」
薬はもう必要ないと、一点の曇りも無い目で言った。俺は困ったことがあったら声を掛けるように言い、気高く店先に立つラライと別れた。
三つ目の変化は男爵の嫡男であるチャックだ。護衛兼監視の騎士を連れ、憩いの広場へ現れた。また厄介事を振り撒くと誰もが思ったが、口をついて出たのは予想の斜め上の発言だった。
「騎士の方々、念のために確認をさせていーただきます。ここにできるのは確か、女神様と天使様『二人の石像』でーしたよね?」
「えぁまぁ、そうですが」
「それはいーけません。女神様はもう一人、我らの傷ついた心を癒す天使様を派遣して下さりまーした。その分の石像も必要です」
すでに職人の当たりをつけたと言い、チャックは住民の前に立った。
「この場にいる皆さまへ、謝罪させていただきます。今まで一方的に糾弾したこと、助言をしようとしてくれた者に暴力を振るったこと、すべての行いに頭を下げます」
チャックは嫌われ者であり、謝罪は形だけと糾弾された。乱闘を警戒して騎士が前に出るが、チャックはそれを制した。無防備に両手腕を広げ、贖罪のために投石を受けると宣言した。
「これで許されるとは思いーません! ですがこれも天使様のお導き、罪は受け入れーる覚悟です!」
決意のこもった顔に誰もがチャックの本気を理解した。それはそれとして貴族に投石など恐れ多く、どうやってこの場の収集をつけたものかと戸惑った。その時だった。
「へぇ、男爵様も神託を受けたのかよ。良かったじゃねぇか」
人混みを割って歩いてきたのは、拳大の石を手に持ったサハクだった。
サハクはチャックの前まで歩き、震える額に石の表面をトンと当てた。
「おっし、これで男爵様の贖罪は終了だな」
「あなーた、何故?」
「いけ好かねぇ奴だと思ってたが、今の宣言は見事だったぜ。同じく天使様の神託を受けた者同士、これから仲良くやって行こうぜ。なぁ、兄弟?」
気安く肩を組むが、これにもチャックは怒らなかった。天使の石像の話で盛り上がる中、もう少しばかり資金が必要だという話が出た。そこで声が上がった。
「あの、私も少しだったら出せます! 夜に祈りを捧げても会えなくて、どうやって感謝を伝えたものかと悩んでいました! ぜひ協力させて下さい!」
サハクとラライとチャック、三人は熱く握手を交わした。住民たちは新たな天使の話を聞こうと歩み寄り、そこで交友の輪が生まれた。広場は賑やかさに包まれた。
しばらく広場でのやり取りを見届け、俺は家へと帰った。玄関口から食堂に入って見たのは、テーブルに並んで座るニーチャとプレステスだった。
「お兄さん。お帰りなさい」
「お、お帰りなさいです。旦那様」
「ただいま、二人で何をしていたんだ?」
テーブルの天板には数枚の紙があった。以前棚から持っていっていいと言ったものであり、拙い筆跡で文章が綴ってあった。聞けばニーチャから文字を習っていたらしく、文面に目を通した。
「なになに、酔っ払い大工は焦りんぼさん。でも心には情熱があって、アストロアスの発展に必要不可欠。おっぱいを揉んで顔を押しつけるのが好き……」
「お兄さん、次これ」
「えぇっと、傷ありパン屋さんは泣き虫さん。人を騙したことを悔やむ真面目さんで、性格が似てて話しやすい。次はもっと他の場所にも触れてみたい……」
「あとこれ、最後」
「小太りな人間さんは叱られたがり。怖がって顔を叩いたらもっと痛みが欲しいと言った変態さん。子豚みたいな鳴き声が可愛かったから、呼び名は……何だこれ?」
アストロアス内で起きた数日の変化に繋がる内容だとは分かった。詳しい事情を聞いてみると、これがプレステスなりの人間の愛し方だと教えてもらった。
「わ、わたしは見ての通りの臆病です。直接対面してお話しなんて無理なので、淫夢の力で愛し合う方法を取りました。こ、これはその報告書です」
「……悩みを抱えていた人を選んだんだな」
「は、はい! せっかくなので自分好みの人にしました。この人ってわたしより不幸なんだって思えばその、心が軽くなります。天使様って呼んでもらえて、優越感が……えへへ」
プレステスの胸中にある感情は博愛とも違っていた。だがそれで救われた人間がいたのも事実であり、しばらくは様子を見ることにした。
「念のために言っておくが、成人前の子どもはダメだ。それと特定の相手がいる人にも手を出さないように、これはどれだけ不仲でもだ」
「き、肝に銘じますです!」
「紙は俺が用意しておくから、報告書の作成は欠かさないように。確認は俺かルルニアのどちらかだけでいいから、漏れは絶対に出すな」
報告書に紐を通すプレステスを眺め、ここに来て良かったか聞いた。
顔は素早く上がり、満面の笑みと共に明るい返事があった。
「────はいです! 旦那様!」
一つ目の変化は大工頭のサハクの謝罪だ。怒鳴り散らして暴力を振るいかけたこと、三年という無茶な工程を強要したこと、一方的な価値観を押しつけたこと、それらについて真摯に頭を下げた。
「────すまねぇ! もう一度、俺に機会をくれねぇか!」
サハクの変化に部下たちは溜飲を下げる……以上に怖がった。体調不良で一日休んだ後の出来事だったため、酔って変な物を食べただの頭を打っただのと心配された。
「んなことしてねぇよ! ただ天使様と会って話をしただけだ!」
「え、天使様と?」
「どんな話をしたんだべ?」
「それが不思議なんだが、よく覚えてねぇんだ! でも悩みを聞いてもらって、間違いを正してもらったことは覚えてる。ここからは心機一転で励むつもりだ!」
薬売りで大通りを歩いていた時、すれ違った大工たちから以上の話を聞かされた。天使と会った後のサハクは気さくな性格となり、無理難題を言わなくなったそうだ。
「確かに接しやすくなったけんど、なぁ?」
「べ、別人過ぎてちょっと怖いべ」
「先生、どうか容体を診てくれませんか?」
俺から声を掛けてみると、サハクは仕事中にも関わらず応じた。
結果は健康そのものであり、大手を振って仕事へ戻っていった。
二つ目の変化はパン屋に勤めるラライについてだ。頑なに頭の包帯を外さなかったが、ある日を境に傷を晒すようになった。無理をしなくていいと店主が言うが、ラライはブレなかった。
「────もう気にしません。この傷は私を苦しめる証じゃなくなったから」
天使に「赤くて綺麗だ」と褒めてもらったと、自信を持って語った。ただれた顔を見て往来の人々はギョッとするが、そこから続く流れがあった。
「その傷はこの村で起きた魔物災害で?」
「違います。この傷はアレスタからここに来る道中でつきました。この村にも群れはきたけど、それは女神様と天使様が退けてくれたから」
「女神と天使か、一度見てみたいものだな。何にせよ、君もここまで大変だっただろう。せめてもの応援としてここのパンを買わせてくれ」
「どうぞ、こちらとかオススメですよ!」
あえて傷を露出したおかげか、会話の取っ掛かりが生まれた。
ラライの前向きさに惹かれ、店に立ち寄る者が日ごとに増えた。
「薬屋さん、ずっと古傷のことを黙っていてくれて助かりました。辛いことばっかりでしたけど、頑張って耐えたことで前を向けました。天使様と会うきっかけをくれて、ありがとうございます」
薬はもう必要ないと、一点の曇りも無い目で言った。俺は困ったことがあったら声を掛けるように言い、気高く店先に立つラライと別れた。
三つ目の変化は男爵の嫡男であるチャックだ。護衛兼監視の騎士を連れ、憩いの広場へ現れた。また厄介事を振り撒くと誰もが思ったが、口をついて出たのは予想の斜め上の発言だった。
「騎士の方々、念のために確認をさせていーただきます。ここにできるのは確か、女神様と天使様『二人の石像』でーしたよね?」
「えぁまぁ、そうですが」
「それはいーけません。女神様はもう一人、我らの傷ついた心を癒す天使様を派遣して下さりまーした。その分の石像も必要です」
すでに職人の当たりをつけたと言い、チャックは住民の前に立った。
「この場にいる皆さまへ、謝罪させていただきます。今まで一方的に糾弾したこと、助言をしようとしてくれた者に暴力を振るったこと、すべての行いに頭を下げます」
チャックは嫌われ者であり、謝罪は形だけと糾弾された。乱闘を警戒して騎士が前に出るが、チャックはそれを制した。無防備に両手腕を広げ、贖罪のために投石を受けると宣言した。
「これで許されるとは思いーません! ですがこれも天使様のお導き、罪は受け入れーる覚悟です!」
決意のこもった顔に誰もがチャックの本気を理解した。それはそれとして貴族に投石など恐れ多く、どうやってこの場の収集をつけたものかと戸惑った。その時だった。
「へぇ、男爵様も神託を受けたのかよ。良かったじゃねぇか」
人混みを割って歩いてきたのは、拳大の石を手に持ったサハクだった。
サハクはチャックの前まで歩き、震える額に石の表面をトンと当てた。
「おっし、これで男爵様の贖罪は終了だな」
「あなーた、何故?」
「いけ好かねぇ奴だと思ってたが、今の宣言は見事だったぜ。同じく天使様の神託を受けた者同士、これから仲良くやって行こうぜ。なぁ、兄弟?」
気安く肩を組むが、これにもチャックは怒らなかった。天使の石像の話で盛り上がる中、もう少しばかり資金が必要だという話が出た。そこで声が上がった。
「あの、私も少しだったら出せます! 夜に祈りを捧げても会えなくて、どうやって感謝を伝えたものかと悩んでいました! ぜひ協力させて下さい!」
サハクとラライとチャック、三人は熱く握手を交わした。住民たちは新たな天使の話を聞こうと歩み寄り、そこで交友の輪が生まれた。広場は賑やかさに包まれた。
しばらく広場でのやり取りを見届け、俺は家へと帰った。玄関口から食堂に入って見たのは、テーブルに並んで座るニーチャとプレステスだった。
「お兄さん。お帰りなさい」
「お、お帰りなさいです。旦那様」
「ただいま、二人で何をしていたんだ?」
テーブルの天板には数枚の紙があった。以前棚から持っていっていいと言ったものであり、拙い筆跡で文章が綴ってあった。聞けばニーチャから文字を習っていたらしく、文面に目を通した。
「なになに、酔っ払い大工は焦りんぼさん。でも心には情熱があって、アストロアスの発展に必要不可欠。おっぱいを揉んで顔を押しつけるのが好き……」
「お兄さん、次これ」
「えぇっと、傷ありパン屋さんは泣き虫さん。人を騙したことを悔やむ真面目さんで、性格が似てて話しやすい。次はもっと他の場所にも触れてみたい……」
「あとこれ、最後」
「小太りな人間さんは叱られたがり。怖がって顔を叩いたらもっと痛みが欲しいと言った変態さん。子豚みたいな鳴き声が可愛かったから、呼び名は……何だこれ?」
アストロアス内で起きた数日の変化に繋がる内容だとは分かった。詳しい事情を聞いてみると、これがプレステスなりの人間の愛し方だと教えてもらった。
「わ、わたしは見ての通りの臆病です。直接対面してお話しなんて無理なので、淫夢の力で愛し合う方法を取りました。こ、これはその報告書です」
「……悩みを抱えていた人を選んだんだな」
「は、はい! せっかくなので自分好みの人にしました。この人ってわたしより不幸なんだって思えばその、心が軽くなります。天使様って呼んでもらえて、優越感が……えへへ」
プレステスの胸中にある感情は博愛とも違っていた。だがそれで救われた人間がいたのも事実であり、しばらくは様子を見ることにした。
「念のために言っておくが、成人前の子どもはダメだ。それと特定の相手がいる人にも手を出さないように、これはどれだけ不仲でもだ」
「き、肝に銘じますです!」
「紙は俺が用意しておくから、報告書の作成は欠かさないように。確認は俺かルルニアのどちらかだけでいいから、漏れは絶対に出すな」
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