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第二十三話『慌ただしい朝5』〇
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友人との別れについて聞きたかったが、遮るように採取に出る時間ではないかと言われた。装備を整えるために家に戻るとルルニアが戸口の鍵を閉め、瞳を光らせて俺の性欲を高めてきた。
「食事は昼じゃなかったのか? 幾分早いと思うが……」
「えぇ。ですが今したくなりました。ミーレさんがグレイゼルに近づく害虫じゃないのは分かりましたが、それはそれとして独占欲が刺激されてしまいまして」
薬の材料の採取は重労働なため、出かける前は疲れたくはなかった。けれどこの程度の障害で泣き言を言っていては、ルルニアと一緒に暮らすなど不可能だ。
(……これが惚れた弱みか)
俺は男らしく上着を脱ぎ、性に身を投じる意志を示した。
「するのは構わない。だが動けなくなるまで絞り尽くすなよ」
「本当に体型はお任せでいいんですね?」
「いい。身体を重ねるのもこれで五度目だからな、もう慣れた」
ルルニアが相手なら平等に愛せる自信があった。
ズボンを脱ぎ捨てて顔を上げると、含みのある笑みをするルルニアを見た。まるでこれから俺にイタズラでもするようで、次第に嫌な予感が高まってきた。
「待て、誰かが来たら途中でも中断するんだぞ」
「えぇ、存じています」
ククッと喉を鳴らし、俺の腹にツゥと指を這わせた。
「安心して下さい。これからお見せするのは生物の本能に最も則した姿です。若く瑞々しい健康な肉体の美を、心行くまで堪能させて差し上げます」
言いながら口にひと差し指を添え、「おにぃちゃん」と高めの声質で言った。聞き慣れない呼び名の理由を問い返す間もなく、ポフンと桃色の煙を発生させた。
「なっ、げほ、ごほっ!? 何だこれ?」
むせている内にルルニアの身体が離れ、淡々とした語りが聞こえた。
「危ない物ではありません。この煙を吸った者は魅了の瞳を受けた時よりエッチな気分になるだけです」
「こんなのが無くても俺は……」
「たぶん今のままでは無理だと思います。グレイ……おにぃちゃんの性癖の幅を広げるため、この術は必要な措置なんですよ」
壁の反響音と煙の濃さでルルニアの位置が分からず、手探りしながら扉に背を預ける。むせる度に性欲が高まっていく最中、不意の突風で煙が晴れた。
風の発生源はルルニアの翼だったが、それどころではなかった。目の前には確かにルルニアがいたが、身長が一回り以上も小さくなっていたのだ。
「────おにぃちゃん。はじめまして、だね」
手を後ろで組み、満面の笑みで俺に挨拶をする。幼いルルニアの外見年齢は十歳ちょうどほど、身長は平時の百五十より二十ばかり低かった。
しなやかな肢体は短かく肉づき良く、お腹はぷにっとしている。服は肩からずり下がって落ち、乳首や股のワレメが露わとなる。興奮よりも倫理的な恐怖が湧き上がった。
「あれおにぃちゃん、おちんちん小さくなっちゃったの?」
「さすがに幼過ぎて無理だ! 頼むから元の姿に戻ってくれ!」
「すきでいいって言ったのに、おにぃちゃんうそつきだね」
回れ右で目を背けようとするが、瞳の輝きに囚われた。ルルニアはおぼつかない足取りで迫り、瞳と刻印と煙の相乗効果そり立った俺の陰茎に頬を当てた。
「でもこんなにくるしそうだよ? はやくたすけてあげないと」
「……ぐ、これじゃ俺が犯罪者みたいじゃないか」
「はんざいってなぁに? ルル、むずかしいことよくわかんない」
喋りながら股間をまさぐり、金玉を口に含んでしゃぶる。視線の拘束が外れたことで自由が戻り、とっさにルルニアの頭の両脇を抑えた。が、それは悪手だった。
「ふふふ、おにぃちゃん。だ・い・た・ん、だね」
掴みやすい位置に角があったため、自然とそこを握ってしまった。
慌てて手を離そうとするが、一手早く陰茎を咥えられた。小さな口内の締まりの良さに耐えられず、角を思いっきり腰の方向に引いてしまう。陰茎を喉奥に押し込んでしまった。
「ダメだ、これ……気持ち良すぎ……る」
ポカポカ体温とぬめった唾液の相乗効果で腰が抜けそうになる。射精の高まりを感じた瞬間、涙目で俺を見上げるルルニアの顔が目に入った。
「くそっ!」
体調を崩したルルニアの顔が目に浮かび、本能に抗って陰茎を抜いた。射精の我慢まではできず、精子を頭全体に掛けてしまう。幼い肉体が見る見るうちに白く汚された。
(……口でこれなのに、中で出したらどれだけ)
多幸感の中で最悪の思考が揺らいだ。自己嫌悪に浸っていると、ルルニアが壁に手をついて尻を振った。そして股と太ももの隙間を指で差した。
「苦しいんでしょ? もっときもちよく、なろ?」
「俺はその、今出したばかりで……」
「でもおちんちん、もうはれあがってるよ?」
未成熟な身体で雄を誘う。およそ経験することがない状況に頭がどうにかなりそうだった。朦朧とした意識で背後から脇腹を掴むと、モチモチした柔肌の感触が吸いついてきた。
「…………ふふふっ」
見返りの挑発的な眼差しに思考が飛んだ。陰茎がワレメに向かうが、穴が小さすぎて表面を撫でるに留まる。次いで聞こえたルルニアの嬌声に頭がグラついた。
「ルルニア! ルルニアぁ!」
「ひゃっ、あっ、ひゃふ! ルルって、よんでぇ!」
「ぐっ……く、ルル! 出す、出すぞ!」
二度目なのに一度目と変わらぬ量の射精が起き、ルルニアの腹と壁に精子が飛んだ。
「おにぃちゃん、きもちよかった…………ね?」
また遊ぼうと、無垢な声音で誘われた。
「食事は昼じゃなかったのか? 幾分早いと思うが……」
「えぇ。ですが今したくなりました。ミーレさんがグレイゼルに近づく害虫じゃないのは分かりましたが、それはそれとして独占欲が刺激されてしまいまして」
薬の材料の採取は重労働なため、出かける前は疲れたくはなかった。けれどこの程度の障害で泣き言を言っていては、ルルニアと一緒に暮らすなど不可能だ。
(……これが惚れた弱みか)
俺は男らしく上着を脱ぎ、性に身を投じる意志を示した。
「するのは構わない。だが動けなくなるまで絞り尽くすなよ」
「本当に体型はお任せでいいんですね?」
「いい。身体を重ねるのもこれで五度目だからな、もう慣れた」
ルルニアが相手なら平等に愛せる自信があった。
ズボンを脱ぎ捨てて顔を上げると、含みのある笑みをするルルニアを見た。まるでこれから俺にイタズラでもするようで、次第に嫌な予感が高まってきた。
「待て、誰かが来たら途中でも中断するんだぞ」
「えぇ、存じています」
ククッと喉を鳴らし、俺の腹にツゥと指を這わせた。
「安心して下さい。これからお見せするのは生物の本能に最も則した姿です。若く瑞々しい健康な肉体の美を、心行くまで堪能させて差し上げます」
言いながら口にひと差し指を添え、「おにぃちゃん」と高めの声質で言った。聞き慣れない呼び名の理由を問い返す間もなく、ポフンと桃色の煙を発生させた。
「なっ、げほ、ごほっ!? 何だこれ?」
むせている内にルルニアの身体が離れ、淡々とした語りが聞こえた。
「危ない物ではありません。この煙を吸った者は魅了の瞳を受けた時よりエッチな気分になるだけです」
「こんなのが無くても俺は……」
「たぶん今のままでは無理だと思います。グレイ……おにぃちゃんの性癖の幅を広げるため、この術は必要な措置なんですよ」
壁の反響音と煙の濃さでルルニアの位置が分からず、手探りしながら扉に背を預ける。むせる度に性欲が高まっていく最中、不意の突風で煙が晴れた。
風の発生源はルルニアの翼だったが、それどころではなかった。目の前には確かにルルニアがいたが、身長が一回り以上も小さくなっていたのだ。
「────おにぃちゃん。はじめまして、だね」
手を後ろで組み、満面の笑みで俺に挨拶をする。幼いルルニアの外見年齢は十歳ちょうどほど、身長は平時の百五十より二十ばかり低かった。
しなやかな肢体は短かく肉づき良く、お腹はぷにっとしている。服は肩からずり下がって落ち、乳首や股のワレメが露わとなる。興奮よりも倫理的な恐怖が湧き上がった。
「あれおにぃちゃん、おちんちん小さくなっちゃったの?」
「さすがに幼過ぎて無理だ! 頼むから元の姿に戻ってくれ!」
「すきでいいって言ったのに、おにぃちゃんうそつきだね」
回れ右で目を背けようとするが、瞳の輝きに囚われた。ルルニアはおぼつかない足取りで迫り、瞳と刻印と煙の相乗効果そり立った俺の陰茎に頬を当てた。
「でもこんなにくるしそうだよ? はやくたすけてあげないと」
「……ぐ、これじゃ俺が犯罪者みたいじゃないか」
「はんざいってなぁに? ルル、むずかしいことよくわかんない」
喋りながら股間をまさぐり、金玉を口に含んでしゃぶる。視線の拘束が外れたことで自由が戻り、とっさにルルニアの頭の両脇を抑えた。が、それは悪手だった。
「ふふふ、おにぃちゃん。だ・い・た・ん、だね」
掴みやすい位置に角があったため、自然とそこを握ってしまった。
慌てて手を離そうとするが、一手早く陰茎を咥えられた。小さな口内の締まりの良さに耐えられず、角を思いっきり腰の方向に引いてしまう。陰茎を喉奥に押し込んでしまった。
「ダメだ、これ……気持ち良すぎ……る」
ポカポカ体温とぬめった唾液の相乗効果で腰が抜けそうになる。射精の高まりを感じた瞬間、涙目で俺を見上げるルルニアの顔が目に入った。
「くそっ!」
体調を崩したルルニアの顔が目に浮かび、本能に抗って陰茎を抜いた。射精の我慢まではできず、精子を頭全体に掛けてしまう。幼い肉体が見る見るうちに白く汚された。
(……口でこれなのに、中で出したらどれだけ)
多幸感の中で最悪の思考が揺らいだ。自己嫌悪に浸っていると、ルルニアが壁に手をついて尻を振った。そして股と太ももの隙間を指で差した。
「苦しいんでしょ? もっときもちよく、なろ?」
「俺はその、今出したばかりで……」
「でもおちんちん、もうはれあがってるよ?」
未成熟な身体で雄を誘う。およそ経験することがない状況に頭がどうにかなりそうだった。朦朧とした意識で背後から脇腹を掴むと、モチモチした柔肌の感触が吸いついてきた。
「…………ふふふっ」
見返りの挑発的な眼差しに思考が飛んだ。陰茎がワレメに向かうが、穴が小さすぎて表面を撫でるに留まる。次いで聞こえたルルニアの嬌声に頭がグラついた。
「ルルニア! ルルニアぁ!」
「ひゃっ、あっ、ひゃふ! ルルって、よんでぇ!」
「ぐっ……く、ルル! 出す、出すぞ!」
二度目なのに一度目と変わらぬ量の射精が起き、ルルニアの腹と壁に精子が飛んだ。
「おにぃちゃん、きもちよかった…………ね?」
また遊ぼうと、無垢な声音で誘われた。
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